バンドーラという楽器に、初めて出会いました。お昼を食べに来てくれた3人の女性のバックから、素朴な弦楽器のフレッドがのぞいていたので、思わず見せてもらったのです。
この楽器は小学一年生が手造りしたものだそうです。お星様のデザインです。音がまた澄んだきれいなもので、本当にびっくりしました。
木曽上松町出身の、中澤準一先生の考案されたもので、延べ時間48時間でできる楽器です。先生は信州大学美術部出身で、バイオリンの美しさに惹かれて、作り方を学んだそうです。
間伐材を使ってだれでも作れる楽器は、つくる過程で、また弾くことによって子供達の心を育むとして「木音教育」と呼ばれているそうです。
岡谷で豪雨による災害を経験し、森林の手入れの大切さを痛感した皆さんは、木と音楽とがつながるこの楽器を知って、本当にうれしかったそうです。
塩尻北小の子供たちが学校で取り組んで、完成したバンドーラの演奏会をしたのを聞いたのがきっかけで、今、岡谷で手作り講座を開いているそうです。毎週土曜日です。お時間ある方いかがでしょう。かなりい音でした。楽譜と調弦が独特で、とっても簡単。私でも一回目から曲が弾けました。
連絡は、「世界でたった一つの楽器づくり実行委員会」090-2669-1121 林さんへ
デザインを変えて何台も作る人や、バイオリンやチェロつくりに進む人など、いろんな方がいるそうです。