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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

夜盗集団の来訪?

2022年07月05日 16時22分54秒 | 耕作放棄地

俺の畑は大丈夫だろう・・・・・そんな根拠の無い自信でいたのだが、やはり発想が甘かったようだ。他でもない、「トウモロコシ」畑が夜盗に襲われた模様なのだ。茎がへし折られ、せっかく実ったトウモロコシが食い荒らされている。残ったのは実が無い芯のみのトウモロコシ、全部では無いが大半が同様の状況だ。恐らくだが、実るのをジッと待ち構え、トウモロコシのヒゲが茶色に変わるのを待って一斉に襲撃したのでは、と思っている。状況から見て野鳥ではあるまい、多分害獣の仕業であろう。推測だが、「アライグマ」か「ハクビシン」の一党ではなかろうか。連日30度を超え、梅雨明けも近日といわれる昨今、真夏本番となったものと思われる。連中の得意とする活躍時期なのだ。春先に生まれた子ども等も同様に策謀に加わっているのだろう。

「防鳥ネット」は準備していた。トマト畑にはかぶせて、鳥対策は一定の効果を果たしているはずだ。トウモロコシ用にも防鳥ネットは購入していたが、トウモロコシの縦列がコの字型のため設置が難しく躊躇していたのだ。せめて防鳥ネットなど張っていたら、むざむざと襲われることも無かった・・・・・とも言えないか。木登り名人の害獣達、少々のネット工作など無きに等しい。何処からでも侵入するので、防鳥ネットでは無く正規の害獣用ネット(保有はしてるのだが)でも、結果は同様だったかも知れない。仲間達がトウモロコシ被害に憤慨していた昨年の状況を思い出した。人様の体験はなかなか我が身の実感とは成らないようで、害獣対策へとは繋がらないようだ。

事が発生してしまってからは、後悔先に立たず、でどうしようも無い。襲撃されたトウモロコシの残骸を片付けるしか無いのだが、そんな気力もなかなか湧いて来ない。残った実も時間の問題だろう。今年の夏は久方ぶりにトウモロコシにかぶりつくか、と甘い幻想を抱いていたのだが。やはり幻想に過ぎなかったのか。そういえばトウモロコシ栽培は数年ぶりかと書いたが、従前も獣害に悩まされて断念したのだろう。すっかりと忘れてしまっていたようだ。他の仲間達はどうなのか、気がかりだが、子狸のような無様な負けっぷりでは無いだろうな・・・・・・と信じたいが。


三角ホーの活躍

2022年07月05日 16時15分07秒 | 各種の用具

農具の一種に「三角ホー」と呼ばれる用具が存在する。いわゆる手道具の一種でなかなか便利な道具だ。画像でもお解りのように、長さが1.5メートル程度、先端に三角形のクワが付いている。このクワ先を使って雑草等をそぎ取って行くのが役目だ。力仕事なので少々疲れるのは致し方無いとして、立ち姿での作業が可能なのは有り難い。ゆっくりと歩きながら、少しづつ雑草を削り出す。結構便利な用具で重宝している。例の「百姓候補生」氏もお気に入りの模様で、とうとうネット通販で入手してしまった。本日がお披露目初日で、作業開始の模様だ。真新しいステンレス製の三角ホーが朝日を浴びて畝間に光っていた。何にしても新しい用具は気分を高揚させるようで、彼も張り切って作業に勤しんでいた。

雑草の処理は農作業においてやっかいな作業の上位に位置する。しかも頻度が頻繁で、正直年中が雑草処理に追われていると言っても過言では無い。いかに少なくするか、省力化するか・・・・・が緊急の課題なんだが、特効薬は無い。大半の方がマルチの使用で対応する程度、じゃあお前らもマルチを使用すれば・・・・とのツッコミもあるかと思うが、環境保全の意味合いもあって使用は控えている。結局、手作業を頻繁に繰り返すしか無いようで、三角ホーのお出ましと相成ってくるのだ。既述しているように、三角ホーは雑草処理が仕事の対象、もっぱら削り出すのが仕事だ。子狸は便利な余り、雑草処理以外に「畝立て」や「種蒔きの筋作り」等にも使用している。三角形のクワを使って土寄せを行ったり筋作りを行うのに重宝するのだ。というよりこちらの方がメインか。

農具としては「備中クワ」や「トンガ」等も準備はしているが、出番はほとんど無い。大抵がミニ耕耘機を使っての耕耘作業と三角ホーでの土寄せで畝作りが終了してしまうのだ。我々のような小規模な農園作業では、これで十分かと思っている。大御所のように「トラクター」を引っ張り出しての作業は年に数回程度だろうか。かくして力仕事をベースとする小規模農園作業は黙々として進行するのだが、最近の蒸し暑さは異常な程。作業途中でギブアップして日陰に逃げ込むのも屡々だ。気温も軽く30度を超えてる模様。「熱中症」を警戒しながらも、三角ホーの活躍は続くようだ。ご同輩の皆々様、水分不足に注意しながら控えめな作業を続けましょう。倒れない程度のサジ加減が大事かと。


コンパニオンプランツ

2022年07月05日 08時18分35秒 | 耕作放棄地

「コンパニオンプランツ」という言葉をご存じだろうか。子狸は存じてはいたが、たいして重要視もせず、単なる知識にしか過ぎなかった。今回改めて再認識したのでご紹介しておこうかと思う。まずもって言葉の定義だが、野菜の共生関係というか共存植物というか、簡単に言うと人間の夫婦関係のように、お互いの足りない部分を相補う関係とでも表現すれば良いだろうか。具体的には複数の野菜を組み合わせ栽培する事で、①病害虫予防、②成長促進、③収量拡大、等々を目指すことである。最も組み合わせ関係は決まっていて、何でもOKという訳では無い。やはり人間同様、「相性」というものがあるようだ。まずもってコンパニオンプランツを再確認したのは、ナスの栽培で困っていたからだ。以前にもご紹介したかと思うが、夏ナスは害虫にやられて事実上諦めていると表現したかと思う。小さな実を付ける頃に害虫に囓られ、傷跡が残ったまま大きくなるので商品価値はゼロ、自家用としても扱いにくい存在だった。

本年のナス栽培を迎え、何とかとして・・・・・の思いで調べる内にコンパニオンプランツの事を思い出した次第。ナス科とネギ類との相性が良いようで、両者の組み合わせで上記の目的を達成出来るとか。半信半疑だったが、物は試しと実践してみた。幸いにして今年は九条ネギの種蒔きをやっていたので、少し大きくなった段階で移植したのだ。ナス、ピーマンの株間にネギを植え込んだ。画像がそうだが、まだまだ貧弱なネギである。しかしながら誠にもって不思議な事に害虫に襲われる事態が格段に減少した。確かに多少は害虫被害があるものの、例年に比べると無きに等しい。効果絶大だった模様だ。おかげで綺麗な夏ナスを頻繁に収穫している。ナスは好物なので非常に有り難く、夏ナスも秋ナスも大きな期待を寄せている。

こんなに効果が上がるのならもっと早くから・・・・・と後悔するのだが、人間の思い込みは強く、そんなバカな・・・と一笑に付していたのだ。ナス科全般とネギ類との組み合わせがOKなようなので、来年はトマトやジャガイモ等にも適用してみようかと思っている。薬剤に頼らずとも防虫効果が期待できるのだ。ついでにと言っては何だが、「防獣・防鳥の効果」を期待できるコンパニオンプランツは無いものだろうか。