見見楽楽 ~九州ぶらり放浪記~

おむすびころころ
鹿児島を中心にあちこち出歩いております。

昭和を感じるレトロな空間

2009年07月26日 15時47分45秒 | 訪ねたイイ所…熊本編
阿蘇神社から歩いて10分足らずのところに超レトロ空間を発見。
小川が敷地内に流れ、四季の草花がごく自然に生い茂る中にライトグリーンの塗料が剥げかかった古い建物が2棟あります。
ココは元々、昭和初期に建てられた洋裁学校の校舎。
「etu」のオーナーがあちこちの物件を探して一目惚れしたとか…。
古い雑貨販売とギャラリー&カフェの店として週末と祝日のみ営業しています。
ちなみに店名の“エツ”は洋裁学校の校長先生のお名前を拝借しているそうです。


“昭和の学校”って感じがそのまま…


奥にちょっとしたカフェスペースがあります。


懐かしい温度計。

営業は土日祝だけ



etuのお隣は、マクロビオティックの『CAFE Tien Tien』。
※マクロビオティック(Macrobiotic) とは、玄米や野菜を中心にした食生活法。

フランスに在住していたオーナーは、病気を経験したことからマクロビオティックを学び、昨年12月にオープン。
阿蘇の玄米や有機野菜を使い、砂糖などの調味料は一切使わない。
季節のものをその季節に使う。
マクロビオティックの第一人者、料理研究科の今井洋子さんの考案した料理がメインです。


砂糖の代わりにメイプルシロップを使ったマクロスィーツも人気です。
お水は敷地内に湧く湧水です。


玄米のコロッケと野菜のプレート
完全マクロのお料理。


そば粉のガレットとクレソンとレンズ豆のサラダのプレート
こちらは半マクロ。







何気に置いてあるフランスの雑貨やヴィンテージの家具もセンスがイイです。


水曜日と木曜日はお休み







こちらは洋裁学校の校長先生のご自宅だったところ。
オーナーがコツコツと改装、敷地内に湧く湧水を竹を利用して引き込むなど手間隙かけております。
店名になっている“かんざらし”とはこの地方で食べられる白玉のお菓子。
湧水で冷やされた“かんざらし”はこの季節にピッタリ。








冷やしたトマトとサイダー。
このサイダー、チョコレート味のサイダーなんです。
お店のオバちゃんにススメられたのですが、飲みたいような飲みたくないような…


お休みは水曜日




阿蘇神社

2009年07月26日 08時19分20秒 | 訪ねたイイ所…熊本編
阿蘇神社は阿蘇市一ノ宮町にあり、全国に450社ある「阿蘇神社」の総本社。
神武天皇の孫の健磐龍命(タケイワタツノミコト)を主神としてその近親12の神を「阿蘇十二明神」と呼ぶそうです。
阿蘇神社を創建したのは、健磐龍命の子の国造速瓶玉命(クニノミヤツコハヤミカタマノミコト)で、阿蘇の古代阿蘇国造りの中心となったと伝えらます。
一ノ宮町の由来は、健磐龍命(一宮)からです。


阿蘇神社の大楼門
日本三大楼門の一つです。(三大楼門の他の2つは、鹿島神宮(茨城)、筥崎八幡宮(福岡) )


北の鳥居、奥に見えるのが南の鳥居。
通常、神社の参道は社殿に向って正面にあるのですが、阿蘇神社の参道は横。
そのライン上には阿蘇山があり、阿蘇山を祭神としたとの説があります。


神の水
阿蘇一の宮の人々は水が出る基(もと)を水基と呼び、豊かな水を生活用水や飲用水として利用してきました。
阿蘇神社境内にある「神の水」は美味芳醇な神様の泉として珍重され、不老長寿の水として古くから崇められています。
全国からペットボトル持参の観光客が来るようです。


北の鳥居から延びた門前町。


阿蘇神社周辺には12の水基を巡る散策コースがあります。
これは「金脈の泉」。熊本ファミリー銀行の地下から湧いています。
この裏側には、肥後銀行の「金運の泉」があります。
サマージャンボ宝くじを買ったら、この水を飲みましょう!


喫茶店前の「語らいの雫」


文豪の水
この水を飲むと成績が上がる?…らしいです。


文豪の水は文房具「丹波屋」さんの裏に水基があります。
写真を撮っていたら、丹波屋さんのご主人が井戸を見せてくれました。
文豪の水は地下80メートルから湧き出るようです。
文豪の水の名の由来を聞いたのところ
「○○時代の偉い詩人の○○さんが我が家に数日間泊まったので文豪の水にしたんだよ」
…と早口の阿蘇弁で言われたので○○部分は聞き取れず不明。


丹波屋さんの目の前にある馬コロッケで有名な「とり宮」。


注文を受けてから揚げてくれるのでアツアツのコロッケが食べれます。
馬コロッケはコロッケの中心に馬肉が入っています。
畑のメンチカツは豆腐のおからで作ったヘルシーなメンチカツ。
両方とも美味しかったのですが、1個150円は高いような…
阿蘇神社参りした人のほとんどが食べに来るんじゃなかろうかと思うほど繁盛してました。
(肝心のコロッケの写真は撮り忘れました)


【阿蘇神社】
熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1