見見楽楽 ~九州ぶらり放浪記~

おむすびころころ
鹿児島を中心にあちこち出歩いております。

おび天…おび天“蔵”(元祖おび天本舗)

2009年03月14日 06時07分11秒 | 雑誌取材同行記…宮崎編
飫肥名物“おび天”です。
江戸時代に庶民の味と親しまれていたのがおび天です。
日向灘近海で捕れる、シイラ・アジなどのすり身に豆腐・味噌・黒砂糖を練りこみ油で揚げた天ぷらの一種。
よく、さつま揚げと比較されますが、さつま揚げよりふんわり柔らかく味付けも甘いです。
飫肥地方は昔から味噌をよく使う習慣があり、また南西諸島からの移住者が多いことから黒砂糖を使ったのではないかと言われています。

ここ、おび天“蔵”は飫肥城大手門前にあり、藩政時代に建てられた役所『長倉』を利用したおび天など郷土料理のお店です。
お店に入るとおび天の実演販売が行われ、揚げたてをいただけます。
自分も紅しょうが入りの揚げたてをご馳走になりましたが、アツアツでふんわり柔らかな食感と黒砂糖の甘みが美味しいです。
ただ、この甘さは好みが分かれるところ…、おやつ感覚で食べるにはイイです。
アツアツの揚げたてをほおばりながら町を散策してみては…





※鹿児島のさつま揚げも実演販売したらどうでしょうか?
中央駅など観光客が集まる場所で、本場鹿児島の味“さつま揚げ”の揚げたてはPRになると思いますが…