原発と被爆者ホームレス
大昔に読んだ週刊誌の記事であるからどこまで信用していいのかわからない。雑誌名を失念した(ことにしておく)が、その頃興味深く社会記事を読んでいたのは若者向きの一誌しかない。
うろ覚えであるが、内容をかいつまんで書くとこんなことだったと思う、と書こうと念のためにグーグル検索で「原発 ホームレス」としてみると似たような記事がいっぱい出てきた。
いゆわゆる使い捨て原発労働者という立場で働くホームレスのルポを週刊誌で読んだのはもう20年くらい前だったとような気がする。
つまり、ホームレスなら一度に許容量の数年分とかの高い放射能を浴びても”彼らは一回きりだから”という理由で”安全”と決めつけられていたというような記事だったと思う。
実際は会社側に都合のいい彼らを会社が離す訳も無く、放射能が原因と思われる症状が出ているという報道だった。
それが今では安い外国人労働者にまで広がっているというネットの噂も見受けた。
東京電力は情報隠蔽体質という話はよく聞くが、枝野官房長官が「東電に情報出させる」と発言したことで明確になった。
今回の原発事故のある程度をおいた期間の事後に何か起こるのか起こらないのかはまだ想像もつかないが、身体で言えばチェルノブイリ原発事故では5年後に子供たちの甲状腺に異常が多発したという報道を耳にした。
ヒバクシャという、最初の被爆者は記録が有る限りマリー・キューリーだろう。もっともそれ以前の錬金術師とか、医者がいたかもしれないが明らかな記録を私は知らない。
原爆による最初の被爆者は、ネバダ砂漠の原爆実験に駆り出された米国兵士だろうし、実戦で使われ被爆者になった方々は書くまでもない。
原子力発電所と被爆者、我々はこの先コントロールできるのだろうか。