こめはなやの四季

農家のお菓子とごはん「こめはなや」
農作業や料理、人との出会いなど心に残ったことを綴ります。

最高の天気の中、種もみ播種が完了

2012-04-14 19:14:00 | 農作業
 

 最高のピカピカ天気。
 風もなく暑いくらい。

 慣れた手つきで播種です。

 向こうから花ちゃんが土入れ
 ゆっこちゃんが民間稲作研究所の精密播種機で種をおろし
 私のところで覆土してるところ




 あーあ、誰も相手にしてくれん。石になるしかない。





 水かけがねえ、ポイントなんだよね。多すぎず少なすぎずでえ・・・。

 今年も今枝棟梁がプールを作ってくれました。今年は忙しそうだから無理かとあきらめていたのですが。ほんとうにありがたい。感謝感謝。

 おかげでぬっくぬくに温めた床にならべて、ぬるま湯をかけてラブシートと太陽シート、おまけに今年は寒いからトンネルをしてみました。過保護かなあ。でも寒いしなあ。と、農作業をはじめると、悩んで迷って選択して進め!の日々が始まります。

 11時半には終わりました。
 ことしもよろしく!


おもしろかった!本

2012-04-04 00:12:37 | 日記
 ひどい雨と風でしたが、ようやく収まりました。皆さんのところは大丈夫でしたでしょうか。
 台風でもここまでの風が吹いたことがなかったように思います。久しぶりに怖かった熊本の台風の風を思い出しました。九州に12年以上いて大型台風の怖さが身に染みていたので、長野に帰ってからも何年かは、台風が来るたびにあちこち雨風対策の過剰反応をしていたのですが、いつも「あれえ、こんなもん?」が続いて準備しなくなってしまいました。
 それでも今日はさすがにカバーするやらおもしするやら。それでもトタンが6枚ほど舞ってしまいあわてました。

 でも実は、風がひどいあいだっていうか今日は一日、店でストーブ焚いて本を読んでいた極楽。それもとびきり面白い本でした。タイトルは「BORN TO RUN 走るために生まれた」クリストファー・マクドゥーガル著

 作者自身がランニングで足を痛めていて「なぜ自分の足は痛むのか」という問いから始まる。現代のシューズが足を痛める原因であること、北米に隠れて住む「走る民族」がいること等がテンポよく語られてゆくのだけれど、すごいのは人間という種が「走る」ことに適応して発達してきたことが、骨格や筋肉、歴史を通して語られること。そうとうびっくりしました。

 面白くて夢中で飛ばして読んでしまった。もう一度読もう、と思える久々の書。最後の方は精神性の深さを感じて、思わずナミダしてしまった。去年は古い本棚から引っ張り出して読み直した、山尾三省さんの一茶の俳句の本が一番だったなあ。

 素晴らしい本に出会えるうれしさ、読む時間の心地よさは幸せ以外の何ものでもないし、嵐のなかでもしずかな「こめはなや」ばんざい、な日でありました。ありがとうです。

 これはおまけの箱入りもも。


こうじつくりといろいろ作業

2012-04-03 23:45:49 | 料理やお菓子

 同じ16日夕方から、久しぶりで味噌用こうじつくりを始めました。うちの最後の古米18キロです。今までのように箱に盛らずに、ひとまとめで床に、といっても座敷に広げてやってみました。

 良いタイミングで小野酒造の松本さんからアドバイスをもらえて、迷いなしで始められました。途中で温度が下がってあわてましたが、シロウトさんとしてはまあまあの出来と本人は思っております。

 18日夜の出麹。







 すぐに味噌にできないので、ひとまず冷凍庫にぜんぶ入れてしまいました。大型冷凍庫のよもぎもあとわずかになって、すっかりあいているのが好都合です。


 天気が良かったので、合間にいろいろこなしました。まずみそたき用の大釜を譲ってもらいに箕輪に2回行ったし、店の看板を塗り直したし。ああ、いそがしや~。



 ちょっと濃くしすぎたかもしれません。すっかり色褪せてしまっていました。




 釜は市民新聞の譲ってください欄に載せていただいて、ちょうどいいものを手に入れることができました。以前「はぞ足ください」も載せてもらったのですが、内容と電話番号で周りの人にはすぐに私だとわかるらしく、毎回からかわれます。

 釜はいままで伊那の草間舎から借りてきていたのですが、味噌の仕込みを今年は2回に増やそうと思っていて、醤油絞りの時も使うし、そろそろ自前にしたいと思ったのです。味噌も出来たら営業日仕込みたいので、いよいよ電動味噌摺り機を買う予定。

 3年たって少しずつ変化できればいいな。ほんとに少しずつですが。



春の仕事が始まりました

2012-04-03 23:24:57 | 農作業
 3月16日、稲の種籾の塩水選と温湯殺菌をしました。
 今まで休みの日にやっていましたが、ことしはなるべく営業日にできることはやるようにしようと思い、早朝の草餅を作った後にしてみました。もう12回目かな。少しは応用がきくようになりました。



 今年は二枚作っているたんぼを、一枚減らそうかどうしようか迷っています。混植米の田んぼです。混植米はみなさんがおいしいと本当に楽しみにしていてくれるので、やめたくないし、田んぼを休むと荒れるのでそれもつらいのですが。たくさんの生き物たちも待っていてくれるし。
 何せ余裕がない。
 だれかやってくれませんかねえ。ほんとうに。
 きれいで楽しい田んぼなんですけどねえ。

 去年は限られた時間の中で、詰め詰めで田んぼの代かきなどしていて、からだに無理が出てしまったので。やめると決めきれなくて、種もみも土も用意してしまっているのですが、どうしようの日々・・・・。
 
 

3月はお弁当の多い季節

2012-03-18 19:02:06 | 料理やお菓子
 年度末の会合や、学校からお弁当を頼まれることが多いこの頃です。

 この日は昼も、夕方もお弁当の予約があり、妹に手伝いを頼んで、母も駆り出されてみんなでお弁当詰め。親子で面白いとゆっこちゃんが写真を撮ってくれました。

 お弁当の中身は・・・車麩のフライ、トーフバーグのふきみそのっけ、卵とエリンギのカレー、根菜の韓国風煮物、南瓜サラダ、青菜とえのきのお浸し、ネーブルのゼリー、玄米ご飯と雑穀ごはん、野沢菜と赤カブの糠漬け。彩りよくておいしそうでした


 岩手の道の駅で買った干し菊を戻し、お浸しに混ぜて菜の花を模してみました。