見見楽楽 ~九州ぶらり放浪記~

おむすびころころ
鹿児島を中心にあちこち出歩いております。

“お互い様”という日本語

2016年01月27日 15時07分35秒 | Weblog
日本語は世界一難しいと言われています。

それは日本語も他国の言葉も理解出来た人が言ったこと。

英語もロクに話せず、日本語しか話せない自分には良く分かりません。


さて、日常でよく使う言葉で

“お互い様”という相手を気遣ったいかにも日本人的な言葉があります。


通常は

Aさん 「先日は有り難うございました。助かりました」

Bさん 「困った時はお互い様ですから、気を遣わないでください」

これは普通に使います。


しかし、時に

Aさん 「私、字が下手なんです」

Bさん 「それはお互い様ですよ、私も人には見せられない字だから」

一見、相手を気遣っているようですが、

あなたも人には見せられない字だと言ってるようなもの。


また、

Aさん 「君は字が下手だね」

Bさん 「それはお互い様ですよ」

もはや喧嘩、お互いを非難しています。

せっかくの美しい日本語が台無しです。


元々、“お互い”は、地位が同格、もしくは謙遜しての表現だと思います。

上から目線や下手な謙虚さは不快な言葉になります。



実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな




これも米文化の日本人的な古くからのことわざ

学問や“徳”がある人は謙虚だということです。


もっと勉強しとけば良かった

・・と思う、今日この頃、

     今年58歳になります。




冒頭の写真は、先日の大寒波で出来た氷柱(つらら)。

子ども時代を過ごした田舎では冬場に良く目にしましたが、

何十年ぶりに見たような気がします。

そして、奥の灯りはお隣の有料老人ホームの窓明かり。

学問は無いけど“徳”のある老人になれるようこれから頑張ります。
















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