昨日、無事ブリスベンに帰ってきました。
実はこの間、今までの人生の中で
最も悲しい別れがありました。
大好きな父が天国へ行ってしまったのです。
1月末、父の病気が深刻な事を知り
すぐにチケットを手配して急いで駆けつけましたが、
2週間後、父は帰らぬ人となりました。
悲しくて、悲しくて、
泣いて、また、泣きました。
娘の私が言うのもなんですが、本当にステキな人でした。
誰に対しても平等に優しく、人の悪口を言わず、
悲しみや苦しみは胸の奥にしまいこみ、
いつも笑顔を絶やさない父でした。
私は小さい頃からずっと父の事が大好きでした。
人生で大事な事はすべて父から教わった、と言っても
過言ではありません。
私が子供を連れて留学する事を誰よりも喜び、
そしてこのブログだって誰よりも熱心に読んでくれていた父でした。
病院で目に見えて弱っていく父を目の当たりにし、
そして当然亡くなった父の顔も見ているのに、
未だに信じられない気持ちでもあります。
子供がいる手前、普段は気丈に振舞っていますが、
メールボックスに残っているメールや写真を見ると、
父のやさしい笑顔が思い出され、
涙が溢れて仕方がありません。
私は父の娘で本当~に幸せだった。
と、心から思います。
娘にこんなふうに思われている父も幸せだった事でしょう。
私は父に対するその素直な気持ちをいつも言葉と行動で直接伝えて来ました。
照れくさくて言えなかった事はありません。
あの時もっとああしてあげれば良かった、こうしてあげれば良かった、
と後悔する事もありません。
それだけが、大して親孝行らしい事ができなかった娘(私)の唯一の救いです。
それでも本当はもっともっと沢山話をしたかったし、
私がちゃんと卒業する姿だって子供達の成長だって見て欲しかった。。。
私も父の喜ぶ顔が見たかった。。。
考えると悔しくて悔しくて仕方がありません。
でも父は言いました。
“空の上からいつでも見守っているよ。”と。
ブリスベンに帰って来る飛行機の中、
私は窓の外に限りなく広がる、
広く、深く、美しい空を見ながら
父を感じました。
そして、残りの留学生活を悔いが無いように過ごし、
無事卒業した暁には大きくなった子供達と一緒に卒業証書を持って
父の霊前に報告に行けるよう、より一層頑張ろう!
と、思ったのでした。
いよいよ明日から新学期がはじまります。