コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

大学の総合学習

2005-01-26 18:22:22 | 
総合学習ネタは別に書いた。

いろんなところで議論がある。
そういうのの一つ、総合学習見直し発言 / Angerika仁、少しコメントをつけていたら、別のことを考えはじめてしまったので、こっちに引っ張ってきてみた。まぁ、コメント機能とトラックバック機能を合わせて、相互参照出来ると便利かな、という話で。


大学の総合学習は、フィールドワークとインターンシップ。
教養科目まで細かな縛りがかかってやたら不自由になっているなかで、この二つは専門性より総合性かな、と思う。

なんだけど、やっぱりちょっと待て、という気もする。
教養科目でやるならまだ良い。専門の科目として単位を出すのはいかがな物か。

前にも書いたように、私のゼミは、課外活動をいろいろやっているし、それ以外にも、地域イベントに学生を送り込んでいる。それらのほとんどは、無報酬、勿論、単位にもならない。だからこそ、学生たちは自発的に参加するし、そこで得られる物の重要性にも気づいている。

フィールドワークになじまない学問もある。そういう学問のために図書館で調べ物もフィールドワークの内、と強弁して包括してしまうことに何の意味があるのだろう。研究室の実験も?
総合学習に悩んで適当に商店街を回らせたり、映画見せて終わる授業と似て無くもない。

インターンシップは、教育実習に似ているのだけれど、受け入れ先によって内容も期間も一定ではない。教育実習と同じような制度が確立しているなら、教職科目同様、卒業単位には含めないまま、単位を出すのも良いと思う。
専門科目として単位を出すのはどうも疑問。

インターンシップそのものを否定するわけではない。どんどんやればいい。でも、それによって、専門科目の必要単位数が相対的に減ることになる。
実はここがミソで、大学は、経済的にきつくなって、非常勤も雇えない、自分たちだってこれ以上授業は増やせない、かといって、総単位数を減らすわけにも行かない。ならば、資格や留学を単位認定しましょう、社会体験も結構、みんな単位を出せば、教員の「負担」減。授業は、教員にとって「負担」だからね。
そうやって職場放棄するための方便でないと誰が言えるか。

やるのは結構。やるなら、卒業単位とは別にするべし。私たちが、私たちの手で責任を持って伝授すべき事は、もうこれ以上減らせないのだよ。

てか、教員がみんな、自分のフィールドに自分の学生を巻き込めば、学生は喜んでついてくると思うんだけど。
授業はさぼる学生も、座禅は全員揃ったもんなぁ。

来年も、コニ研は強制労働盛りだくさんだから覚悟しておいてね(って、まず自分に)。
あぁ、秘書が欲しい。
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1 コメント

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Unknown (Angerika)
2005-01-27 16:18:07
単位数とか、学校の台所事情とか、とにかく

数字が絡んでくるとせこくなってしまいますね。

学び取りたいものがある。

伝えたいものがある。

それだけじゃだめなのか。



数字はあとからついてくるものであってほしい。

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