奪取した特殊ヘリに爆弾を仕掛け、
原発上空でホバリングさせ、日本中の原発停止をしなければ
ヘリを墜落させると脅迫するテロリスト
人質は日本国民
目的は原発の停止
1998年に発表されたこの作品が今年映画化される。
今、読むからこその衝撃がある。
きっと刊行当時に読むのと、2011年以降に読むのでは
感じ方が全然違うんだろうな。
犯人が警察に護送されるときに、小さな声でつぶやいた
「落ちた方がよかった。そのことにいずれみんな気が付く」っていう
最後のセリフに寒くなった。
![]() |
天空の蜂 (講談社文庫) |
講談社 |