明日がはじまるとき

事業仕分け 議論の向こうに明日がある

国立女性教育会館の教育って 

2010-02-14 | 事業仕分け

「国立女性教育会館」 NWECヌエック(National Women’s Education Center

蓮舫さんと、会館理事長のやりとりの一部だけが繰り返し放映されてしまいましたね。いったいこの国立女性教育会館(NWEC)では一体何をやっているのか、国費を投入する必要性はどこにあるのか、まったく伝わりませんでした。

私の職場にも送られてくる「NWEC男女共同参画プログラム」。

よ~く注意して見るようになりました 

* だけど、そもそもこの会館のネーミング、失礼ですよね?女性は教育しないといけないんですかね?教育してやっと一人前にさせてやる、みたいな意図が感じられ、すご~く馬鹿にされたような気持ちになります 

さて、この「NWEC男女共同参画プログラム」、あきれてしまうような研修がたくさん用意されているんです 

たとえば、21年度事業の案内(抜粋)から、

1回 「嵐山(らんざん)のすてきな春見つけ隊」 ―星空観測会とミニハイキングで体験する武蔵(むさし)嵐山(らんざん)の春-親子で会館周辺の嵐山町の自然に触れ、様々な自然体験をする~  

第2回 「こころとからだのリズムを整える」 体育科学に基づいた健康づくりとして「健康呼吸法」、「インナーマッスル運動」、「歩き方」、「からだほぐし体操」の講座を開催いたします。呼吸や運動のリズムを整えながら身体的自立をめざしたからだづくりを~ 初心者や運動不足の方も安心してご参加いただけます~  

第3回 「宮廷・三才女の生き方と表現」 清少納言、紫式部、和泉式部のおかれた境遇や作品について理解を深め~優れた作品を生み出すことができた時代背景について知り、日本文学において3人が果たした役割について考え~  

第4回 「比企のスローライフ探訪~からだにやさしい食べものからまわりの人との関係を考える~ 比企で作られた小麦粉を使って、手打ちうどん、おっきりこみなどを作り、霜里農場で作られたお米や野菜の料理を味わい、小川町ならではの酒造りにこだわる酒蔵を訪ね~  

第5回 「ヘイ(Hej.)踊って!楽しもう!みんなでフォークダンス」初めての方でも、埼玉県フォークダンス連盟の講師の方々が、優しく楽しく教えてくださります。踊るだけではなく、講義「心と体とフォークダンス」「女性とスポーツ」もあります。1日目の夜には、皆さんで楽しくお話をしながら、お食事をしながら交流を深め、ダンスパーティーも行い、スウェーデンの民族楽器『ニッケルハルパ』の生演奏で踊ることもでき~ 

このほかにも、アンチエイジングな暮らし、向田邦子の作品、ピーターラビットの世界・・・・ 

このような研修、国費を投入してやるべき事業だといえるのでしょうか?

ためしにあなたの住んでいる自治体の「女性会館」や「生涯学習センター」などで実施している講座を見てください。市町村でも都道府県でも似たようなことをやっていますよ。カルチャーセンターでも似たような講座をやっていますね。さらに大学の市民講座などもあります。あなただったら、このような講座、はるばる国や県などの施設に行きますか?たぶん近くの公民館などに行くのでしょうね。

また、これで、女性教育の振興が図られるなどと、本当に考えているのでしょうか?女性の社会的地位向上や能力活用のために必要なのはこのような事業ですか?

TVも、同じ映像ばかり・・・視聴率がそんなに大事なのでしょうか? 「国民の知る権利」 もっと大事にしてほしいものです

そして私たちも、一瞬の映像ではなく、中身で判断したいです


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