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琴平神社のブログ

川崎市麻生区にある「武州柿生 琴平神社」のブログです。
お知らせや日々の出来事・神社の豆知識などをご紹介いたします。

御祭神、天照御大神(あまてらすおおみかみ)とは?

2009年12月07日 15時00分03秒 | 御由緒

 琴平神社の御祭神は天照大御神と琴平大神(大物主神)です。琴平神社という名前から想像して、神様は琴平大神(大物主神)だけだと思う方もおられるかと思いますが、もともとは天照大神が祀られた伊勢山に、四国讃岐の金刀比羅宮の神様が一緒に祀られるようになったという歴史があるのです。  

 では、天照大御神とはどのような神様なのでしょうか。  

 天照大御神は、『古事記』によると伊邪那岐命が禊をなさって左目を洗った際に生まれた女神様です。右目からは月読命、鼻からは須佐之男命が生まれました。伊邪那岐命は天照大御神に高天原を統治するように命じました。天照大御神は光り輝き美しく、世界を照り輝かせる神様です。しかし、弟の須佐之男命が高天原で暴れたせいで天岩戸にお隠れになってしまい、世界は真っ暗になって秩序が乱れてしまいました。神々は集まって相談し、智恵を出し合い、協力して天照大御神を引き戻すことができました。するとたちまちに世界は光に照らされ、元の秩序ある世界に戻ったのです。(古事記のお話は、絵本『美しい日本の神話』にとてもわかりやすく書かれています。興味のある方はぜひ読んでみてください。) 

伊邪那伎命・伊邪那美命

 

  このように、天照大御神は太陽の如く世界を照り輝かせ、すべてのものに恵みを与えて下さる最も尊い神様です。また、葦原の中つ国を統治された神武天皇(初代天皇)は天照大御神の孫であり、天照大御神は皇祖神(皇室の祖先)なのです。 天照大御神は、はじめは歴代天皇の御側近く、宮中でお祀りされていたのですが、垂仁天皇の御代で伊勢の神宮にお祀りされるようになりました。中世になると御師(おんし)と呼ばれる人々によって全国各地に伊勢信仰が広められ、各地に神明社(天照大御神をお祀りする神社)が建てられたのです。



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