どうも、こんにちは。
シリーズ前回に続いて今回も、今年の祇園祭「還幸祭(かんこうさい)」の様子をお届けします。
今回は、三条商店街の中に立つ「御供社(ごくうしゃ)」「又旅社(またたびしゃ)」という八坂神社の境外末社と、「還幸祭」の神輿がそこに立ち寄る様子を紹介します。
シリーズ前回で、祇園祭は「神泉苑」で、貞観5年(863年)に、ここで行われた「御霊会(ごりょうえ)」という宗教的・呪術的な儀礼が元になった、という話をしました。
かつてこの御供社は、神泉苑の南端にありました。後世に神泉苑は、二条城の造営や街の拡大などで大きく縮小され、現在の規模になりました。
しかし現在も御供社は残り、毎年7月24日の還幸祭では八坂神社の神輿が立ち寄り、神事が行われます。
まずはいつもの通りアクセス。そして普段の御供社の様子を。
最寄りの交通機関は京都市営バス「堀川三条」停留所です。
京都市営地下鉄「二条城前」駅も近いでしょう。
三条商店街の東の入り口からの方が近いでしょう。
東側の入り口から、三条商店街を少し西へ歩きます。
商店街の道、北側に「御供社(又旅社)」が見えてきます。
普段はこのように、ひっそりとしています。
さて、7月24日還幸祭当日の様子を。
シリーズ前回、神泉苑南門で神輿行列を見送った後、先回りして三条商店街の御供社前まで走ります。
還幸祭当日の御供社です。
神馬が先行してきます。
少し待っていますと、神輿行列がやってきました。
この神輿は、スサノオ(=牛頭天王)が乗っている「中御座」です。
できるだけ間近で撮影しようとしたのですが、何しろ狭い商店街の道で、神輿行列や観に来られた大勢の方々と押し合いへし合いになりながらの撮影でしたので、なかなか大変でした。
「押すなよ」とか怒鳴られたりしながらの撮影となりました。
この時迷惑をかけてしまった方々、すみませんでした。
御供社前での神輿巡行、差し上げの様子です。
その様子を動画でも。
【動画】2015年・祇園祭「還幸祭」(三条商店街・御供社前にて)
神事(奉饌祭)が行われます。
この後、神輿行列は寺町商店街と四条御旅所を通り、八坂神社へと戻ります。
シリーズ次回は、八坂神社西楼門前へと飛び、還幸祭最後の様子をお届けします。
それでは今回はここまで。
また次回。
*「御供社(又旅社)」の周辺地図はこちら(「キョウトデザイン」より)。
*「祇園祭」のHP
http://www.gionmatsuri.jp/
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm