Ali'i Drive Breeze

The Big Island
ハワイ島で体験した思い出を写真とともに綴る旅日記

ケアウホウS.C.のアロハフライデー①無料で見られるフラ・ショー

2008年08月19日 | カイルア・コナ地区

2004年11月5日。
サウス・ポイント(2008年2月7日のブログ参照)から帰って来て、
コンドミニアムのプールでのんびり過ごした後、
夕方、ケアウホウS.C.(ショッピング・センター)へ。

ここから眺めるサンセットも綺麗なので、
ついつい見惚れてしまうのですが、
この日は金曜日
毎週催されている無料のポリネシアン・ショーを見るため、
日没前にセンター・コートヤードに移動しました。

ちなみにこの壁に描かれた絵は、
            ローカルのアーティスト、キャリー・フォスターさんによるもので、
    彼女はハワイ固有の自然や動物、民族楽器などを描いているそうです
                                       今年2008年に、
  ケアウホウS.C.内各所の壁の絵が彼女によって新たに描き直されたようです。

センター・コートヤードでは、地元のバンドによる演奏が始まっていました。
S.C.に心地良いギターの音色が響き渡り、気分を盛り上げてくれます。

午後6時。
コートヤードの照明が消され、特設ステージが暗くなりました。
静まり返った会場にプイリ(Puili)=竹の打楽器と
パフ(Pahu)=ココナッツの木から作ったドラムのリズミカルな音が鳴り響き、
暗がりの中をダンサーたちが登場。
プイリとパフのリズムが徐々に早まり最高潮に達した瞬間、
一瞬の静寂とともに照明が点り、ダンサーたちの姿が照らし出されました。
そして、スローなギターの弾き語りに合わせて、
6人によるタヒチアン・ダンスからショーが始まりました。

まずは、そのエキゾチックな踊りに魅せられてしまいました。
特に中央で踊るケアヌゥヘアは、このショーの顔ともいえる存在で、
ダンスの上手さはもちろん、
醸し出している雰囲気が何とも妖艶で、
気がつけばすっかり惹きこまれてしまっている・・・、
そんな魅力的な女性です。
しかも、腰の動かし方が凄い!
ソロパートでの腰の振りなどは圧巻!!
これまで、コナ・ビーチホテル、ロイヤル・コナ・リゾート、
キャプテン・ビーンズのディナー・ショウでポリネシアン・ダンスを見ましたが、
ケアヌゥヘアの腰の振りには最も驚かされました。

ショーは、暗転の後、チャントを詠唱しながら、
衣装を替えた6人に、ダンス教室に通う10代前半の女の子たちも加わり、
総勢12名によるカヒコへと移っていきます。
子供たちといっても、その踊りはしっかりとしたもの。
プロとは違う一所懸命さが伝わってきます。
「こうして伝統は受け継がれていくんだなぁ。」と、見ていて感心しました。

赤い照明に照らされながらのカヒコが終わると、
今度はイプ(Ipu)=瓢箪の打楽器を左手に持ち、打ち鳴らしながらのダンスです。
この時、僕たち夫婦は最前列の真ん中で躍る女の子が気になりだしていました。
踊っている子たちの中で一番幼く、身長も一番低いその女の子は、
さっきまで堂々とカヒコを踊っていたのに、踊りが変わったとたん、
まわりの子とは動きが少しずれるようになったのです。
どうやら、
アウアナは、まだ覚え切れていないままステージに立たされたようです
明らかに左右の子の動きを盗み見しながら踊り続けています。



それでも笑顔だけは崩さず、最後までしっかり踊り続けたその姿が、
僕たちには、とても印象的でした。

ポリネシアの島々を踊りで巡るショーは1時間ほどで終了。
その間、衣装も4回変わり、先生自らダンスを披露したりと、
派手な演出はないものの、見ごたえ充分なショーでした。

ショーの最後に、ダンサーの名前を呼んでひとりずつ紹介していきます。
やがて、最前列で懸命に踊っていた女の子の名前が呼ばれたとき、
ちょっとした驚きとともに、僕たちは彼女をより鮮明に記憶することになったのです。
彼女の名は、 『カイウラニ』。
そう、
ハワイ最後のプリンセスと同じ名前だったのです。
しかも、プリンセス・カイウラニは、
『日本の皇族の若君と婚姻の約束があった・・・』という伝説のある王女。
伝説の真偽はともかく、
偶然とはいえ、
同じ名前をもつ少女として、彼女のことをしっかりと覚えたのでした。

そのカイウラニの踊りを再び見たのは、1年2ヵ月後のことでした・・・。

*久しぶりに更新できました。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
Mahalo A Nui Loa!



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