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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

サツマイモ畑の草抜き

2022年07月09日 18時30分52秒 | 耕作放棄地

「草刈り」と「草抜き」との相違については前回説明したかと思うが、子狸的にはしつこく「草抜き」続けている。確かに手間暇は掛かるししんどいのだが、長期的に見ると省力化出来るからだ。サツマイモが盛況だが、同様事情でサツマイモ畑も草抜きが進行中だ。子狸の武器は手鎌、ステンレス製の安い鎌を草抜き用としている。少々危なっかしいのではとのツッコミもあるかと思うが、其処は用心しながら作業している。入浴用のイスを準備し、座りこみながらの草抜きだ。短期決戦は困難なので、ボチボチの長期戦を展開している。この梅雨の時期、雑草にとっては繁茂期で成長の真っ最中といった趣、伸びるのが早いこと。数日ほっとくと極端に大きくなっている。根元の上から左手でつかみ、右手で鎌を振り下ろす。そして根こそぎ掘り出して処分する・・・・・・といった展開。結構、手間暇が掛かります。

画像でご覧頂いた方が解りやすいかと思う。上段画像は作業着手前の状況、中段は作業中の風景、そして下段が作業後の姿である。ここまで来るのに数日を要した。たかが2畝、株数にして70本程のサツマイモなのに。「草抜き」はご理解のように手間暇の掛かる作業、仲間達がどうかすると嫌うのも訳があるのだ。刈払機でザクッと草刈りにと走りたいのは、無理も無いかとつくづく思う。ましてや炎天下の汗だくの作業、好んでやるような馬鹿者もいないだろうな。マルチシートの活用を図れば楽なんだが・・・・・甘い誘惑がささやくが、こればかりは環境保全の意味合いもあって控えている。ささやかな抵抗かな。

かくしてサツマイモ畑の草抜きは完成した。当分は大丈夫だろうと、これまた根拠の無い自信を密かに蓄えている。再び台風襲撃ともなれば一瞬で吹っ飛ぶ妄想なんだが。夏の暑さと湿り気は雑草たちにとって天国的な環境なんだろう。この時期、猛スピードとも言える速度で成長していく。雑草たちとの果てしなき戦いは延々と続いていく。百姓の宿命みたいなものかも知れないが、「草抜き」或いは「草刈り」は永遠の課題なのかも。そう言いながら結構楽しんでる節もあったりして、・・・・・・夏の暑さで妄想が掛け回っているのかな。

 

 

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炎天下の草刈り

2022年07月09日 05時51分17秒 | 耕作放棄地

連日30度超え、しかも台風4号の影響か猛烈な湿気だ。とてもじゃないが作業続行どころの話では無い。にもかかわらず、仲間達は平常通りの出勤、草抜きや作物の保護育成に熱心だ。仲間内でも最高齢である「大御所」だが、コンテナに座りながら草抜きをやっていた。しばらく姿が見えないなと思ったら、刈払機持参で再度の登場。何でも草抜きに疲れ果て、刈払機でザクッと「刈り払う」段取りだそうな。無論、草刈りだから根は残る。そこが「草抜き」との相違で、長い目で見ると結果が変わってくるのだが、流石の暑さで長期戦は困難となってきたようだ。子狸の方は、暑苦しいがしぶとく「草抜き」を続けている。刈払機の活躍が始まった。勇姿は画像でご覧頂くとして、マシーンは快調の模様だ。

軽快な2サイクルエンジンの爆音が響き渡る。この音が聞こえると、農園も順調だなあと一息安心が出来る。彼の愛機は日立製の刈払機、ここらでは珍しい機種だ。凝り性のタイプはゼノアや共立製、一般的なタイプは丸山製の機種が多いのだが、まあ何処のでもよろしいだろう。肝心なのは日頃のメンテナンス、快調に動いてくれればそれで良し。彼に聞くと時々不調となることがあるそうな。野外で使うガソリンエンジン、環境が過酷なので不調となるのも致し方ないこと、いずれにしても日常のメンテナンスですぞ。

大御所の作業風景を眺めていると、畝間の雑草を刈り取っているようだ。「草抜き」に比べやはり効率が良くて短時間で作業が進捗する。但し、上述したように根は残っているのですぐに再発生してくるのだ。何度も同じ作業を繰り返すハメとなってくる。どちらを選ばれるかはご本人次第、体調の加減もあるだろう。それにしてもうだるような暑さ、何とかなりませんかね。彼方此方で武漢ウイルスの活躍が激しいとかの報道があるが、暑さと湿気とが呼び込んでるような気がしてならないのだが。ご同輩の皆々様、体調管理には十分なご配慮を。農園でぶっ倒れていたら笑われまっせ。

 

 

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インゲンの終焉

2022年07月09日 05時38分30秒 | 耕作放棄地

3ヶ月の命だった。何がって、「インゲン」の事である。4月に種蒔きし、成長を待って収穫、余りの多さにビックリしながらも仲間達にも解放して収穫してもらった。マメ科の特徴でもあるのだが、何せ収穫物が多いのだ。種子は2袋購入し、竹で組んだネットに沿わせて種蒔きした。その大半が成長してくれて、多くの実りに繋がったようだ。インゲンは別名を「三度豆」とも言う。年に3回も収穫可能だからそう呼ばれるのだとか何とか。無論、3回も栽培すれば農作業に追われて収穫どころの話では無くなるだろう。それに収穫物の消費に苦労するハメとなり、最後にはギブアップに繋がるかも知れない。まあ年に2回位が相応でしょうか。収穫したインゲンはご近所さんにも配りまくったが、毎度の事ながら消費には難儀する。終焉を迎えたインゲンには、未だ未消費のインゲンがぶら下がったままだが、もう固くなってしまってるだろう。

7月にはいってインゲンも撤去の時期となってきました。何時までも畝を占有させる訳にもいかず、そろそろ撤去をと考えていたら、台風4号の襲撃ニュース、やれ困ったと悩んでいたら何と温帯低気圧へと変貌の由、有り難いのやら何やら。ただ台風の影響かどうか、雨の方は続いています。当地も朝から激しい雨で、作業は無理でしょう。農作物にとっては希望の雨だったようで、激しい暑さでまいっていた状況がうまく改善してくれたようです。空っぽだった水タンクも満タンとなってました。ポンプが不調で修理の要ありだったので、時間が稼げそうです。

インゲンの撤去ですが、雨の消滅を待って作業に着手の予定。ただ撤去物はいずれ焼却せざるを得ず、乾燥の間積み上げる場所が必要となってきます。スペース的に余裕が無いので、厳しいですが畦道に積まざるを得ないでしょう。マメ類とイモ類とは撤去すべきツルが多くていつもながら難儀します。しかも水分が多いのか、乾燥に時間が掛かるのが難点。とっくに収穫が終わったエンドウ類の残骸もまだ積み上げたままの状況、早く焼却せねばと気は焦るのだが。かくして収穫の喜びに浸るのも僅かな間、その後の処理に多大な労力を必要とします。まあ、これが農作業と言えば言えなくも無いか。日々元気で働ける間が華でしょう。動けるだけでも有り難いのかも。

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ヤブカンゾウが咲く

2022年07月09日 05時14分09秒 | 耕作放棄地

うだるような暑さですね。農園で作業中であっても、短時間で日陰に逃げ込むほど。無論、逃げ込んでも暑さは取れません。ゼイゼイ言いながら座り込む程度でしょうか。陽炎が浮かぶような農園を眺めていると、緑一色な光景の中に、際だったオレンジ色が鈍く光っています。この季節、どうやら「ヤブカンゾウ」が咲き始めた模様ですね。一寸毒々しい色合いで、好みは分かれるかと思います。鮮やかな色彩ではありますが、個人的にはどうも・・・・・といった印象でしょうか。分類的にはススキノ科ワスレナ属に所属するようで、我が国固有の植物なようです。驚いた事に食用植物なようで、春先の芽吹きの時期に新芽が対象となるようです。無論、飲食の体験は無し、というか食べれること自体が存じませんでした。

毒々しい色合いと書きましたが、この季節、鮮やかな色彩の花々は見当たりません。とりわけ農園は雑草も含めて緑一色で華やかさには欠ける故有り難い存在なのかも。遠目に眺めて楽しむ分には、毒々しさも帳消しされますでしょう。アライグマ達の襲撃事件も忘れられそうです。ヤブカンゾウは野草のようで、誰も手当をする事無く毎年機嫌良く咲いてくれます。好んで咲くのは畦道界隈、球根かと思ったらそうでは無く地下茎で増殖するようです。従って群れて存在することが多く、畦道に群落が点々と存在する・・・・・といった光景となります。形状は百合の花に似ており、細長く伸びた茎の先端にこれまた百合に似たような大きな花を付けます。季節的には6月から7月頃、真夏のカンカン照りを好むようです。

カンカン照りと言えば、暑さの中で草むしりを行っていたら、久方ぶりに長老と遭遇しました。彼が早朝から出向く事は珍しいのですが、余りの暑さに「通常出勤」は躊躇った模様です。熱中症の可能性が高い昨今、対応策を考慮するのは当然でしょう。早めの時間帯にもかかわらず、彼も暑そうでした。声がけして、暑さの中を野小屋へと引き上げて行きましたが、陽炎に浮かぶ姿が炎に焼けてるような印象でした。倒れないことを願うばかりです。子狸も同様ですが、エアコンの効いた部屋で涼やかに・・・・・・・と願っていても雑草の伸びや作物の出来が気がかりなもの。つい農園へと足を運んでしまいます。そして、汗びっしょりとなって早々に逃げ帰る・・・・・このパターンの繰り返しのようです。百姓根性から抜け出せないようですね。ヤブカンゾウも笑っているかも。

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仲間の畑も襲撃に

2022年07月06日 11時55分36秒 | 耕作放棄地

子狸のトウモロコシ畑のみかと思っていたら、現実は厳しかった。真夏となった暑さにもめげず、機嫌良く出勤した「百姓候補生」氏のがっくりとうな垂れた姿が・・・・・。聞けば、彼のトウモロコシ畑も襲撃された模様で、荒れ果てたトウモロコシの残骸が横たわっていた。覗いてみると状況は同様で、茎はなぎ倒され、実は食い荒らされ、走り回った痕跡も。どうやら子狸のトウモロコシ畑を襲撃した一団が、そのまま彼の畑も襲ったようだ。距離的にも近いので、当然ながら宝の山に見えたのだろう。連中にしてみれば、片手間仕事かもしれないが、農家にとっては死活問題だ。商品として栽培している農家なら、売り物が無くなってしまうのだから。幸か不幸か、自家用での栽培なのでそこまでの被害は無いが、当てにしたトウモロコシの楽しみが消え去ってしまった。彼は微かに残った被害を受けてない実(画像下段)を愛おしそうに収穫していた。食べれる状況かどうか不明だが、今年の作品として持ち帰るようだ。家族で大事に眺めて楽しむのかも知れない。

害獣の被害が大きく各地での取り組みも伝え聞くが、効果的な手法も無いようだ。当地ではまだしもイノシシ被害が少なく(存在はしている)、アライグマやハクビシンそれに時折タヌキ等が中心だ。体型が小さいだけにシシ被害に比べたらマシなのだろう。専門家の話を聞けば、畑に作物を放置しないこと、動物の潜み場となるヤブを刈り取ること、人間の怖さを思い知らせる事、等々を繰り返すしか無いようだ。とりわけ放棄地や廃村等に残された果樹が、害獣達のエサ場となってる模様だ。動物の襲撃は、彼らが襲っているのでは無く人間が招き寄せているのだ、との指摘は傾聴に値するかも。我々が森の果樹園で再生活動を行ってるのも、害獣被害の予防線とは成っているのだろう。

例の「百姓候補生」氏、惨憺たる結果を見て、もうトウモロコシは栽培しないと宣った。大きな被害を受けてそうなるのも当然かとは思うが、トウモロコシは貴重な食材、しかも美味しい産物と来ている。諦めないで何とか栽培に挑んで欲しいと願うのだが。かくいう子狸も、あまりの負けっぷりに提言の仕様も無いが、何とか工夫を講じたいと密かに願っている。

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