ブログを読んでいただいている「はやぶささん」から以下の2つの番組のことをご連絡いただいたので告知しておこう。はやぶささん、ありがとうございました。
NHK BSプレミアム
10月12日(月) 午後3時~4時30分(2009年7月7日の番組の再放送)
ハイビジョン特集「物理学者 がんを見つめる 戸塚洋二 最後の挑戦」
番組内容:「ノーベル物理学賞に決まった梶田隆章さんの恩師が、7年前にがんで亡くなった戸塚洋二さん。死の直前まで宇宙の誕生と自らの病を分析し続けた戸塚さんの半生を描く。」
NHK BSプレミアム(再放送)
10月15日(木) (水曜深夜) 午前0時~1時
コズミックフロント☆NEXT「反物質 宇宙のロストワールド」
番組内容:「今年のノーベル物理学賞の受賞理由となった『ニュートリノ振動』を用いた地下実験に密着。私たちはなぜ存在するのか?宇宙究極の謎のカギを握る反物質に迫る。」
http://www.nhk.or.jp/space/cfn/151008.html
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10月12日(月) 午後3時~4時30分(2009年7月7日の番組の再放送)
ハイビジョン特集「物理学者 がんを見つめる 戸塚洋二 最後の挑戦」
番組内容:「ノーベル物理学賞に決まった梶田隆章さんの恩師が、7年前にがんで亡くなった戸塚洋二さん。死の直前まで宇宙の誕生と自らの病を分析し続けた戸塚さんの半生を描く。」
NHK BSプレミアム(再放送)
10月15日(木) (水曜深夜) 午前0時~1時
コズミックフロント☆NEXT「反物質 宇宙のロストワールド」
番組内容:「今年のノーベル物理学賞の受賞理由となった『ニュートリノ振動』を用いた地下実験に密着。私たちはなぜ存在するのか?宇宙究極の謎のカギを握る反物質に迫る。」
http://www.nhk.or.jp/space/cfn/151008.html
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どういたしまして!
実は自分も研究している標準理論ですが、根本的概念が本当に完全に正しいのかどうか確信が持てないでいます。
(最初の)単純な標準理論ではニュートリノに質量がないとされていますが、今年のノーベル物理学賞の対象となった実験でニュートリノに質量があることが確認されています。
さらに、2013年の物理学賞であるヒッグズ粒子の発見は、標準理論によって予言された素粒子ですが、この発見が本当だったのかどうも、実は疑わしいのです。
昨今では、ヒッグズ粒子が素粒子でなく、本物の素粒子の集合で構成された複合粒子ではないかという説があります。
http://tocana.jp/2014/11/post_5213_entry.html
以下のサイトでも説明されているように、ヒッグス粒子が、より根源的なテクニクォークと呼ばれるフェルミ粒子の結合から構成されている可能性について、余剰次元模型や超対称模型(つまり、超ひも理論)の観点からも研究されています。
http://www.jicfus.jp/jp/promotion/pr/mj/2012-1/
単純な標準理論が不完全であるのは明らかですが、ニュートリノに質量があることとヒッグス粒子との関係があるのかどうかという疑問もあります。
これは、最終的な完全な標準理論の構造がいかなるものかという究極的問いかけと関わっています。
敬具
興味深いページをご紹介いただき、ありがとうございました。
ニュートリノに質量があることが検証されたことは、標準理論の不完全性を示す新たな証拠となったわけですが、より新しい理論(仮説)が提唱され、実験によって裏付けられれば人類はより深く自然を理解することになるわけですね。
どういたしまして。とても良い番組だったと思います。自分の癌の検査結果を詳しく分析するなんて、僕にはとてもできません。病状は知ったほうが安心するのか、知らないほうが楽に生きられるのか。なってみないとわからないですね。
僕の身の回りには癌にかかっている人が3人ほどいますが、みなさん明るく生活するように努めていらっしゃいます。そういう姿を見てすごいなと思うのです。
その特権的な立場になるために、ずいぶん努力しなければなりませんが、若い人にはそのような気概をもって勉強してほしいものです。
僕のような年齢になると若い時代に十分学んでこなかったことが特に悔やまれるわけです。人生って短いですから。
がんばりましょう。
ニュートリノ実験についてですが、水チェレンコフ光検出装置カミオカンデは、そもそも当初は陽子崩壊を見つけるのが目的だったわけです。 しかし、結果的に現在も陽子崩壊は観測されておらず、結論として陽子の寿命が10の34乗年以上であることが確認されているだけです。
そして現在、大統一理論の予言する陽子崩壊を観測するために、さらに規模が20倍大きいハイパーカミオカンデの建設が計画されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%87
ハイパーカミオカンデの実験が順調にいけば、2030~40年には陽子崩壊の存在が確認されますが、我々はこれを生きて体験することが出来るでしょうか。
敬具
こんばんは。ご説明いただき、ありがとうございます。
> ハイパーカミオカンデの実験が順調にいけば、2030~40年には陽子崩壊の存在が確認されますが、我々はこれを生きて体験することが出来るでしょうか。
科学史のスケールだと15年~25年は短いですが、自分の年齢だと68歳~78歳となります。おそらく生きてはいると思いますが、実際にその年齢の自分のことを思うと人生って短いなと思ってしまいます。どんな爺さんになっていることやら。(笑)