以前、トウガタカニモリの沖縄方面の型の記録を、ここで紹介しましたが、昨年から目撃されているメオニノツノガイの南方型について紹介します。
と言っても、そう大きな差があるわけではないのですが、今まで採れている物とは、少し感じが違っているのです。
串本周辺で見つかるメオニノツノガイは、下の画像の貝で、瘤列のおとなしい感じのものです。

Cerithium echinatum Lamarck 1818
オニノツノガイ科 メオニノツノガイ
串本町田並産 生貝個体 48.7㎜ 2008年採集
こちらで採れる貝としては、ほぼ最大級の大きさで、十分老成しています。
棘列は、やや小さめで、細かく出てきます。
これに対して、沖縄で採れた物を比較してみますと、

Cerithium echinatum Lamarck 1818
オニノツノガイ科 メオニノツノガイ
沖縄県国頭村産 生貝個体 48.7㎜ 2009年採集
串本の物と同じ大きさで、少しだけ瘤列が粗い印象を受けます。
手持ちの外国産を見てみると、

Cerithium echinatum Lamarck 1818
オニノツノガイ科 メオニノツノガイ
インドネシア、サンギヘ島産 生貝個体 41.7㎜ 2010年採集
瘤列はもっと疎らになり、大きくなります。
少しずつ南に向かって、瘤列が少なくなって大きくなる傾向にあるように思います。
ここで気になっているのが今回採れたものです。

Cerithium echinatum Lamarck 1818
オニノツノガイ科 メオニノツノガイ
串本町有田産 生貝個体 42.2㎜ 2015年採集
明らかに今まで採れていた貝とは、瘤列の大きさも数も違ってきています。
この個体が採れた所には、同じ特徴の物がいくつもあったと聞いていますので、この個体だけの特徴ではなさそうです。
このような特徴の貝が採れている事は、以前のトウガタカニモリの例と同じ事が考えられるのではないかと思い始めています。
まだ、小さな特徴の違いの範囲だと思いますが、個数を確認していくうちに解決できると思います。
と言っても、そう大きな差があるわけではないのですが、今まで採れている物とは、少し感じが違っているのです。
串本周辺で見つかるメオニノツノガイは、下の画像の貝で、瘤列のおとなしい感じのものです。

Cerithium echinatum Lamarck 1818
オニノツノガイ科 メオニノツノガイ
串本町田並産 生貝個体 48.7㎜ 2008年採集
こちらで採れる貝としては、ほぼ最大級の大きさで、十分老成しています。
棘列は、やや小さめで、細かく出てきます。
これに対して、沖縄で採れた物を比較してみますと、

Cerithium echinatum Lamarck 1818
オニノツノガイ科 メオニノツノガイ
沖縄県国頭村産 生貝個体 48.7㎜ 2009年採集
串本の物と同じ大きさで、少しだけ瘤列が粗い印象を受けます。
手持ちの外国産を見てみると、

Cerithium echinatum Lamarck 1818
オニノツノガイ科 メオニノツノガイ
インドネシア、サンギヘ島産 生貝個体 41.7㎜ 2010年採集
瘤列はもっと疎らになり、大きくなります。
少しずつ南に向かって、瘤列が少なくなって大きくなる傾向にあるように思います。
ここで気になっているのが今回採れたものです。

Cerithium echinatum Lamarck 1818
オニノツノガイ科 メオニノツノガイ
串本町有田産 生貝個体 42.2㎜ 2015年採集
明らかに今まで採れていた貝とは、瘤列の大きさも数も違ってきています。
この個体が採れた所には、同じ特徴の物がいくつもあったと聞いていますので、この個体だけの特徴ではなさそうです。
このような特徴の貝が採れている事は、以前のトウガタカニモリの例と同じ事が考えられるのではないかと思い始めています。
まだ、小さな特徴の違いの範囲だと思いますが、個数を確認していくうちに解決できると思います。