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カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

H17/2/6 行き先は何処?旧淀川探索編後編

2006-08-29 19:31:20 | エッこんなとこでカヌー?

 さて木津川は南津守を最後に上陸できるところがなくなった。今なら戻って大阪ドームで上がることもできるがどうしよう。行くか戻るか?
 普段この木津川の河口あたりはかなり小さな船舶が多い。しかし、しかしである、流石に2月の日曜日ほとんど船がいない。ここは思い切って平林大橋から南港を抜けて大和川に出よう!ということになった。実はほとんど私の意見を通したという説もある。お付き合いいただいたみなさん、危ないとこつき合わせてゴメンナサイ。これ読んでる人へ;ここまでは実際いっても面白いけどここからは偶然いけただけなので決して真似しないでください)
 平林大橋の袂で海遊館から出てるサンタマリアがでてきた。

 このサンタマリアは天保山水路を中心に北港からクルージングする。実は大阪港はこの前の年に縦断したのだけど、その前にこの近辺を見たくってサンタマリアに乗りました。この辺行く為にそこまでするかっていう話もあるんですが・・
 ここで大失敗。

 平林大橋から南港大橋の方へ行ってかもめ埠頭から大和川に入ろうと思って進む。しかし平林大橋の手前がオイルフェンスで封鎖されていたので南港大橋へいく水路と平林大橋の水路を勘違いして、南港大橋のつもりでなんと港大橋に向かってしまう。  
 思い込みというものは恐ろしいもの。私が自信タップリに進むもんだからみんなおかしいと思いながらもついてくる。この平林大橋から港大橋のところの水路は船舶交通が多くて危険だからいってはいけないとおもっていたところ。水路を横切り港大橋をくぐると、前には舞洲の金の塔。やってしまったと後悔ももう後の祭り。このまま進むか戻るかで戻って始めの予定通り大和川へいくことに。

 まさかガントリークレーンの前を横切るようなおっそろしいことやるとはなあ。高さ30m近い上からははっきりいってただ怖い。まずカヌーでくるとこではないです。
 この後南港まで戻ったらもう夕方近くなっていてフェリーのエンジンがかかっている。早く大和川に逃げ込もうと思ってたら港湾の船から停船命令。大丈夫です。もうすぐ出ます。見逃してください。ゴメンナサイ・・・
 とにかくかもめ埠頭に逃げ込んで大和川を遡上。正直ホッと一息です。
 しかし大和川は浅い。何度も漕いでてパドルがつきながら阪神高速の湾岸線(新日鉄前)まで到着。ゴール!お疲れ様でした。行程約20km、正にファルトならではのツアー。あの北浜をでた時には大和川までくるとは夢にも思わずです。この後何回も阪神高速乗りましたが、港大橋を越えるたびに思い出します。しかしルート間違えたとはいえなんてことやったんだろ。反省!
 PS;冗談のような話なんですが、この次の日の新聞に木津川の津守でビニール袋に入った人の腕が浮いてたそうです。まったくなんてとこ漕いでたんだろう!

H17/2/6 行き先は何処?旧淀川探索編前編

2006-08-28 19:23:32 | エッこんなとこでカヌー?

 そもそも私は小さい頃からの生粋の阪神ファン。そこでいつも優勝の度にバカ騒ぎがある道頓堀を一度は漕いでみたい!そんな物好きに多くの方が賛同くださってやってきました中ノ島公園。出艇はおなじみの北浜はバラ園、さあここから道頓堀を目指すのだ!
 北浜は淀川から毛馬の閘門を経て大川に入り、中ノ島公園で堂島川と土佐堀川に別れたところ。ここから西に向いていくには土佐堀川(南側)がいいのでそちらを進む。
 すぐに淀屋橋に到着。(そら一駅やもんなあ)

 船着場がまだあり、御堂筋の下をくぐっていく。ミズノのビルの前を通って土佐筋沿いに進んでいく。そういえば前に通ったとき、四ツ橋で川の水でお米をといでる人にあったことがある。うーん、たくましい。
 割とすぐに川口に到着。中ノ島公園はここまで。まっすぐ進むと安治川から天保山。右に曲がると堂島川で元に戻る。そして今回の進路は右に曲がって木津川を進む。
 この木津川までくると船着場が割りとある。大阪の昔ながらの姿。これがまたいい。伯楽橋を越えると見えてくるのが大阪ドーム。

 ほんっと、不思議な風景です。この大阪ドームの大正区は木津川と尻無川にかこまれたところ。この先が木津川から道頓堀川に入るところで、右に曲がれば尻無川から阪神高速湾岸線の港大橋。左に曲がれば西道頓堀川を経て本日の目的地、道頓堀である。で、さあいよいよ道頓堀だっと思いきや・・・

無情にも閉まる水門。これでは道頓堀にいけない~~!
 しばしどうするか協議した上でもう少しいってみることに。この先はどうなってるか全然わからないので、とりあえず上陸できるところを覚えておいて、もしいけなくなったら戻ろうと相談しながらすすんでいく。
 芦原橋から北津守へといくと木津川と通船で渡している。確か大阪市がやってる渡し舟。実際、この辺に住んでないとお目にかかることもないのでちょっと感動。また橋が無茶苦茶高い。まだまだこの辺行き交う船舶がおおいので船がひっかからないようにしている。まあそら御堂筋の下なんかよほどの船やないと通れないなあ。

こういうところでまだまだ自分の知らない世界があるのには本当に驚いてしまう。実際こうして川下ってみて初めてわかることのなんと多いことか!
 さて感動するのはいいけれどこの津守からいったいどこにいくのやら。果たしてゴールはどこになるのやら。漕いでるものがわからないのに読んでてわかるはずないともツッコミも。すでに阪神優勝のバカ騒ぎは頭にもなく彷徨うカヌーイスト???         後編に続く

過去編 H13/4/19 淀川から大川へ

2006-06-26 18:09:36 | エッこんなとこでカヌー?
以前も書いたが私のカヌーの原点ともいえるのが淀川を河口まで。しかし昔の淀川はいわゆる大川から中之島にかけてである。
 そしてそれは天神橋筋にかかる長柄大橋のすぐ上流から分かれる毛馬の閘門(こうもん)から入っていく。この日、艇は2艇、私とKくんがレイカータンデム。Iさん夫婦がノーティレイレイドⅡ(?)だったと思う。まず集合は長柄大橋手前の川原の駐車場。そこから艇を下ろしさあ出発。
 私は10歳まで守口の滝井に住んでいた。そこでよくきたのが城北公園と毛馬の閘門。赤川の鉄橋を越えて、よくタニシを捕りに来たもんだ。
 この懐かしい毛馬の閘門は出艇場所から淀川を渡ってまん前。なんか感動的でした。やはり自分にとっての原風景なんですね。

毛馬の閘門は通過するには事前に事務所に申告が必要。土日は係員がいないのであけてもらえない事が多いが、平日はOK。(最近はどうなってるか知らない)
 門の前で待っているとシグナルがブルーになってマイクが入る。鎖で水門がガラガラっと上がっていくのは、今までのカヌーではなかった興奮があった。水門を潜るとさの先にもう一つの水門。この淀川と大川は水位が違い、ここで水位を調整せる。(おお!パナマ運河方式だ!)


 上の写真の上が淀川、下が大川の水位。カヌーの下を水が減っていくのは変な感じ。でも面白い。この水位を調整してる間はシグナルはレッド。そして水位調整が終わって水門が上がって再びブルーに。水門を通過したそこはもう大川。これだけ劇的に風景が変わるのもちょっとない体験。
 この大川でまず強烈な違和感を感じる。それまで川の風景は川原であり、岩や崖であり、そして護岸のブロックだった。しかしここ大川はそのまま家が建っており、普通の生活圏がある。嗚呼、こういうのもカヌーなんだなあってしみじみ思う。毛馬から桜ノ宮へ向かう間に阪神高速はあるし、よくしってる道路がある。今まさにいつもの生活してる風景を川の上からみてるんだなって思いは感無量である。
 はっきりいって街中の川でも淀川などの大きな川より、こういった川の方が実感できる。
 さて毛馬から桜ノ宮とくだっていくと向かって右岸に出店がいっぱい。それもそのはず、この日は造幣局の通り抜けの日。川から通り抜けの桜はみえないものの、珍しがってみんなが声をかけてくる。こちらも手をふったりして和気藹々。時々来る水上バスをよけながら見えてくるのは帝国ホテルに国道1号線の銀橋。この銀橋は見えてかなり嬉しかったです。
 そして銀橋を越えると、当然京阪電車の天満橋(毎朝乗ってる)に大阪城。これで喜ばないと大阪っ子とはいえないか!

 やっぱり最高です。この先、今はなくなった松坂屋の横を通って中ノ島が見えてくる。右が堂島川、左が土佐堀川。今回はまず左の土佐堀川に入ってすぐ左右の川が繋がる所がある。堺筋線のすぐ手前のバラ園のところです。まあこの辺でゆくり上がれるのはここと桜ノ宮ぐらいか?
 少しの休憩後今度は右の堂島川を上がる。北浜を越え御堂筋の下をくぐる。いままで桜ノ宮や中ノ島では通る人が立ち止まって見たり手をふってくれたのに、御堂筋では誰も振り向きさえしない。これはこの後、何回となくいってるが御堂筋が一番カヌーを見ての反応がない。まさか見慣れているということはないはず。まあ流石大阪のビジネスマンというべきか!
 ここでIさんのカヌーがかなり浸水。まあ自転車やらなんやら落ちてたしどこかで引っ掛けたか?水抜くとこもないしつかりたい水でもないので北浜に引き返す。
 上がって地下鉄北浜の駅から柴島駅まで電車1本。約10分。そこから長柄大橋の駐車場まで歩いて10分。これがファルトのありがたさ。またいこっと。

※これが初めていった大川、そして最後の毛馬の閘門です。残念ながらこのあとボートが毛馬の閘門ではなく淀川大堰でなくなったので毛馬の閘門まで申請不可になってしまいました。いい雰囲気なんですけどねえ。でもまた変わることを信じて待ちたいものです。

H18/3/15 泉州溜め池ツアー

2006-03-16 17:13:09 | エッこんなとこでカヌー?
 大阪といっても狭いようで広い。この貝塚近辺の泉州地区は和歌山との国境付近の紀泉高原からの川にダム湖が多く水も比較的きれい。けっこうバス釣りなんかもやっていてよくボート浮かんでる・・と知人にそそのかされてやってきましたダム湖はしごツアーです。使うのはなによりも撤収が早く、水きりのいいアミーゴ。同行は大和川下流でも一緒にダンデムしてくださったY師匠。  師匠お願いしまっス。
  (私はこの辺、道がよくわからん。もう頼りっきり)

 始めに来たのが阪南市の鳥取ダム。採石場の更に上で ここいったいどこ? って感じ。折角来たけど入るとこないし、おろすとこわからん。チェーンはってるし、関係ないけどトカゲがケンカしてるし!しかしまあそこはそこ!ふと気がつけば水の上。うーん、いつの間に下りたのだろう・・なんて。
 まわりにはまったく人工物もなく最高。まだまだ大阪にもこんなとこあるんですね。

 ある程度漕いだら次は泉南市の堀河ダム(ホリゴです)。ここはダムの周り周回道路があるけど片側通行止め。なんでも崖が崩れてきて危険らしい。面積も広く中に島もある。なかなかいい雰囲気である。

 本当にこういうのーんびりしたのもいいですね。前日、前々日が寒かったのでホッとします。 岸や島も手がはいっていて、市民の憩いの場って雰囲気です。けっこうくつろいでしまったけどまだ続きがあるから撤収。
 次は泉佐野市の稲倉ダムなんですが、ここで道案内のYさん。私にこの近辺をいろいろ案内してくれてちょっと遠回り(道に迷ったという説もある)。

 で、いっぱい泉州走り回ってやってきました稲倉ダム。うう!苦労したなあ!
 もう3回目になると慣れたもの。すばやくセットアップ。しかし一日で場所変えて3回も漕ぎ直したのは始めてです。(2回はよくありますが)
 ここは割りと全体が丸く、見通しがよすぎるのでドキドキ感が少ない。やはり一日に3度も場所かえて漕ぐと贅沢です。そこでやってみましたお昼寝カヌー!風上に漕いでいって風でゆらゆら流されて帰ってくる!これがまたいいんだ!実は前に2度ほどやったことがあります。貝塚の二色の浜と、沖縄の万座毛(えらい違いや)これはいいのはダッキーかシットオン。カヌーの上に寝転がってうつらうつらはサイコー。
 この稲倉ダムだけがシダの群生地がありちょっと驚き。またウグイスが鳴き声も高く、もう春だなあと実感。あとカシラダカやセッカなんかも飛んでいて、野鳥天国です。(実は高校の時、生物部で野鳥観察やってた)
 残念ながらこの辺のダムはほんとはボート禁止です。せっかくの空間がもったいないなあというのが実感。危険も自己責任の意識が浸透しないと。
 でも泉州っていいとこだなあ!

H18/2/27 大和川 市内横断編

2006-02-27 16:22:23 | エッこんなとこでカヌー?

行ってきました大和川!日本一に返り咲いた?とのうわさもある清流である。昨年奈良のファミリー公園前から下ってきて今日はその続き。(前回に関しては次回記載予定)
 今回使ったのがグラブナーのアミーゴ!ダッキーの中ではAIREに押されてるが、強度と軽さを兼ね備えたハイパロン艇。しかもタンデムでありながら、細く巻けば上の左の写真の通り(赤いのだよ)。更に・・・その収納時の排水性は驚くべきほど。ゴールしてちょっとふいたらもう水漏れナシ。
 余談ですが、この乗った後の水漏れ(船体の繊維やチューブの間からどうしても水が出てくる)は他社はどうしようもない。HIVIXが使用後なんと10kgも重くなってたのは本当の話(もちろん水で)
 さて今回はアミーゴに私と地元探索に燃える小さい頃から大和川で遊んだ泉大津のYさん。そして大和川の上流も一緒にくだった岸和田のKさんがリンクスで参加。
 さてもちろん電車で担いでいくのでスタートは駅の近く。今回は地下鉄谷町線の長原駅。ここから500m南に歩いて中央環状線の新明治橋からイザスタート。
 昨日はかなりの雨だったのでこれが大和川っていうほど流れが速い。おかげで普段の浅い川底もかすらずラクラク。
 しかしこの辺は橋が多いですね。すぐ橋がでてくるので漕いでて楽しい。阪神高速松原線、国道309号線を越えまずは近鉄南大阪線。
 この、川で電車をみるのがまた楽しい。 こんな目線ほかにないぞ!

 写真のほかにラピートなんかも通ったんだけどとりそこねた!
 地元の二人はなんかわけわからん地名の話してるけど、ここが北河内出身の悲しさで通勤路以外よーわからん。でも昔遊んだとこみるのってほんとに楽しいなぁ。
 さてJR阪和線、南海高野線とすぎて南海本線の手前に本日のメインイベント「大阪に残る路面電車 これが噂の阪堺線」が通ってます。
 これは私も父親が青年師範(?)に通ってた時にノッテタラシイ。今直 浜寺か天王寺まで運転してる由緒ある電車。

 でも携帯でこんな小さくしか撮れませんでした。詳しくはこちらをみてください。車体も広告付きだし、橋脚もきれい。これみただけでもきたかいあり。
 さてKさんは南海本線横で上艇。我々はもう少しすすむ。・・というのも阪神高速の湾岸線までは以前海から漕いできたことがあって、もう少しで繋がるんです。
 国道26号線、大阪臨海線をこえるともうすぐ河口。で例によってきつい浜風。でも距離も短く30分ぐらいでゴール。これで淀川に続き大和川も海までつながりました。ヤッタ
 あとバスのって地下鉄のって南海で出勤。・・しかしたまにはきれいなとこも書こうかなっとおもうんですけどもうしばし大阪の川におつきあいを!次は大和川書いたのでその上流、激闘!大和川編