私のサイトは自殺サイトではありません。
自殺幇助をするつもりもありません。
それなのに、どうしてここで私が自殺を取り上げようと思ったのか。
それは、常に私の頭の片隅に「死」というものが存在しているからでしょう。
しかし、自殺というものに関して、私でなくては語れない部分がきっとあるはずです。
ですので、どうぞ、お付き合い下さいませ。m(_ _)m
私は、自殺というものを語る前に、「どうせどこかからの情報の寄せ集めだろう」というような甘い考えを皆さんに捨ててもらう為に、まず告白をします。
私は自殺の経験があります。
本当に何もかもを捨てて、楽にひとりきりでなろうとしました。
本当に心の底から苦しみ抜いた結果でした。
しかし、その苦しみは誰が測る事が出来て、どれほど理解してくれたと言うのでしょうか。
人の苦しみは結局、神様にしか測り知ることが出来ないものなのです。
人間である我々は、どうにかそれを、憶測という想像で共感するしかないのです。
他人は私の決意による行為について、やはり勝手な事を言いました。
「あなたはずるい」
「人の気も知らないで」
しかし、私の家の中には、やはり真理はありませんでした。
ずっと捜し求めていたはずの人生を生き延びる為の答えが見つからなかったのです。
そして、それらは、家族にとっては単なる迷惑でしかなかったのです。
私の家では「普通に与えられるはずの幸せ」が、欠如していたのです。
家から逃れる為に恋愛に逃げて、結果的に傷つけられて、私はひとりになった。
生きる為だけに必死になって、手首は傷だらけになった。
上手く世の中を渡れなくて、私は常に生きる事への不安と恐怖とを抱えていました。
「もっと上手くやんなよ」
「もっと要領良くやんないから、そういう目に遭うんだよ」
そんな当たり前の言葉は、もう今まで何度も聞いて来ました。
私が望んでいたのは、本当は大したものじゃなかったんです。
私をぶたないで。
私の事を認めて。
生まなきゃ良かったなんて、言わないで。
何の役にも立たない、不良品だなんて言わないで。
私の事をお説教する時に聞こえよがしにネタにしないで。
しあわせ。
それが私が望んだ、たった一つの目に見えないものでした。
それを追い求めて、何もかもに否定的になる家族を前にしていたけれど、疲れたのです。
この世にきっと、神様はいるだろうと思ってはいたけれど、この世には悪い人間だっている。
どうしてこんなに辛い思いを自分だけが味あわないとならないのだろうかと苦しみました。
誰かを好きになること。
私は必要とされて生まれて今に至るという喜びを噛み締めること。
自分が自分として、この世に生を受けたこと。
自分の人生として、「ある程度の普通」を家族に望んでも構わないこと。
そう、それらは決してわがままなんかじゃなかったんです。
私はずっと、女の子らしく扱われたかった。
私はずっと、家族の一員として大切にされたかった。
恋人にも、家族にも。
なのに、なのに、なのに・・・。
前日、私と当時の彼は口論をしました。
ほんのつまらない些細な内容だったのですが、私は頬をひっぱたかれました。
そして、「リストカットだって、同情されたくてやってるんだろう!」と言われました。
思い切り泣きました。こんな身体なんか要らない、今すぐ死にたいと思いました。
家族にも必要として貰えない、欝病で働くことすら難しい今、彼だけが全てでした。
なのに、私は鬱と無気力の狭間でもがきながら、苦しみながら、家の外から東京へと出て行ったりしていました。
それも彼が連れ出してくれていたからだとも言えるのですが。
不思議な事にその相手の前で私は手首を切る事が出来たのです。
何かが、私の中で欠けていたのです。満たされませんでした。
一緒にどうにか、幸せになってゆきたい人だったのに、彼にとっては私は大切な存在ではなかったのです。
病気だから、それでも好きだから、女だから、だから傍に居させてくれただけです。
私はもう、生きる気力をその恋だけでどうにか支えていました。
しかし、もう何も解ってくれてなどいなかった。
そして、もうこの世界の何処に行ったとしても、家族は好き勝手に私の事を言うだろうし追いかけてくるだろうと思ったら、閉塞感を感じたんです。
死にたくなることはありましたが、死のうと思ったことは、それまではなかったんです。
どうにかしてでも生きようとする為に私は通院していましたし、リストカットもしていたんです。
そうでもしていないと、私は何のために生きているのかが解らなくなりそうだったんです。
リストカットは、ある意味で「また生きる為の試み」「自分を慰める術」なのです。
でも、もう死のう、もうこんなつまらない世界でこんな事にいつまでも悩んで苦しむことなんかない、死んでしまおうと思いました。
天国に行けたなら、きっと運が良ければお兄ちゃんがいるはずです。
言葉を交わすことが、初めて出来るはずです。
(母は彼を兄だとは呼ばせたくないので、これを見たら怒るはずです。)
そして、全てを見つめ続けていた神様にだって、きっと会える。
そうしたなら、私は激しく神様を罵倒してしまうかもしれないけれど、神様はきっとそれを優しく聞いて受け止めてくれそうな気がしたのです。
甘かったのかもしれません。
しかし残念ながら、私にはもう残された未来への突破口がありませんでした。
私は次の日に泣きながら、薬を吐きそうになりながら飲めるだけ飲みました。
前日から薬を飲めるように死ぬ準備をしていたからです。
とてもその日はよく晴れていた日で、家に鍵をかけて、部屋にとじこもっていました。
私は、自分がどれほどの悲しみを蓄積させて生きてきていたのかを、やっと自分が自分を殺めることで楽になろうと言う時に実感したのです。
本当は泣いて、泣いて、楽になってしまえたなら良かった。
しかし、どうして「泣いても何も変わらない」なんて言葉があるんでしょう。
私は嗚咽しながら、飲むしかないのであろう薬を飲み、そして考えていました。
次は、きっと次は、神様がこれを許してくれたなら、幸せになりたいなあ。
でも、すぐは転生出来なくてもいいや。
疲れちゃったな。
神様、あなたは私の事を嫌いだったの?
この世界に、生まれてもいけなかったの?
あのね、最後のお願いがあるの。
生きている最後のお願いだよ。
神様が、もし忙しすぎて会えなくてっていうなら、きっと私は泣くだろうけど。
天使が現れてくれたなら、ぜひ私に言って欲しい言葉があるの。
「生きていて良かったんだよ」
「辛かったね」
「あなたが大切よ」
「私たちはあなたのことを、大切に思っているし愛しているのよ」
「愛しているわ、あなたのことを」
そして。
「そんなに自分を追い詰めて傷つける必要なんか、どこにもなかったのよ」
「苦しみ過ぎてしまったね」
本当は地上で聴きたかった言葉と気持ちを、求めた。
私は、それを聴いて、抱きしめられたならば、きっと泣き崩れる。
しかし、この世界はあまりにおかしくて残酷で冷たかった。
だからこそ、私は自殺者を理解することが少しは出来る。
止められるものなら、止めてあげたい。
しかし、私は、また何もかもを失ってしまったなら、今まで生きたけれど、死んでしまうだろう。
でも、そうしてしまったら、ここを見てくれる人や支えてくれている家族以外の人間や、相談者の皆に合わす顔がないから生きている。
私だって、本当に弱い生き物だよ。
つまり、そういうことなんだ。
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