コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

本を

2011-03-29 09:42:41 | 
年度末で仕事も収拾つかないし、色々書き留めたいことはあるんだけど、取りあえず引用を先に。

著作権上問題あるかも知れないのだけれど出典明記と言うことでご容赦願う。
手入力なので再利用推奨せず。


試される言葉・問われる私 
 試されているのだと思う。言葉の力が試されている。
 お前はどんな言葉を今、発するのだとこれほど厳しく鋭く問われている時はないのではないか。被災地に必要なのは、今は言葉ではない。物資であり人材であり情報だ。けれど、まもなく本物の言葉が必要となってくる。半年後、1年後、10年後、どういう言葉で3月11日以降を語っているのか、語り続けられるのか。ただの悲劇や感動話や健気な物語に貶めてはいけない。ましてや過去のものとして忘れ去ってはならない。剝き出しになったものと対峙し、言葉を綴り続ける。3月11日に拘り続ける。それができるのかどうか。問われているのは私自身だ。
あさのあつこ 「こころ(悩みのレッスン)」(朝日新聞 2011/03/28 夕刊)



「本にできること」 
 私は文学を、読書を過大評価はしていない。ただ、文学にしかできない仕事があるのは事実だし、読書でしか得られない効用があることも知っている。
 あなたが過去に元気づけられた本、慰められた本を思い出そう。その情報をツイッターやブログやメールで流そう。
 現地にボランティアで入る人は1冊でも2冊でも本や雑誌を荷物に入れていこう。持ち寄った本で避難所にブックコーナーをつくろう。避難所が学校で図書館が無事ならば、一部でいいから図書館の本を開放しよう。不安がる子どもたちや高齢者のために読み聞かせをしよう。
 新学期がはじまり、被災地が少し落ち着いたら、小中学生の出番が来る。ひとり1冊ずつ好きな本を持ち寄って、思いを託した手紙をはさみ、被災地や避難先の友達に届けよう。
 本なんか邪魔なだけ? そう思うならやめておけばいい。支援の仕方は多様でよいのだ。
斎藤美奈子「文芸時評」(朝日新聞 2011/03/29 朝刊)




斎藤がこの記事の冒頭で「出版・文筆業界隈でもチャリティが動きはじめ」と言っているのの実例はこんなの。
島田雅彦復興書店 リバイバル&サバイバル彼岸百貨店参照)

それから、別の文脈で下書き用意してた図書館協会の予告を載せる前に募金活動が始まった。
東日本大震災により被災した図書館の復旧、復興のために義援金を。 社団法人日本図書館協会


ここも重要
東北地方太平洋沖地震による図書館の被災情報・救援情報をまとめたサイト(カレントアウェアネス・ポータル)


今後記事が重複するなぁ。

  

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春や昔の | トップ | 花見のまえに(未整理) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事