本書に書かれているのは現代物理学が抱えている諸問題、理論物理学者として著者が抱えているジレンマである。 . . . 本文を読む
本書は学部生を想定して書かれていることもうれしい。著者によると「量子力学と特殊相対性理論の基礎を学んだ(理工系の学部3、4年生レベル)の人が読みこなせる」ことを念頭においたという。わかりやすさを優先したため、ボリュームが多くなり、内容を二分冊に分け、非可換ゲージ場の量子化と摂動論の定式化が続刊で解説することになった。 . . . 本文を読む
素粒子物理学の基礎である「標準理論」で説明できない現象を捉えたと、米フェルミ国立加速器研究所が7日、発表した。理論物理学者の大栗先生が「バランスの取れたよい解説だと思う」と評価していた英文記事を和訳してみた。 . . . 本文を読む