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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

忘れなサクラの開花

2024年03月22日 05時25分07秒 | 耕作放棄地

ワスレナグサとか言う植物があるそうな。あやかったわけでも無いが、農園にも「忘れなサクラ」が存在する。何を忘れないかというと、開花の時期である。正式名称は「ヒガンザクラ」、名前のとおりでお彼岸に咲くサクラだ。決まってお彼岸の中日前後に開花する。今年は3月の20日がお彼岸の中日、注意していたら見事に開花していた。今年は異常気象の模様で、当地では3月初旬にサクラが開花していた事例もある。従ってヒガンザクラも若しかして・・・・・…の懸念を持っていたのだが、杞憂だったようだ。

農園にたった1本存在するヒガンザクラだが、実は手ひどい障害を負っている。数年前だったか、強烈な台風が襲撃して幹半ばで半折れしてしまったのだ。折れた幹は撤去してもらったが、残り半分での開花は相当な負担だろう。以後、注意して眺めているが、やはり弱々しいような開花状況だ。花に勢いが無い。かろうじて咲いている・・・・・と言った印象。人間で言うと重傷を負ったのだから無理も無いのだが。

今年も時期を得てお彼岸に咲いてくれた。やはり時期を忘れてはいなかったようだ。従って「忘れなサクラ」と命名した次第、なあに何時もの子狸流のだじゃれかも・・・・ですね。それにしても体内時計が埋め込まれているのか、数日の狂いも無く決まってお彼岸の時期に咲く。律儀な性分なのかも知れない。

土手の斜面に咲いているので接近は出来ない。多少ズームアップしてみたが、何せ武器はコンデジ、画像の程はご容赦を。サクラは季節のバロメーターだが、今年は暖冬の故か例年より早いようだ。ソメイヨシノが中心かと思うが、大阪の開花時期は3月の25日頃とか何とか。おいおい小学校の入学式はどうするんだ、と言いたくなってくるが、待ってはくれないようだ。

満開のサクラの下で真新しいランドセルを背負って両親と記念撮影・・・・・と言うのがセオリーかと思うのだが。同じ入学式でも小学校のそれは別格だ。家族のぬくもりの中で平穏な生活を楽しんでいた幼子が、始めて集団生活の荒波に揉まれる分岐点なのかも。門出を祝して両親との記念写真は必須のアイテムなのかも知れませんね。サクラよ、例年の開花日をいじらないで欲しいな・・・・・・と、かっての新1年生は願っているのだが。

 

 

 

 

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