昔、「平成狸合戦ポンポコリン」とかいう映画を見に行ったことがある。確かジプリ作品だったかと思うが、思いっきり球形に近いタヌキ像が描かれていたように思う。恐らくだが、大多数の日本人が持つタヌキ像では無かろうか。実際のタヌキ像は如何に・・・・画像でご覧あれ。顔つきは逆三角形に近く、体型は柴犬に近い。描かれるタヌキ像とはかなり異なっているのだが、イメージ像は過去の作家達の手腕に因るのだろうか。それはともかく、農園では害獣の一種だ。但し、アライグマほど悪さをするわけでも無いので、捕獲しても釈放するようにはしている。アライグマの悪さは天下一品、当地の農園ではクマ、シカ、サル、イノシシ等の大型獣の出没はほぼ無いので、アライグマが筆頭なのだ。
①タヌキ・・・・・その1
②タヌキ・・・・その2
タヌキとアライグマ、似通った体型だがアライグマの方がやや球形に近い。タヌキは全体に黒っぽく、アライグマのような白い体毛は見られ無い。全身が黒ずんでいて尻尾に縞模様が無ければまずタヌキと判断して間違いないだろう。アライグマの場合はほっぺと耳たぶそれに目の縁に白い体毛が見られる。顔つきは球形に近い。凶暴さはアライグマの方が圧倒的、決して素手で触ろうとはしないことだ。感染症を持ってるとの噂もある。捕獲したら早々に行政機関に引き渡すべきだろう。我々の捕獲罠にも時折掴まるが、大半がアライグマだ。アライグマ、タヌキ、ハクビシン・・・がそれぞれ8:1:1位の比率だろうか。
③アライグマ・・・・その1
④アライグマ・・・・その2
アライグマとハクビシンも混同しやすい。どちらも似たような体型で顔つきも似通っている。一番大きな相違点は鼻の頭、アライグマは黒色だがハクビシンはピンクだ。判断に迷ったら鼻の頭をご覧あれ、一目瞭然かと。