コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

後始末、ではなく。

2010-04-01 18:41:20 | 
3月後半、M印刷のSさんの顔を見ない日はない。
学内で生産される膨大な報告書類のうち、かなりの部分をM印刷が引き受けているのでは無かろうか。
昔は、Aとか、Kとか、いくつもの業者とやっていたし、一九展の図録はそういう方面に強いタクトグラフィックに御願いしたんだけれど、タクトは無くなってしまい……。

M印刷の強みは、いろんな意味での機動力なんだと思う。
我々(と一括りにしてしまうのは申し訳ないけれど)大学の教員は、なかなか仕事をまとめない。〆切ギリギリに、難しい注文をする。そういうことに、かなり対応できるし、薄利多売なので、つい御願いしてしまう。


と、そのことが問題なのではなくて、作った冊子の話。
入稿したときに走り書きみたいに書いたんだけれど、5冊になってるな。
全6冊


自分たちで作ったのも1冊あるのだった。山の上に乗ってるやつ。

済みません、片づけます。

上旬には配りきってしまいたいけれど、保存用もあるので、また研究室が……。

こういう報告書は、大量に作られるけれど、売るわけにも行かず、国会図書館にも全部送るわけでもなく、各教員に配布された物は、しっかり読まれることのないまま、いつかリサイクルボックスに入っていたりする。
実際、私自身、戴いても読まない物もある。
ただ、案外お金もかかっているし、作った側とすれば、愛着もあるので、要らない場合は返してくれ、と言っている。

予算消化とアリバイ作りのために作っている中身の薄いジャンク・ぺーパーという評価もある。
私の場合、これらのペーパーは、全く研究業績にカウントできない。ま、教育業績の参考資料くらいの位置づけだろう。

それでも作るのは、第一義的には、参加した学生達の動機付けと、やっぱり、成し遂げた事への褒美だったりする。慣れてしまうとなんとも思わないような印刷物でも、学生達にとっては、特別な成果だから、手にしたときの嬉しそうな顔をを見るのは毎年愉しい。最後の編集作業は正直きついし、事務処理も面倒なんだけれど、製品を受け取り、それを学生に渡す特権は捨てがたい。

09年度は、特に思い入れの強い物ができあがった。
内容的には、改めて見ると、間違いが多いし、もっと工夫の余地があったとか、「あれが入ってない!」とか、色々あるんだけれども。



そして、どれもが09年度の「報告」なんだけれど、これから先、何をすべきか、と言うことの指針を示す物になっていると、勝手に思っている。

また、江戸から離れてしまったけれど、これはこれで、やらねばならんことです。



一緒に作ってきた皆さんありがとう。
これからもよろしくです。

明日以降、配布しますので、空き時間に取りに来てください。
静岡の文化の取材先にも、少しずつ持っていきます。

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2 コメント

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お疲れ様でした~ (I.M)
2010-04-01 21:17:18
「赤本」が総合問題でしょうか。見栄えがしますねぇ。
前回の「走り書き」にはいっていないのが活性化の「人言も18歳」かな?
ぜひ、6冊拝見したいです。
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いやいや (こにた)
2010-04-01 23:23:31
中を見られると微妙かも……。

何はともあれ、すぐには差し上げられないんですが、御覧いただくだけならいつでもどうぞ。
返信する

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