優しい見方

調子がいいと

見落としがちなところ

そんなところに

目が行くのが

日々からの

贈り物

落ち込むことは

普段見えないものが

見えること

そのとき

見たものを

優しい見方に

そっと

方向転換

時に

挫けそうな日は

まあ

お茶でも

飲みましょう…

よろこび

秋になると

あなたは

散歩しながら

どんぐりを

探す

わたしは

夕空ばかり

見てるから

会話は

特に

合わないけれど

秋の中に

いる

よろこびは

同じ

紅茶をまえに

時々

こころを

緩めて

紅茶と向き合う

めがねが

曇る

曇る

曇ったレンズから

見る世界は

ぼんやり

で

よく見えないことが

優しいと

思える日も

ある

今夜は

特に

曇る

曇る

あったかい

から

きっかけ

金木犀の微かな香り

街が香りを

纏う

木々が微かに

色づく

この街を

好きになった

きっかけは

空が綺麗だった

から

蝶

蝶は

ひらひら

垣根を越える

あっちの草むら

こっちの庭

いいところで

ひと休み

縄張りを持つ

生き物さえ

蝶は

平気

見てると

なんだか

不思議になる

とまる

ところで

絵になるから

さ