ギラギラとした太陽が照りつけている。当地は連日の35度超え、部屋中でもうだるような暑さだ。エアコンの有り難みを実感せずにはおられない。例の「流行り病」の問題が無くとも、「熱中症」の可能性が高くて、農作業どころの話では無いだろう。しばらく農園へは出向いていないが、作物達は元気だろうか。暑さにやられ、枯れきってしまっているのでは・・・・・・そんな懸念が脳裏をかすめる。出歩くのを自粛してるので、状況がよくわからないが、サルスベリの花が満開のようだ。サルスベリは夏の花、高温がお好きと見え今時分が開花期である。隣家の庭先にも1本が植え込まれており、ピンクの花が咲き誇っている。主に赤、白、ピンクの花が多いようだが、サルスベリといえば石光寺の真っ赤な花を思い出す。子狸の定番の訪問先で、葛城山の東山麓に所在する。正門前のサルスベリの樹が見事で、毎年のように訪問していた。ここ2~3年はご無沙汰なので、画像は数年前のものである。画像のような光景が広がっていると想像するが、確認のしようが無い。サルスベリは樹皮がツルツルしており、サルも滑り落ちるから名付けられたとか何とか。真偽の程は不明だが、さもありなんとも思う。
子狸が始めてサルスベリに遭遇したのは中学生の時だった。近くにある1000メートル級の山に登ってる際、キラキラする樹木に遭遇し感動したものである。金色に光った樹皮は噂に聞く金閣寺のようで、この世のものとも思えなかった。生憎開花期では無く、花の姿は無かったが樹皮に一目惚れしていたのだ。以来ウン十年、サルスベリとの対面は続いているが、樹皮への思いは強い。石光寺は大和の名刹、ボタンの花で有名なお寺さんだ。ボタンの開花期には入山料が必要だが、サルスベリの花は無料開放だったかと思う。門前に駐車場もあるので、お近くであれば是非のご訪問を。真っ赤なサルスベリの花が出迎えてくれますよ。