008/09/30
やっと晴れました
本日、加藤・有村・中村さんがC1入りし、6675mの前衛峰にいたる尾根の取り付 きまで、偵察を行いました。 この前衛峰攻略が、前半戦のカギとなります。
本日、ザリ村に入ってから初めて、東峰から主峰までの主稜線がくっきりと見えまし た。 上部行動開始にふさわしい、すばらしい天気です。
ここABC(いろいろ混乱してますが、ザリ村をBC、こちら5350mをABCと統一しま す。)は、人数が減ったこともあり、静かな一日です。 Bチーム高橋・桜井・三戸呂 は、明日のC1入りを控え、洗濯や洗髪をしてすごしました。
今日はキッチンスタッフものんびりすごしています。 キッチンボーイのウッキー君 (25歳)も、いつになく幸せそうな笑顔を振りまいています。 彼は水汲みに食器 洗いに実によく働いてくれています。
ここABCは、南にクーラカンリ主峰、北側にはチベットの大地を見渡す別天地です。 チベットの碧空はどこまでも澄み、そしてでかい!
高橋和弘
投稿日 2008/09/30 | リンク用URL | コメント (35)
2008/09/29
本日はBC停滞
予定では昨日に続いて民工によるC1への荷揚げを行う予定でしたが、昨夜から積 雪との天気予報だったため、民工の靴では足元が滑って荷揚げは無理だろうとの判断 で、本日は全員BC停滞となりました。
停滞日の過ごし方は、各自それぞれ…。 ちょっと周りの隊員にきいてみたとこ ろ、たっぷり眠って体を休めたり、近くを散策したり、以前にクーラカンリ登山をし ている東海大隊の資料を眺めたり、個装の再チェックをしたりしてすごしたそうです。 ちなみに高橋隊長は、上部キャンプの荷揚げ資料作成&ヨガの呼吸法で精神統一して 過ごしたそうです。
今日のお昼御飯は、日本から持ってきたお好み焼き。三戸呂隊員がコックのトウさ んを指導して作ってくれました。オタフクソース、マヨネーズ、青海苔、かつおぶし でトッピングして、久々の日本の味を楽しみました。
明日は、Aチーム(加藤、有村)プラス中村さんが民工の荷揚げに同行して、その ままC1入りします。 (志賀)
投稿日 2008/09/29 | リンク用URL | コメント (4)
2008/09/28
雪化粧のABC
みなさんお元気ですか、さる9月24日、標高5350mクーラ(仮称)氷河の舌端にABC建 設、一夜明けたABCはうっすらと雪化粧(写真を見てください)、日本のライチョウ の2倍の大きさはあろうかというヒマラヤのライチョウが「キュウエー」と奇妙な声 をあげながら飛びかっていました。(残念ながら写真撮れず、次回乞う期待) ABC のコックは中国のトウさん、なかなの腕前です。粉をこねて肉まんを作ってくれまし た。(トウさんの写真紹介します) 登山は昨日、C1(5900m)へのルート偵 察を終え、(私は往復10時間、へとへと)本日高橋隊長他、地元の青年たち6人によ る荷揚げも始まりました。 そして、加藤登攀隊長を中心にクーラカンリ未踏の北稜 へのルート開拓がまもなく始まります。では、次回までみなさん再見。(9月28日、 中村進)
追伸:ロッテファンの有村隊員が、「ロッテはどうなってますか」とのことです。宜 しくお願いします。
投稿日 2008/09/28 | リンク用URL | コメント (3)
2008/09/27
C1偵察
こんばんは。
本日は、全隊員でC1予定地の偵察をして参りました。 C1までの道のりは終始ガレ 場歩きであり、この往復には自分以外の隊員数名も少々疲れ気味です。
しかし一時的にではありますが、これまで雲に隠れていた東峰、中央峰が姿を見せて くれました。 間近で見るその雄大さに、隊員一同士気を高められました。
C1予定地到着後、まず最初に目指す北稜までのルートを確認しましたが、本日の時点 では様々な意見が飛びかっておりました。 その最中、北壁で雪崩が起きてヒヤリと もしましたが・・・。 特に自分は、標高と共に、危険も高まってくることを自覚せ ねばなりません。
自分はABCから標高が500m違うだけで、ひどい高度障害になりました。 何もせずにい ても1500m走をしているようで、幕営予定地の整地中は目を回してしまいました。 昨 日まで自分に「むくみがひどい」と言っておられたドクターの志賀先生にも、帰幕後 は「やけに頬がこけている」と言われる始末。 高度障害に振り回されております。 C2では、1500mが800mくらいになるのでしょうか。 ここで気合を入れ直さなければな りません。
今後、一層気を引き締めなければならない行動が続きます。 引き続き先輩方に全力 でついていき、少しでも役立てるよう努めます。
三戸呂
投稿日 2008/09/27 | リンク用URL | コメント (4)