毎日誰かが泣いている・・。
職場がなんだか殺伐としていて
空気がどんどん「ピリピリ」してくるのが分る。
私の現在の「派遣先」は
市役所の市民税課である。
ご承知の通り、住民税は6月に始まり
翌年の5月までが「一年」である。
お勤めしている人は会社が給与天引きし
「自分で」という人は個人で納める。
会社が「給与報告書」を提出し始めるのが1月。
(お給料を支払っている人達の情報を知らせてくる)
2月からは確定申告が始まり・・・
それ以外の申告もぜ~んぶ受け取り
そこから一斉に市民全員の「税額」を決めていく。
これが、市民税課のお仕事である。
1月~3月までに整理した情報を
全て決定して通知を出すのが4月・・。
だから今がピークなのである。
まぁ、毎年のことではあるが
今年は例年になく「テンパリ気味」なのよ・・。
何故かと言えば・・・
この4月の異動で、重要ポストにいた殆どがいなくなったからで
残されたメンバーは覚悟はしていたとは言え・・
右往左往していて、段取りが悪いというか・・
「サクサク」と仕事が進んでいないのが
派遣の私達にも伝わるってぇのが・・
「どうなの?」って感じなのである。
昨日は2年目のS本ちゃんが泣いてしまった。
その前は3年目のI本ちゃん・・。
これは・・私が泣かせてしまった。
いきなり先輩がいなくなり
私達が携わっている部門のリーダーになったI本ちゃん。
焦っているのも分るしプレッシャーで潰れそうなのは分る。
だが、あまりに派遣を蔑ろにしたので・・
一回は我慢したが、2回目にとうとうキレた私。
詳細はこうであった・・・
私の会社から年明けに短期パートが来る。
去年は3人、今年は倍の6人に増えた。
そして去年は教えなかった事を今年は私が1から教え
同僚みほちゃんがガッチリとサポートしてくれた。
それは「異動届けの入力」という仕事で
役所側から「教えて」と頼まれたから教えたのである。
そして、4月は特定された日にこの書類を
一気にダダダ~っと入力するシステムが待ち受けていた。
1回目の「特定日」に向け、みほちゃんと私は
厚さ20センチもある書類の束に目を通し
不備があれば企業側に電話で問い合わせをし
短期パートの仲間が困らないようにと準備をした。
勿論I本ちゃんも承知であったし
「明日はこれをババッとやりましょう!」
ってな事を言っていた位であった。
それを・・・
翌朝行ってみると・・
「不慣れな職員の練習のために」と
殆どやってしまったとI本ちゃんが言う・・。
オイオイ・・
だが、致し方なし・・と思い
私達の担当者である「ひろしくん」を介し
派遣を入れている意味を考えろ、と提言した。
それから二日後・・
二回目の「特定日」に同じことが起こった。
短期パートの皆から不満の声があがったのは当然である。
どうしようかと迷ったが・・・
今後のためにも言っておいたほうが得策と思い
I本ちゃんを呼び、淡々とお説教をした。
課に何故派遣を入れたか、その意味を理解しているか?
去年の倍の人数の短期パートを入れたのは何故か知っているか?
みほちゃんと私が苦労して教え込んだ事は徒労に終わるが
あなたはそれを望んでいるのか?
書類の下調べはあなた方の為にしたんじゃない。
それ位の事も分らないのなら
あなたへの信頼度はゼロだ・・・。
ちょっと厳しかったかもしれないが
間違っていないことは明白だったから後悔はなかった。
しかし・・・
泣いちゃったらどうしよ・・・
とは密かに思っていた。
すると・・
少しして先輩格のちえちゃんとI本ちゃんが
「すみませんでした」と謝りに来た。
ちえちゃんは先に去り・・
残ったI本ちゃんが座りこんで泣いた・・。
「ごめん、私も言い過ぎた・・」
そういえば、I本ちゃんは1年目に
市民の方からこっぴどく叱られた時にも
私の膝に顔をうずめて泣いたっけ・・。
一件落着して
「女の子を泣かすなんて・・私って最低だ・・」
と頭を抱える私を、みほちゃんがゲラゲラ笑った。
「その発想がメンズですってば」とね・・。
まぁ、そんなこんなで
派遣の私たちをも巻き込み
仕事場は今や「戦場」と化しているのである。
職員の皆はこれからもっとピリピリし
時間が経つのが早いのは良いとしても
まだ、二か月はこの状態が続くのが・・
トホホ・・・って感じである。
職場がなんだか殺伐としていて
空気がどんどん「ピリピリ」してくるのが分る。
私の現在の「派遣先」は
市役所の市民税課である。
ご承知の通り、住民税は6月に始まり
翌年の5月までが「一年」である。
お勤めしている人は会社が給与天引きし
「自分で」という人は個人で納める。
会社が「給与報告書」を提出し始めるのが1月。
(お給料を支払っている人達の情報を知らせてくる)
2月からは確定申告が始まり・・・
それ以外の申告もぜ~んぶ受け取り
そこから一斉に市民全員の「税額」を決めていく。
これが、市民税課のお仕事である。
1月~3月までに整理した情報を
全て決定して通知を出すのが4月・・。
だから今がピークなのである。
まぁ、毎年のことではあるが
今年は例年になく「テンパリ気味」なのよ・・。
何故かと言えば・・・
この4月の異動で、重要ポストにいた殆どがいなくなったからで
残されたメンバーは覚悟はしていたとは言え・・
右往左往していて、段取りが悪いというか・・
「サクサク」と仕事が進んでいないのが
派遣の私達にも伝わるってぇのが・・
「どうなの?」って感じなのである。
昨日は2年目のS本ちゃんが泣いてしまった。
その前は3年目のI本ちゃん・・。
これは・・私が泣かせてしまった。
いきなり先輩がいなくなり
私達が携わっている部門のリーダーになったI本ちゃん。
焦っているのも分るしプレッシャーで潰れそうなのは分る。
だが、あまりに派遣を蔑ろにしたので・・
一回は我慢したが、2回目にとうとうキレた私。
詳細はこうであった・・・
私の会社から年明けに短期パートが来る。
去年は3人、今年は倍の6人に増えた。
そして去年は教えなかった事を今年は私が1から教え
同僚みほちゃんがガッチリとサポートしてくれた。
それは「異動届けの入力」という仕事で
役所側から「教えて」と頼まれたから教えたのである。
そして、4月は特定された日にこの書類を
一気にダダダ~っと入力するシステムが待ち受けていた。
1回目の「特定日」に向け、みほちゃんと私は
厚さ20センチもある書類の束に目を通し
不備があれば企業側に電話で問い合わせをし
短期パートの仲間が困らないようにと準備をした。
勿論I本ちゃんも承知であったし
「明日はこれをババッとやりましょう!」
ってな事を言っていた位であった。
それを・・・
翌朝行ってみると・・
「不慣れな職員の練習のために」と
殆どやってしまったとI本ちゃんが言う・・。
オイオイ・・
だが、致し方なし・・と思い
私達の担当者である「ひろしくん」を介し
派遣を入れている意味を考えろ、と提言した。
それから二日後・・
二回目の「特定日」に同じことが起こった。
短期パートの皆から不満の声があがったのは当然である。
どうしようかと迷ったが・・・
今後のためにも言っておいたほうが得策と思い
I本ちゃんを呼び、淡々とお説教をした。
課に何故派遣を入れたか、その意味を理解しているか?
去年の倍の人数の短期パートを入れたのは何故か知っているか?
みほちゃんと私が苦労して教え込んだ事は徒労に終わるが
あなたはそれを望んでいるのか?
書類の下調べはあなた方の為にしたんじゃない。
それ位の事も分らないのなら
あなたへの信頼度はゼロだ・・・。
ちょっと厳しかったかもしれないが
間違っていないことは明白だったから後悔はなかった。
しかし・・・
泣いちゃったらどうしよ・・・
とは密かに思っていた。
すると・・
少しして先輩格のちえちゃんとI本ちゃんが
「すみませんでした」と謝りに来た。
ちえちゃんは先に去り・・
残ったI本ちゃんが座りこんで泣いた・・。
「ごめん、私も言い過ぎた・・」
そういえば、I本ちゃんは1年目に
市民の方からこっぴどく叱られた時にも
私の膝に顔をうずめて泣いたっけ・・。
一件落着して
「女の子を泣かすなんて・・私って最低だ・・」
と頭を抱える私を、みほちゃんがゲラゲラ笑った。
「その発想がメンズですってば」とね・・。
まぁ、そんなこんなで
派遣の私たちをも巻き込み
仕事場は今や「戦場」と化しているのである。
職員の皆はこれからもっとピリピリし
時間が経つのが早いのは良いとしても
まだ、二か月はこの状態が続くのが・・
トホホ・・・って感じである。