明日がはじまるとき

事業仕分け 議論の向こうに明日がある

市議会一般質問 国有地の借地

2010-12-03 | 事業仕分け

豪雨の後の青空に虹が!


市議会12月定例会が始まっています。
今日は一般質問の1日目です。
公共施設の借地に関して、なかなか興味深いやり取りがありました。
私は、事業仕分けのコーディネーターになった気分で、
「良い質問だなぁ~」と、声を出してしまいました。

 
話が脱線しますが、市議会の進め方は、自治体によって
まったくやり方が違うんですね。
 
うちは、一般質問(代表質問じゃないので、
何人から質問が来るかわからないのです)が通告され、
その日のうちに担当部を割り振ります。

 

1つ目の質問はあらかじめ通告されますが、
2問目はどのようなものが出されるかわかりません。
だから想定質問を一生懸命作りますが、
このQ&Aの良し悪しは担当課長の能力を判断する
材料にもなってしまいます。
問題がどこにあるか、分析する力も必要ですしね。

うちは、一般質問をまず市長が答弁し、続いて予告無しの質問について
所管部長等が答弁します。
しかし、自治体によっては市長が簡単に答えて終わりとか、
2問目・3問目もすべて通告済みで、
答弁書の朗読会になっている自治体もあるようですよ。

 
また委員会も同様に、質問は予告無しなので、答弁する課長は
事前にたっぷり勉強し、「何を聞かれても大丈夫」というところまで
準備しています(多分・・・)。でも、
自治体によっては委員会答弁は部長。
それも通告あり。なんてゆるいところも。
 対応は楽かもしれませんが、力はつかないですよね。

 
事業仕分けをしていて思うのは、説明者側の担当課長たちが、
どこまで問題意識を持って事業を進めているか、ということ。
せっかく議会というじっくり考える機会を与えられているのに、残念ですね。
もっと言えば、職員だけでなく、議会も甘い質問をしていたんだろうなぁ~と。
 
 事業仕分けは議会の役割といいますが、
現行の仕組みの中でも対応可能です。
本質論の問いかけをするだけでも、職員は成長し、
自治体は変わると思うのですが・・・。

 
さて、本題に戻って「公共施設の借地問題」
 
ある小学校と中学校用地の一部が借地でした。
借りている相手は国。そう、国有地を借りていたんです。
市が独自の政策をする場合に借地料をお支払いするのは当然ですが、
義務教育施設だったので、そもそも義務教育は国の政策であり、
借地料を減額するなど考慮する余地はないのか、という議論。
国策なので、学校建設や土地購入をする場合には
補助金が手当てされるのですから、
借地も補助金相当を減額すべきでは、というロジックです。

義務教育や国の補助制度をそもそもから考える、よい質問でした。

皆さんの自治体ではいかがですか?実施する義務はあるがその補助はない、
とうこと、ほかにもたくさんありそうですね。


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