明日がはじまるとき

事業仕分け 議論の向こうに明日がある

政策メッセ

2010-10-30 | 事業仕分け
台風の雨風が強まる中でのパネル。
パネリストは互いに初対面でしたが、控え室では、かなり突っ込んだ話ができました。 参加者は財務省と仕分け人、仕分けられた側と報道。いやいや絶妙な組み合わせでしたね。

 色々な角度から意見が出ましたが、一番大きな問題として、事業仕分けを実施する前提として確認しておくべき、『この国(うちの自治体)はどこに向かうのか・何を目指すのか』が示されていないこと、これができていなければ議論は迷走します。ビジョンを示すことが不可欠、ということで一致したように思います。

 自治体の事業仕分けで必ずお願いしている、私のオリジナル10のチェックポイント
ビジョンを再確認し、その達成に向けた取り組みを、データで検証していくべき、というものです。その上で政策の優先順位付けをし、選択は責任ある者が行う。そして着実に実行に移す覚悟を持つこと。これができて初めて、事業仕分けは行政改革に使える道具になるんだと思います。

 シンポジウム会場には、共同代表の原田泰さん(大和総研専務理事チーフエコノミスト)もいらして、エコノミストだからこその発言、「合理的にはいかない」・・・納得です。
豊田長康さん(国立財務・経営センター理事長)のオフレコトークや、
清水真人さん(日本経済新聞編集委員)からは議員の責任、などなど。
会場からも、「マクロの視点」、「国民目線の活用」、「ミッテランvsジスカールデスタン」など、ご意見をたくさん頂き、貴重な経験でした。
お誘いいただいた田中秀明さん(内閣府行政刷新会議事務局・内閣参事官)に感謝し、会場を後にしました。

さぁ~現実に戻って、明日の仕分けの最終チェックしなくちゃ。

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