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どうも、こんにちは。
本シリーズでで何度も紹介しました葛城トオル氏。
京都で活躍中の妖怪絵師・にして妖怪伝道師。
京都西院の妖怪カフェ「妖怪堂」店主。
妖怪・土蜘蛛(葛城氏)と渡辺氏(源氏)の血を引くという。ファンタジーで喩えれば魔王と勇者の子孫という厨二病設定みたいな(笑)人物でもあります。
その葛城氏が今年9月から新たな試みを始められました。
毎月8日に開催される「妖怪の日」。
8日(ようか)と妖怪(ようかい)をかけたダジャレでしょうが、毎月この日は特別に、氏が店主を務める「妖怪堂」で、ユニークなゲストを招いてトークショーが開催され、ネットSNSなどでもなかなか語られないような話もあります。
私はその第1回と第2回に参加してきましたので、その様子をレポートします。
まずは交通アクセスから。
京都・西大路四条の交差点付近から。
この辺りは交通の便も良く、京都市営バス「西大路四条《阪急・嵐電西院駅》」停留所や、阪急電車「西院」駅などがあります。
西大路四条の交差点から歩いて5~10分、西大路通りから少し外れた場所にひっそりと妖怪堂が建っています。
中へ入ります。
相変わらず怪しげなものがいろいろと。
何と、葛城氏が製作された地獄絵(六道絵)も!
この地獄絵(六道絵)とは一体どういうものか。
過去記事からですが、葛城氏による解説が以下の動画にありますので、興味ある方はご覧ください。
【動画】葛城トオル、西福寺で地獄絵を語る(2)
さて、「妖怪の日」に話を戻します。
「妖怪の日」は毎回、以下の3部構成になっています。
第1部は葛城氏の「FBでは書けない魔界案内」。
第2部はゲストのお話。
第3部は葛城氏とゲストとのフリートークです。
まず第1部「FBでは書けない魔界案内」では、葛城氏による京都の歴史や「魔界」とされるスポットの紹介、それに対する葛城氏独自の説などが披露されます。
その中にはこういう驚くような説も。
えっ!?
「古墳は墓ではない」と!?
私にとっては、『世界○しぎ○見』で「ピラミッドは墓ではない」という説を聴いた以上の衝撃的な話なんですけど・・・。
では、古墳とは一体何なのか?
何の為に創られたものか?
そこに葬られているというのは、誰(どんな人)なのか?
それは・・・。
あえてここで話すのはやめましょうか。
もしその詳細が知りたければ、葛城氏に直接尋ねれらるか、あるいは「妖怪の日」等の葛城氏主催のイベントに参加されるのをお勧めします。
第2部は、特別なゲストをお呼びしてトークショーが開かれます。
記念すべき第1回(2020年、令和2年9月8日)のゲストは、妙蓮寺・佐野充照住職です。
空き町家の有効利用を促進してきた「町家倶楽部ネットワーク」代表を務めるなど、様々な活動もしてこられた方です。
佐野住職がそれまで実際に体験されたという心霊体験を・・・つまり「本物のお坊さんによる本当にあった怖い話」を聴くことが出来たのです。
実は私も、これを楽しみにしてきたのですが。
亡くなったはずの親族が写った心霊写真の話とか。
そして・・・日本史にもその名を遺す千年ほど前の大怨霊に今も支配され続けているという京都・山間部のある集落の話とか。
その詳細については・・・いや、とてもここでは書けませんね。
特に後者の、京都・山間部の地名とか、千年ほど前からその地に封印されているという怨霊の名前とかは・・・ガクブル。
普段から、怪談本や怪談動画など多くの怖い話を聞き続けてきたこの私でさえも「本当にそんなことがあったのか!?」と驚愕するほど。
勿論、本やネットのサイト、動画などで聴く怪談もいいのですが、こういう体験者や怪談師から生で聴く話というのもいいものですね。
第2回(2020年、令和2年10月8日)のゲストは、保津川下り船頭・豊田覚司氏です。
まずは保津川及び下り保津川下りについてのお話を。
保津川とは正式名称が「桂川」であること、源流が京都市の西側である右京区や亀岡市でもなく、京都市の東側の左京区の辺りから発していることとか。保津川下りが現存する日本最古の川下りであることなど、基本的なことから始まります(※実は私、こういう基本的なことすら知らず、そこで初めて知りました!)。
明智光秀や豊臣秀吉も、川の水運を利用して町作りなどの大事業を進めたこと。
かの大商人・角倉了以が保津川開削を進めていた時の話も。
さらに角倉がとてつもなく巨大な朱印船を所持して貿易を行い、その際に「自分の利益だけを追求してはいけない」「他国の文化を決して軽んじてならない」等の規約を課していた話など、江戸時代にしては開明的な価値観を持っていた話などには新鮮な驚きがありました。
終盤には、大国主や松尾神など保津川にまつわる神々の伝承のお話まで!
第3部は、葛城氏とゲストとのフリートークです。
葛城氏とゲストとは勿論、参加者も話に加わり、皆で和気あいあいと食事をしながら自由に語り合います。
その為、本題は勿論、それ以外でもいろいろと面白いお話を聴けました。
その全てをここに書けない、書き切れないのは残念ですが。
また(今の私の仕事は自由に休みをとることがなかなか出来ないので)、11月に行われた第3回に参加出来なかったのも残念です。
しかしながら。
今後もこうした試みを続けて頂きたいと思います。
今回はここまで。
また次回。
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