goo blog サービス終了のお知らせ 

とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています!

木版画家「三木淳史遺作展 mikihands」のご案内

2017年09月18日 13時44分05秒 | 日記


僕の従兄の三木淳史(みきあつひと)は木版画家をしておりましたが、2014年10月に57歳で急逝いたしました。来月、遺作展をすることになりましたのでご案内させていただきます。

三木淳史遺作展 mikihands
https://www.facebook.com/mikihandsart/

ギャラリーなつか(三木淳史遺作展)
http://gnatsuka.com/miki-atsuhito-2017/

2014年惜しまれながら57歳で急逝した木版画家・三木淳史(みきあつひと)の回顧展。繊細で緻密な表現から大胆なデフォルメと色彩の表現、モノクロームの中に様々な彫りと刷りのテクニックを駆使したものまで、作者の持つ美意識と技術を堪能できる木版画展です。

日時:2017年10月9日(月、祝日)-14日(土)
   11:00-18:30(最終日17:00まで)
場所:ギャラリーなつか
   〒104-0031
   東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F(地図
   PHONE: 03-6265-1889

三木淳史が急逝して十月で三年が経ちます。
この度、友人・同僚・教え子の御力添えをいただき、遺作展を開催する運びとなりました。本人も木版画家として個展をする準備はしたようで、摺りだめした作品や特注の額が多々見つかりました。

学生時代からの作品も出品いたします。作品集も作り、できる限りの作品は掲載いたしました。イラストや立体作品も掲載しています。

会期は限られておりますが、多くの方々に見ていただきたく、御案内申し上げます。

平成29年9月吉日
三木淳史遺作展準備委員会
高屋聖子(姉)


略歴:

三木淳史 MIKI Atsuhito

1957 千葉県生まれ
1980 日本大学芸術学部美術学科版画コース卒業
1981 板橋区立美術館、木版画講座助手
    品川区成人学校、木版画講座助手
    池袋コミュニティ・カレッジ木版画講座、小山松隆先生助手となる
1983 日本大学芸術学部美術学科、非常勤講師、NHK学園、木版画講座テキスト執筆
1985 品川区上大崎敬老会館、木版画講座講師
1986 練馬区立美術館、木版画講座、吉田穂高先生助手(同好会担当)となる
1990 日本大学芸術学部、非常勤講師
1991 版画工房「HAND WORKS」主催
1995 文房堂アートスクール木版画講座、講師就任(以後没年まで)
2014 都内病院において重傷急性膵炎のため10月24日急逝
2015 開隆堂出版 美術教科書に版画作品掲載
その他 公民館・区民センターで年賀状講習会、多数


展示予定の作品のうち、すでにネット上に公開されているものを貼り付けておきます。(クリックで拡大)






遺作展の詳細、地図はこちらをご覧ください。(クリックで拡大)




昨日、三連休の中日は朝から遺作展の準備のお手伝いをしてきました。美術にはうとい僕ですからパネルを拭いたり、運んだり単純作業をして汗を流しました。日頃、画材など目にすることがありませんから取り扱いに戸惑い、見よう見真似の作業です。

従兄の三木淳史は葛飾北斎を尊敬し、生前はへりくだって「亜北斎(アホくさい)」というトボけたニックネームを自称していました。僕は子供の頃とても可愛がってもらい、そのことは従兄が亡くなる4カ月前、「頭の体操: 多湖輝」という記事に書いていました。

今夜7時半、NHK総合テレビで葛飾北斎の娘が主人公のドラマが放送されます。「#木版画」や「#北斎」とタグをつけて遺作展を宣伝するのにはよいタイミングとなりました。

眩(くらら)~北斎の娘~ | NHK 特集ドラマ
http://www.nhk.or.jp/dsp/kurara/


ブログ執筆のはげみになりますので、1つずつ応援クリックをお願いします。
にほんブログ村 科学ブログ 物理学へ 人気ブログランキングへ 

  

 
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« はじめて学ぶリー群: 井ノ口... | トップ | 発売情報: 惑星探査機の軌道... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TimeComm)
2017-09-19 09:03:40
こんにちは。

北斎が『富嶽三十六景』を手掛けたのが63~73歳だということを考えると
亜北斎と称する版画家が57歳で早世されたことは何とも悔やまれます。

それにしても、日大芸術学部(ポンゲー)出身者には俊才が多いですね。

これからは、誰もが表現者として生きられる時代かもしれません。
すべての表現者がその死の瞬間まで輝いて生きられる世の中になればと願います。
返信する
TimeComm様 (とね)
2017-09-19 10:44:26
TimeComm様
コメントをいただき、ありがとうございます。日大芸術学部のことは「ポンゲー」っていうのですね。大学は「ポンダイ」と呼ばれているのだけ知っていました。

> 誰もが表現者として生きられる時代かもしれません。

そうですね。20代の頃「将来は本を書いてみたい。」と思っていましたが、自費出版にかかる費用を知ってモチベーションが下がりました。いまでは無料で自分の考えや作品を広く公開できます。この手段を活かさないではいられません。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事