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琴平神社のブログ

川崎市麻生区にある「武州柿生 琴平神社」のブログです。
お知らせや日々の出来事・神社の豆知識などをご紹介いたします。

御祭神・大物主神(おおものぬしのかみ)とは?

2009年12月08日 15時00分00秒 | 御由緒
 琴平神社の御祭神は、天照大御神と琴平大神(大物主神)です。前回は天照大御神について説明させていただきました。では、大物主神とはどんな神様なのでしょうか。
 古事記の神話によると、大国主命(おおくにぬしのみこと)は少彦名神(すくなひこなのかみ)と共に国造りをしていましたが、少彦名神は常世国(とこよのくに)に渡ってしまいました。大国主命が今後どうやって国造りをしたらいいのか嘆いていると、海を照らしながらやってくる神様がおりました。その神様は「私を良くお祭りするならば、一緒に国造りを成し遂げよう」と言いました。大国主命はこの神様を「大物主神」として大和国の三輪山にお祭りしました。これが奈良県にある三輪山の大神神社(おおみわじんじゃ)です。日本書紀によると、その大物主神は大国主命の幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)であると言います。大物主神が大国主命の別名だとするのはこのためです。
 大国主命はそのほかにも大穴牟遅神(オオナムジノカミ)、葦原色許男神(アシハラノシコオノカミ)、八千矛神(ヤチホコノカミ)、宇都志国玉神(ウツシクニタマノカミ)など多くの名前を持つ神様です。これは、名前ごとにそれぞれのご神格があるためです。古事記・日本書紀には、鰐(サメ)に皮を剥がされた兎を治癒したという因幡の素兎(しろうさぎ)のお話や、国造りをし日本の国を住みよい世界にされた話、国造りが大成した後、天照大神に国譲りをされ、幽世の大神になった話など、さまざまな神話がみられます。


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