幸國寺日記

新宿にある日蓮宗正定山幸國寺

平成19年秋季彼岸会

2007年09月21日 | Weblog

「暑さ寒さも彼岸まで‥」の言葉のように、お彼岸はちょうど春分、秋分の季節に行われます。気候は暑からず寒からず、昼と夜の時間は同じ、これらは仏さまの教えである「中道(ちゅうどう)を守れ、何事も極端をさけること」に通じます。とは・・言いつつも今年の秋季彼岸は大変暑いですね。。。 お彼岸とは、迷いの世界である此岸(しがん)から悟りの世界である彼岸(ひがん)へ到るという到彼岸(とうひがん)から名づけられた行事で、彼岸会(ひがんえ)と言われます。お釈迦さまは自分も他の人もともに幸福になる到彼岸として6つの教えを示されました。 ★布施(ふせ)=物質であっても心であっても、人に喜びを分け与えること。 ★持戒(じかい)=規律を守り、節制ある生活を行うこと。 ★精進(しょうじん)=目的に向かってたゆまず努力すること。 ★禅定(ぜんじょう)=常に平静な心を持ち続けること。 ★忍辱(にんにく)=心を動かさずに耐えしのぶこと。 ★智恵(ちえ)=人生の真実を見きわめ、迷いを去って無上(真に悟る)の境地にいたること。 お彼岸は中日(春分・秋分の日)を中にはさんで前後3日間です。この1週間は仏さま、ご先祖さまへの報恩感謝のお寺まいり、お墓まいりを行います。そしてまた、自分自身がお釈迦さまのお教えにかなっているか、もう一度ふりかえってみる機会でもあるのです。 本日も境内を見ると、多くの参詣者が見受けられます。きっと仏様方がニッコリと微笑んでるんではないでしょうか♪

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ゆっくりと「幸國寺」は動き始めました。

2007年09月05日 | Weblog
 平成33年(2021)は日蓮大聖人御降誕八百年(日蓮大聖人がお誕生して800年)の記念の年になります。この年に向け「幸せな国を目指す寺・幸國寺」は「幸國寺日蓮大聖人御降誕八百年慶讃事業」として

1、信仰を基盤とした文化事業
現代版の寺子屋とでも言うべき講座(法話、お経、写経、声明、書道、茶道、香道、華道、絵画、音楽、等々)を開催いたします。(既に試験的な単発の開催は行われておりますが、施設に限界があり継続的な開催は中止しております)

2、新本堂、客殿、庫裏等の伽藍整備事業
信仰の核となる本堂を中心に、これからの布教伝道、文化事業に対応できる建物を、「新本堂建設計画会」の意向を基本に段階的に建立します。

3、納骨堂事業
少子化、高齢化の社会に即した、安心感があり個人単位の永代供養が行われる清潔感のある納骨堂を建立します。(既に「琉璃殿」として建立され平成18年より試験的な運営が開始されております)

4、墓地整備事業
幸國寺の象徴である大銀杏を中心とした適正な樹木の保護と、区画整理や史跡的な墓石の保護を行います。

5、本山協力事業
各本山等もそれぞれ慶讃事業を計画しておりますので、内容を検討し必要に応じて協力をします。

上記5つの事業を中心に展開を計画しております。
幸國寺の檀信徒は勿論、広く一般の縁ある方々も含め、国を故郷(くに)に置き換えて「幸せな心のふるさと」としての菩提寺を目指し、ゆっくりと「幸國寺」は動き始めました。
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