栗田艦隊航海日誌

戦争とプラモと映画で頭が侵されてしまった人のブログ

第三回プラモデル紹介:エフトイズ・コンフェクト 1/144 ウイングキットコレクション VS5 「A-25A シュライク」

2017-01-26 01:22:46 | プラモデル
今回はエフトイズ・コンフェクトから販売されている食玩プラモデル、1/144スケール 「ウイングキットコレクション VS(バーサス)5」の紹介だ。
このキットは日本海軍の第二次大戦末期の艦上攻撃機「流星 11型」と、アメリカ海軍の偵察爆撃機「SB2C-4 ヘルダイバー」のいずれか一つの機体が付属している。
エフトイズのバーサスシリーズは、日米両軍の同時期・同種の航空機を組み合わせて塗装済み半完成キットとして販売している。
1/144スケールと小さなスケールの食玩だが、キットの設計、塗装ともにクオリティは高く、価格も500円程とリーズナブルである。



付属の機体の一覧表。
流星11型は「第752航空隊 攻撃第5飛行隊」所属機(二種存在)、「愛知航空機」所属機、「海軍航空技術廠」所属の増加試作機の計4種の仕様が存在する。
SB2C-4 ヘルダイバーは「アメリカ海軍第3爆撃飛行隊 空母ヨークタウン」所属機、「アメリカ海軍第85爆撃飛行隊 空母シャングリラ」所属機、「アメリカ海軍第84爆撃飛行隊 空母バンカーヒル」所属機、「アメリカ海軍第83爆撃飛行隊 空母エセックス」所属機、「アメリカ陸軍第13戦闘飛行隊 A-25A シュライク」の計5種が存在する。
「A-25A シュライク」とは、アメリカ陸軍航空隊に採用されたSB2Cで、900機ほどが生産されたが、その多くはアメリカ海兵隊で使用され、陸軍機として使われることは無かったようだ。



中身。開封してみた結果、先ほど紹介した「A-25A シュライク」が入っていた。
ちなみにキットと一緒に写っているフィギュアは、グッドスマイルカンパニー ねんどろいどぷち ガールズ&パンツァー 「秋山優花里」。台座まで含めた全長は約6.4cm、台座込みでの幅が約2.9cm程なので、大きさ比較になるかもしれない(?)。



早速組み立ててみた。このキットには飛行機を立てるスタンドが付属しているので、スタンドに載せて飾ってみた。
ねんぷちのフィギュアと比較するとスタンドの高さがわかるかもしれない。スタンドは角度を変える事が可能。
キットは主脚を格納した飛行状態か、主脚を出した着陸状態のいずれかを選択できる。
接着剤必須ではないので、接着剤無しでも組む事は可能だが、小さい部品は接着剤無しでは取り付けにくい。コニシのボンドGクリヤーなどのゴム系接着剤を爪楊枝の先につけて接着するのが望ましい。
ゴム系接着剤が無ければ瞬間接着剤でも可能だが、写真に写っている胴体部分のアンテナや左翼のピトー管のように接着面が白化してしまうので要注意。特に透明な部品は瞬間接着剤を使用すると曇ってしまうので使用はNGだ。
制作中にピトー管を取り付ける最中に部品が折れてしまったので瞬間接着剤で応急処置を施したが、瞬間接着剤を多用した結果接着した部分が太くなってしまった。
ピトー管などの小さい部品の取り付けにはピンセットの使用が望ましい。部品の紛失にも注意しよう。



スタンド無しの着陸状態。SB2Cは同時期の日米両軍の同種の機体と比べるとずんぐりむっくりなスタイルで少々不恰好だが、こうした角度から見ると魅力的な機体にも見える。
SB2Cはその設計故に安定性不足で乗組員から不評であったが、防弾性と爆弾搭載量が優れていた事と、登場時にアメリカ軍の戦局が好転していた事が幸いし活躍を遂げる事ができた。



シュライクの後部アングル。シュライクの着艦フックは陸軍には不要なので廃止されていたとの事だが、説明書の指示通り組み立てた。
余談ながら、A-25Aの愛称の「シュライク」とは「モズ科の鳥の総称」を意味する。



機体の風防は接着せずに取り外し可能な状態にした。
内装は小さいながらも細かく再現しており、後部の機銃座なども省略されずに再現している。
胴体は左右分割式だが、接着が不十分だったのか分割線が生じてしまった。
接着する際は目玉クリップや洗濯バサミなどで抑えておくと良い。



機体下面。爆弾槽も主脚同様に開閉状態を選択できる。
爆弾のパーツも付属しており、爆弾槽の部分も細かく再現するなど、こだわりを
感じる設計だ。


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