最近はめっきり涼しくなってきて、
私のアホな頭でも何か考えを整理したくなったりする。
秋ですねぇ~🎻🌰🍇🎵
さてさて、新潟から帰って来て又、読み進めていくとワクワクしてきて
内容の全てが大変理解しやすく、自分の人生にも取り入れたく座右に置いておきたい気分になってしまう一冊になりました。

というわけですので、以下にほんの一部だけを紹介させて頂きます。
董其昌の「万巻の書を読み、万里の道を行く」の語を信条とする鉄斎は、
その語の通り24歳の越前の旅を皮切りに72歳の紀州の旅まで全国各地を巡遊していました。
鉄斎の旅は、画家によくあるスケッチ旅行とは異なり、古事記・日本書紀・万葉集をはじめ我が国の古典の旧跡を訪ね、真形を描き、歴史・地理・偉人・賢人・孝子の自績探索を目的とするものでありました。
鉄斎は生涯「ワシの画を見るなら、先ず賛を読んでくれ」「いわれのないものは描かぬ」と言い続け、画題や画賛に意を注いでいました。
彼の「画賛」は、山水・神仙蓬莱・人物・鳥獣・花卉等、多岐に亘り、しかも自詠の漢詩・和歌はもとより、文学・哲学・宗教・芸術・地理・天文・風俗に至るまで、
和漢・古今を問わず広く典籍に根拠を求め、広汎な内容を有しておるのです。
次に、會津八一は書作品の制作に際して、構想に時間を費し、熟慮を重ねた結果として漸く筆を執る推敲主義に徹した制作者でありました。
會津八一は何を書くかという書の題材について、
芸術として書くからには、字さえ上手に書けば文句は何でもいい言うというわけには行かない。
その中に盛ってある思想も感情も、まず自分のものでなければいけない、
自分のものではないにしても、自分でほんとうに感動したものでなければならない。(中央公論)
とのべています。
ー内容はぜひ手に取ってご覧くださいー
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