どこまでも真っ白な世界、残酷なまでにも真っ白で…
何もない、そう、どこまでも真っ白。…それは真っ黒にも思える。
僕はそこに居た。
時が流れているのかもよくわからなかった。
ただ、不意に流れ出した感情の滴が頬を伝うまでは。
真っ白な世界にぽつりと。僕は居た。
真っ白な世界でぽつりと。涙が落ちる。
声が漏れる…虚しく白に吸い込まれる。
白が…怖い。どこまでも白い世界が怖い。真っ白な闇。
僕は震える…恐怖に押しつぶされそうで。
心臓がバクバクと鳴り出す。…そこで気づく。
僕はこんなにも生きている。心音を強く感じている。
頬を伝う涙は、こんなにも熱い…熱い。
刹那、世界が急激に色付きだす。白紙に絵具の付いた筆をはしらせるように。
白から青に、緑に、赤に、黄色に、混ざり合い、溶け合い、形を作り出す。
君はそこに居た。
色付く世界の真ん中で、君はどこまでも真っ白で。
手を伸ばせば崩れてしまいそうで、それでも手を伸ばさずには居られなくて…
触れた瞬間、君の瞳が色を映す。
その目に映った世界はたくさんの色で溢れていた。
色付く、零れる、塗り重なる、幾重にも、幾重にも。
気付くと世界に白は無かった。
無限と思えた白の闇は、どこにも存在しなくなった。
僕は泣く。君は問う。どうして泣いているのかと。
産まれることは消えていくこと。それを知ったと僕は泣く。
君は笑う、どこまでも綺麗に、透き通るような笑顔。
そこには確かにあった。純白が、その笑顔にはあった。
小さな小さな白が…何よりも大きな存在に思えた。
その瞬間、また世界は白に飲み込まれる。
どこまでも真っ白な世界、残酷なまでにも真っ白で…
何もない、そう、どこまでも真っ白。…でも、それはもう真っ黒には思えない。
君がそこで笑っているのを知っているから。
何もない、そう、どこまでも真っ白。…それは真っ黒にも思える。
僕はそこに居た。
時が流れているのかもよくわからなかった。
ただ、不意に流れ出した感情の滴が頬を伝うまでは。
真っ白な世界にぽつりと。僕は居た。
真っ白な世界でぽつりと。涙が落ちる。
声が漏れる…虚しく白に吸い込まれる。
白が…怖い。どこまでも白い世界が怖い。真っ白な闇。
僕は震える…恐怖に押しつぶされそうで。
心臓がバクバクと鳴り出す。…そこで気づく。
僕はこんなにも生きている。心音を強く感じている。
頬を伝う涙は、こんなにも熱い…熱い。
刹那、世界が急激に色付きだす。白紙に絵具の付いた筆をはしらせるように。
白から青に、緑に、赤に、黄色に、混ざり合い、溶け合い、形を作り出す。
君はそこに居た。
色付く世界の真ん中で、君はどこまでも真っ白で。
手を伸ばせば崩れてしまいそうで、それでも手を伸ばさずには居られなくて…
触れた瞬間、君の瞳が色を映す。
その目に映った世界はたくさんの色で溢れていた。
色付く、零れる、塗り重なる、幾重にも、幾重にも。
気付くと世界に白は無かった。
無限と思えた白の闇は、どこにも存在しなくなった。
僕は泣く。君は問う。どうして泣いているのかと。
産まれることは消えていくこと。それを知ったと僕は泣く。
君は笑う、どこまでも綺麗に、透き通るような笑顔。
そこには確かにあった。純白が、その笑顔にはあった。
小さな小さな白が…何よりも大きな存在に思えた。
その瞬間、また世界は白に飲み込まれる。
どこまでも真っ白な世界、残酷なまでにも真っ白で…
何もない、そう、どこまでも真っ白。…でも、それはもう真っ黒には思えない。
君がそこで笑っているのを知っているから。
白い世界に関しては「白=無の世界」なんでしょうか?でしたら白紙をイメージしてるみたいで良いと思います。
確かに言われてみれば、僕があの機械で、君が汐に思えますね(笑)
全然意識してなかったのですが、新たな視点を加えていただきありがとうございます。
「世界=白紙」をイメージし、最後は何か変化をつけて終わらせたいと思って作って行った作品です。結局最初の二行と最後の三行を対比させるという単純な表現を使いましたが。
カルマさんが捉えてくれたイメージは、伝えたかったことにかなり近いと思います。
小説とか読まないし、文才もないからよくわからんけど、こーゆーの書けるのはすごいっす(*´ж`)
何かモデルとかあるのかな??
やはり作品にコメント貰えるとモチベーション上がります。
さて、…純白サンクチュアリィにどことなく主題が似てると自分でも書き終えた後に気付きました。
こういった世界観ってわりと多いのかもしれませんね。
自分が書きたいように書いただけでモデルはとくに無いのですが、強いて言うならましろ色シンフォニーの影響で白をイメージした作品をつくりました。