goo blog サービス終了のお知らせ 

幸國寺日記

新宿にある日蓮宗正定山幸國寺

卒塔婆について

2017年06月26日 | Weblog
年中行事、お施餓鬼、お会式などあるいは、ご法事などで皆様にお塔婆を建てていただいております。

お塔婆は卒塔婆(ストゥーパ)のことで本来は仏塔のことです。仏様の舎利(お骨)を納める塔の事をストゥーパと言いました。

これが中国に渡り木造建築に姿を変えました。


日本の五重の塔のような姿に変わりましたが、中国から日本へこの卒塔婆の文化が移り五重の塔が作られました。

お塔婆には五つの刻みがあります。これは下から地、水、火、風、空と別れます。
仏教ではこの世界を構成する五大要素のことです。
この五大要素をまたがってお題目、南無妙法蓮華経と書いております。

またお題目からひげのように線が伸びておりますが、この線のことを(光明点)と申します。
これはお題目から溢れる光がこの世界全体を照らしている様子を表します。

その光の下にご先祖さまや亡くなったご家族が照らされて安らかな様子を表しております。

お塔婆のお話はまだまだありますが本日はここまでといたします。

幸國寺facebookもご支援お願いいたします。

コメント    この記事についてブログを書く
« 蚊の季節です。 | トップ | テレビ朝日の取材を受けました。 »

コメントを投稿