鉱石ラジオ

艦これ二次創作小説同人
C103 土曜日 東地区 ヨ-09a

雑司ヶ谷霊園で夏の終わりを感じたこと

2023-08-20 22:43:37 | 日記
池袋に買い物に出掛けました。でも目的は果たせず。手持ち無沙汰になったので雑司が谷霊園を散策しました。とても暑かったですが、この間までの暑さからは一段下がって、皮膚の内側に侵襲してくる暑さの感じが少し違います。まだまだ涼しいとはとうてい言えませんが、それでもさすがに夏の盛りは過ぎたかなあ、という感じでした。



雑司が谷霊園は死んだ父親が現役の頃に霊園管理の仕事をしていたこともあるゆかりの地ですが、実は来たのは初めて。
夏目漱石の墓にも詣でてきました。こんな墓だったんだというのが正直な感想です。漱石が亡くなったのは1916年で、鏡子夫人が亡くなったのは1963年だから、この墓石はそれよりも後のものということになるだろう。なんだかモヤモヤする。

通り雨のことなど

2023-08-16 23:38:45 | 日記
台風の余波なのでしょうか、今日も東京地方はざっと降ってさっと上がるの繰り返しでしたな。
午後、野暮用がございまして都心の裏通りを歩いております。と、上空に真っ黒な雨雲が流れてきたなと思ったとたんにばらばらっと雨粒が落ちて参りました。天気雨、通り雨、と言うのでしょうか。晩秋の京都で時雨れるのならご褒美みたいなものですが、盛夏、熱暑の東京ではそんなたいそうな風情はございません。一雨来ていっそ涼しくなってくれればまだ良いのですが路地裏もアスファルトですっかり舗装されております。降ったそばから気化した雨水がむんむんと立ちこめるばかりでいっそう不愉快でありますな。まあ、地面のあるところならもう少し違うのかも知れませんが。
雨の通り過ぎるタイミングが分からなくて、しばし他所様のマンションのエントランスの庇の下に避難させていただいております。タオルハンカチを出して、汗やら雨粒やらを拭っておりますと、ちょうどそこへ犬を連れた品の良いご婦人が帰ってこられました。ザックリとした出で立ちでしたが、その趣味と、連れ歩いた小型犬の良くしつけられた振る舞いを見れば、そのへんのオバサンとは訳が違うことくらい私にでも分かります。その女性に、不審そうな、しかし敵意のない目で見つめられたりなんかしまして、どうもこういうとき「怪しい者ではございません、少し雨宿りさせていただいております」などと言葉にするは気恥ずかしいモノですな。ワタクシ、こう見えてシャイなんです。帽子(言い遅れましたが降り出すまでは好天だったので、このときの私は帽子を被っておりました)の庇に手を添えてこくっと会釈をするのが精一杯です。幸い、ご婦人にはそれで納得していただけたのか、やがて彼女はオートロックの向こうに消えました。いやはや緊張いたしました。はい。
……と言うか、これでは余計に不審者ですな。

依然として雨は止みません。そうこうしておりますと内側からオートロックの開く音がします。今度は誰が出てきたのだろうと心配になって振り返りますと、何と先ほどの女性です。そして手にしたタオルとビニール傘を私に差し出して、こう言うのです。
「いきなりの通り雨でさぞやお困りでしょう。さあ、どうぞこのタオルで汗を拭いて下さいまし。もしすぐにでもお出掛けになるのでしたらこちらのビニール傘もお使い下さい。どうせ安物です。それとも……、もしお時間があるのでしたら、少し上がって休んで行かれてはいかがでしょうか。冷たい麦茶など差し上げましょう。主人は仕事で、夜遅くまで帰りませんの……」

などということはまったくなくて、雨が上がったのを機に、警察を呼ばれる前にすたこらさっさとばかり、そこから出たのでした。

終わり(笑)

キングオージャーと仮面ライダーギーツの映画を見てきました

2023-08-14 17:57:51 | 日記
夏コミ期間中はフリーダムに振る舞ってきたので、その埋め合わせに今日は娘さんのリクエストでスーパー戦隊&仮面ライダー二本立ての映画に行ってきました。
懐かしき「東映まんがまつり」の流れを汲む企画でしょうか。もっとも僕の世代の子供の頃にはスーパー戦隊も仮面ライダーもまだ地上には存在していなくて、実は「アタックNo.1」だったりするんですが。

さて、前知識いっさいなしで臨んだ「王様戦隊キングオージャー」ですがテレビアニメ等で活躍する声優の佐倉綾音さんが実写で出演していたのが望外の喜びでした。「一応敵側だけれど実はいい人」的な、佐倉綾音さんにはぴったりな役どころではないかと。しかし、実写出演となると声だけの出演とときとは演技の切れ味も少し異なるようですね。
ちなみに敵のラスボス役は中村獅童。段違いの演技力には「さすが」と思わされました。

歳を取ったと思う場面は数々あれど……

2023-08-05 16:38:25 | 日記
金曜日の夜に若い知人と会って、夏コミ(C102)の打ち合わせも兼ねてお酒を飲んだ。
彼は僕からするとちょうど息子に相当する年齢で、昔職場で知り合い、お互いにオタクと知って親しくなった。これまでにも何度かコミケの手伝いを頼んだことがある。彼には今回もサークルスペースの設営、買い物、休憩時の店番等を依頼するので、サークルチケット(出展サークル専用通行証)と現金(買い物用)を受け渡し諸注意事項の申し送りを行うために一席設けたのだ。

過去にはお互いに好みの同人誌を十冊ずつ居酒屋の個室に持ち込んで、互いに品評しつつ酒を飲む、とかよくやったものだ。
最近はコロナ禍で居酒屋の「個室」概念も様変わりしたのだろうか、引き戸できっちりと間仕切りをして閉鎖する、文字通り「個室」イメージのスタイルから、カーテンのようなもので簡単に仕切っただけの「個室」に変わったような気がする。今回も「個室」の名前で店を選び、席を予約してみたが、後者のスタイルで少し残念だった。前者のスタイルでよく利用した居酒屋があったのだが、こちらは残念なことにコロナ期間中に閉店したようだった。
前者を完全個室と呼ぶことにしよう。完全個室だと、持ち寄った同人誌を床に拡げることが出来るのだ。肌色成分の多いフルカラーの表紙を愛で、ときどき刺激的なページを開いては「おお、これはなかなか」などと談笑しつつ酒を飲むのは、なかなかいいものである。簡易個室だと実質的にテーブルと椅子だけ、それも狭いので、こういうことはできない。お店の人が個室に来るときだけ同人誌をばっと隠したり、ヤバい表紙のは裏返しにしたり、上に大人しい本を載せて目隠しする。それが間に合わなくて店員さんに目撃されてしまったときはは「えへへ」と愛想笑いを浮かべて誤魔化す。そういう感じだった。

さて今回、彼と会うのは冬コミ以来である。彼と同じようなペースで飲んでいて、すぐに追いつけなくなってしまった。
「あれ? 前はこんな感じじゃなかったぞ」と内心で焦る。
今までは年齢が若い分、食べるのは彼の方で、お酒は飲み慣れている僕の方が進む、という配分だった。それが、今回はそうではなくてどちらも彼の方が上になってしまっていた。二時間制で飲み物のラストオーダーを教えられても、じゃあ最後にあと一杯、という気分になれなかった。アルコールに弱くなったのではなく物理的にお腹に入らない。そういう感覚だった。僕は滅多に外では飲まない。もっぱら宅飲みなので、こういうことになっていたと気が付かなかった。
年長者から「歳を取って飲めなくなった」という話を何度も聞かされて来た。それがいよいよ自分の身にも起こったのだろうか。
「こういうことだったか」
何かを自覚するときはいつもこうなのだ。

そういう訳で、夏コミに向けて軽く打ち合わせのつもりが、軽く打ちのめされた夜になってしまった。

気分転換に海芝浦駅に行ってきました

2023-07-23 13:37:32 | 日記
関東地方は昨日で梅雨明け。今日は暦の上では大暑、一年でもっとも暑い時期と言われます。
午前中、用事があって外出し、中途半端に時間が余ったので鶴見線海芝浦支線の終着駅である海芝浦駅まで足を伸ばしてきました。
こんなふうに電車のドアが開くと海(京浜運河)が見えます。
これは製鉄所(JFE)の方角の眺め。
鶴見つばさ橋でしょうか。

東芝の私有地内にあるので改札から外に出ることができず、そのために秘境駅と言われたりもするようですが、今日は僕の他にも家族連れや高齢のカップル、同じような単身の年配男性などの客が複数いました。
なにかで知って、試しに一度行ってみようと興味を持った人が思い立って手軽に行けるちょっと珍しい駅、という感じではないでしょうか。
10分少々滞在しただけで折り返しの電車に乗りましたが、時刻表を調べてもう少し長く滞在できそうな時間帯を狙うと良いかも知れませんね。