ゴールデンウィーク中は久しぶりにプラモデルの制作に励んでいた。
GWの終わりには間に合わなかったが、昨日になってようやくプラモデルが一つ完成した。
ハセガワが1/72スケールのD帯で出している、MiG-25 フォックスバット。
MiG-25はソ連のミグ設計局によって生み出された高速迎撃戦闘機で、マッハ3もの最高速度を出す事が可能であった。
「フォックスバット(Foxbat)」とは北大西洋条約機構(NATO)が付けたコードネームで、キットの名称もNATOのコードネームが用いられている。「Foxbat」は「オオコウモリ」という意味だそうな。
本キットのMiG-25の正式な型式名は最初の量産型である「MiG-25P(МиГ-25П)」で、NATOコードネームでは「フォックスバットA」であった。本記事では両方を併記している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/1a/970733ea7077ff6bd24b0fb0db2816ce.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/94/cf60f256daf98378f99135a0ba7bfc29.jpg)
まず機体だが、1/72スケールでも全体的に大きい。
撮影の背景に用いている画用紙はA4程の大きさのはずだが、機体のサイズがあまりにも大きいので画用紙に中々収まりきらず、撮影には苦労した。
収納にもスペースを多く食ってしまうので困ったものだ。
実機はアメリカのF-15戦闘機などよりも大きいので、1/72でここまで大きいのは当然かもしれない。
ちなみにMiG-25が開発されるきっかけとなったアメリカのXB-70ヴァルキリー超音速爆撃機の模型を、私は某展示会で一度目にした事があるが、同じ1/72スケールのはずなのにMiG-25よりもはるかに巨大で、とりわけ全長が非常に長かったので驚かされた記憶がある。
キットは近所の模型店で購入して以降だいぶ長い間積んでいた物なので、今回完成出来たのは大変嬉しかった。
塗装はほぼキットの塗装指示通りに仕上げた。機体色は水性ホビーカラーのH1ホワイトとH75ダークシーグレーを混ぜ、機首のノーズなどの暗いグレーの部分はH12つや消しブラックとH53ニュートラルグレーを混ぜて筆塗りで仕上げた。
しかし塗装面積の広いジェット戦闘機に筆塗りはやはり難しく、塗装のムラが目立ってしまったのは残念だ。
機内色はH53ニュートラルグレーで塗ったが、実機の機内色はかなり異なった色のようで、実機に忠実な塗装をする場合は注意が必要だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/16/aaf591b7602c86fe7fb34e3871d1b72f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/74/6e6d438e182f770d5a91defa2ae0431a.jpg)
キットのデカールは、1976年9月6日に亡命を求めて函館空港に強行着陸したソ連国土防空軍のヴィクトル・ベレンコ中尉が搭乗していた機体の仕様だ。
ベレンコ中尉による強行着陸事件は後に「ベレンコ中尉亡命事件」と呼ばれ、この事件を機にMiG-25の機密情報がアメリカ側に漏れ、ソ連はMiG-25の搭載機材の大幅な改良を迫られた。
このキットは事件の直後に発売され、この事件を機に売り上げが爆発的に増加したという。
1970年代後半に発売されたキットなので、バリが酷く部品の噛み合わせも良くないが、スタイルは見事にかっこよく仕上がっている。
デカールは経年劣化のせいかお湯につけると一部が破けてしまったが、なんとか全て貼ることに成功した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/9e/a749b8eb3a29a7235fc99d2a1cd17763.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/bd/18ee6b3acc8b9382740c52ee28d77854.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ba/064593610e0fb9fd82beb87f434416cf.jpg)
MiG-25の兵装のR-40ミサイル。
ミサイル後部はMiG-25の機体色、前部はつやありの黒で塗ったが、実際のミサイルの塗装とは正確ではない可能性もある。
亡命時の機体は訓練目的で飛び立っていたためか、ミサイルは積んでいなかったようだ。
ジェット戦闘機のキットはやはりこうした兵装があるとよりかっこよく見えるものだ。
キットを組んでいて思ったが、F-15より古い設計で目立った戦果は残していない機体ではあるが、私にとってMiG-25はやはり魅力的な機体である事に変わりはない。
GWの終わりには間に合わなかったが、昨日になってようやくプラモデルが一つ完成した。
ハセガワが1/72スケールのD帯で出している、MiG-25 フォックスバット。
MiG-25はソ連のミグ設計局によって生み出された高速迎撃戦闘機で、マッハ3もの最高速度を出す事が可能であった。
「フォックスバット(Foxbat)」とは北大西洋条約機構(NATO)が付けたコードネームで、キットの名称もNATOのコードネームが用いられている。「Foxbat」は「オオコウモリ」という意味だそうな。
本キットのMiG-25の正式な型式名は最初の量産型である「MiG-25P(МиГ-25П)」で、NATOコードネームでは「フォックスバットA」であった。本記事では両方を併記している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/1a/970733ea7077ff6bd24b0fb0db2816ce.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/94/cf60f256daf98378f99135a0ba7bfc29.jpg)
まず機体だが、1/72スケールでも全体的に大きい。
撮影の背景に用いている画用紙はA4程の大きさのはずだが、機体のサイズがあまりにも大きいので画用紙に中々収まりきらず、撮影には苦労した。
収納にもスペースを多く食ってしまうので困ったものだ。
実機はアメリカのF-15戦闘機などよりも大きいので、1/72でここまで大きいのは当然かもしれない。
ちなみにMiG-25が開発されるきっかけとなったアメリカのXB-70ヴァルキリー超音速爆撃機の模型を、私は某展示会で一度目にした事があるが、同じ1/72スケールのはずなのにMiG-25よりもはるかに巨大で、とりわけ全長が非常に長かったので驚かされた記憶がある。
キットは近所の模型店で購入して以降だいぶ長い間積んでいた物なので、今回完成出来たのは大変嬉しかった。
塗装はほぼキットの塗装指示通りに仕上げた。機体色は水性ホビーカラーのH1ホワイトとH75ダークシーグレーを混ぜ、機首のノーズなどの暗いグレーの部分はH12つや消しブラックとH53ニュートラルグレーを混ぜて筆塗りで仕上げた。
しかし塗装面積の広いジェット戦闘機に筆塗りはやはり難しく、塗装のムラが目立ってしまったのは残念だ。
機内色はH53ニュートラルグレーで塗ったが、実機の機内色はかなり異なった色のようで、実機に忠実な塗装をする場合は注意が必要だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/16/aaf591b7602c86fe7fb34e3871d1b72f.jpg)
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キットのデカールは、1976年9月6日に亡命を求めて函館空港に強行着陸したソ連国土防空軍のヴィクトル・ベレンコ中尉が搭乗していた機体の仕様だ。
ベレンコ中尉による強行着陸事件は後に「ベレンコ中尉亡命事件」と呼ばれ、この事件を機にMiG-25の機密情報がアメリカ側に漏れ、ソ連はMiG-25の搭載機材の大幅な改良を迫られた。
このキットは事件の直後に発売され、この事件を機に売り上げが爆発的に増加したという。
1970年代後半に発売されたキットなので、バリが酷く部品の噛み合わせも良くないが、スタイルは見事にかっこよく仕上がっている。
デカールは経年劣化のせいかお湯につけると一部が破けてしまったが、なんとか全て貼ることに成功した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/9e/a749b8eb3a29a7235fc99d2a1cd17763.jpg)
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MiG-25の兵装のR-40ミサイル。
ミサイル後部はMiG-25の機体色、前部はつやありの黒で塗ったが、実際のミサイルの塗装とは正確ではない可能性もある。
亡命時の機体は訓練目的で飛び立っていたためか、ミサイルは積んでいなかったようだ。
ジェット戦闘機のキットはやはりこうした兵装があるとよりかっこよく見えるものだ。
キットを組んでいて思ったが、F-15より古い設計で目立った戦果は残していない機体ではあるが、私にとってMiG-25はやはり魅力的な機体である事に変わりはない。
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