そんな一日

何年ぶりに

昼まで

寝てしまった…


カーテン越しの

光は暖かい


起きて

チョコレート一粒


もうすぐ主人が

おにぎりを買って

帰ってくる


そんな一日も

いいだろう



午後からお稽古。
行ってきます（＾＾）

今夜

雨が上がって

夜の街は

澄んでいる


知らない街の

喫茶店で


ピアノの演奏を

聴いていたら


こころが

温かくなった…


すっかり

白くなった

こころの窓に


大きな

にっこり

指で描いた…


夜の街は

澄んでいる

夜の町

夜の町は

不思議


見えないものが

見えてきて


見えるものが

見えないから



穏やかな

時間…


少し冷えた肩に

掛けられた

カーディガンのよう



夜の町は

素敵


見えないものが

見えてきて


見えるものが

見守るから

欲しいもの

子供の頃は

友達のおもちゃを


欲しがったり

欲しがられたり…


そんな時は

一緒に遊んでいた


大人になってからは

欲しいものを

手に入れることは

難しくなった


けれど

思いやりを育んだ

あの頃が

ひょっこり顔を出す


子供の頃の

澄んだ瞳


そんな瞳も

今では

不純物が多くなった


でも

そんな不純物は

鋭い光を

柔らかくしてくれる


歳を重ねる

愛しさと

眼差しと…


ほんのちょっと

欲しいものがある現実

コンパス

ほんの小さなことで

自分を取り戻す


夜のベンチ

雑誌とコーヒー


夜のカフェは静かで

落ち着く


結婚して

お洒落もしなくなって


ふと気づくと

途方もなく


周りがキラキラ

見えて…


自分のものさしを

持ってる人は

素敵


わたしは

尖った針で


円を描こうと

している…