子供の頃、書店でよく見かけたあの懐かしい表紙の本。下北沢の古書店の100円ワゴンセールに「黄金仮面」があるのを見つけて思わず手に取った。もちろん「買い」である。江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」だ。
その後、ヤフオクで欲しい本だけ追加購入。全46巻セットやポプラ文庫クラシックとして2008年に復刻された全26巻を置くスペースは家にない。
ポプラ社 「少年探偵団」ワールド・クロニクル!| ポプラ社
http://www.poplar.co.jp/pr/shonentanteidan/
単行本で全46巻を揃えるとこのようになる。表紙はこことここをクリックすると見れる。(以下の画像はクリックで拡大)
本棚に飾る3冊は、さしあたり掲載写真の3冊だ。復刻された26巻までは児童書向けということらしい。殺人が行われたりせず、死体がでてこないからだ。27巻以降は「グロい」ということなのだろう。27巻以降は「明智小五郎事件簿シリーズ」として集英社から刊行されている。(詳しい解説)
僕の単行本3冊は
第1巻: 怪人二十面相
第3巻: 少年探偵団(ポプラ文庫クラシックでは第2巻)
第27巻: 黄金仮面
その他の本はKindle版で読むことにした。(Amazon不買を宣言したばかりだがKindle書籍だけは別。)
少年探偵シリーズ(ポプラ文庫クラシック): Kindle版 文庫版
書籍をコレクションしたい方のためにリンクをつくっておこう。
26巻セットは古い絵の表紙の文庫版と、新しく表紙を描きなおした文庫版、単行本版がある。
古い絵の表紙の文庫版セット
新しい絵の表紙の文庫版セット
文庫版・少年探偵江戸川乱歩(全26巻セット): ヤフオクで検索
文庫版にこだわらず「少年探偵 江戸川乱歩」を探す: ヤフオクで検索 Amazonで検索
なお、少年探偵団シリーズは著作権が切れている。SOGOさんという方が「すべての作品+α」を入力してくださったものが青空文庫から公開されている。表紙の絵には興味がなく、無料でお読みになりたい方は、こちらを利用されるとよいだろう。
江戸川乱歩・少年探偵団シリーズ、青空文庫用ファイル入力完了しました。
http://e-freetext.net/edogawa_shounen_books.html
青空文庫(江戸川乱歩の作品一覧)
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1779.html#sakuhin_list_1
参考ページ:
少年探偵団(全26巻解説)
http://roadsite.road.jp/mystery/ranpo/syonen-main.html
江戸川乱歩 少年探偵団全集 巻末広告
http://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/column-shonentantei.html
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江戸川乱歩は、小学~中学生の頃に、いくつか読んだ記憶がありますが、子供ながらに子供向けだと認識していたので、高校以降は全く読んでいません。
実は、子供だったこともあって、読んでいた頃は、エドガー・アラン・ポーの作品を、作者名、登場人物や固有名詞などを子供向けに超和訳したのが江戸川乱歩だと、思い込んでいました。
全くもって勘違いしたまま、エドガー・アラン・ポーの和訳本も読んでいました。
思い込みとは恐ろしいもので、高校生の時事実を知って、とてもショックでした。
それは面白い誤解、思い込みですね。w
たしかにこの作品はひらがな表記が多いので、高校生くらいになると幼稚に思えてしまうかもしれません。
大人になってあらためて、少年時代に戻った気持ちになって未読のぶんをお読みになるとよいかもしれません。
時代を超越した普遍的な面白さがあるのかどうか、それともダサいと感じるか、そのあたりに興味が沸いています。
少年探偵団適齢期(?)にようやくさしかかった息子に、ポプラ社版の表紙の魅力を紹介したく、画像を探してこちらに来させて貰いました。
我が家は代をついで、愛読予定です。
少年物のやや軽快なテンションと、孤島の鬼等、成人向けの究極の怪奇な世界、両方ともコンスタントに書いてくれた乱歩。良いなぁ好きだなぁと思います。
昭和初期に流行したジャンルの音楽などをかけながら読むのも一興です。
はじめまして。コメントありがとうございます。
何といっても表紙に魅力がありますね。本を手に入れてしまうと、きれいに保管しておきたい性分ですので、僕は結局Kindle版を買う羽目になりました。
> 昭和初期に流行したジャンルの音楽などをかけながら読むのも一興です。
おお!素晴らしい!僕も真似させていただきます。