美夜の日記

アニメやゲームが大好き
特に美形キャラの出て来る物

『ヒイロノカケラ』Chapter3-9

2012-01-30 10:12:55 | ゲーム
最近何だか、あらゆるアニメがカードゲーム化されているように感じる
今は『ヴァンガード』だっけ?
それが子供達の間では人気を博しているようだ。

実際、私の住んでるマンションのエントラスにもカードゲームに興じてる子供達がいる。
でもカードゲームの発端となったのは・・・多分『遊戯王』であろう。
初代からはじまって・・・今は何代目になるのかな?
実際、私は初代しか知らないが・・・カードは組み合わせによって可能性は無限大でしたからね(笑)
次々『最強』と思われるモンスターが出てくる・・・まさに『これでもか』と言う感じでしたから
けれど、何でもカードゲーム化してしまうのは・・・半分は無駄な気がしてしまうのは私だけだろうか?
ではカードの話はこれくらいにして『ヒイロノカケラ』3-9に



深く愛されてるかのような、幸福なキスをくれたのに・・・・
唇から零れ落ちる乱れた吐息は、少し切なげだった。
唇が離れ、まだ彼の髪が、私の頬に触れるくらいの距離の所で
『・・・・【縛止】』
『!!!』
彼の言霊が私を縛り上げる。
声すら出せない束縛に思わず目を見開いた。
『動けるようになったら、この街から逃げろ』
彼は、ひとりで行くつもりだったのだ。
『妖の結界で隔離されているとはいえ、おまえの力なら抜けられるはずだ』
逃げるつもりなんて、ない――!
首を振って否定したかったが身体は動かないまま。
ただ、熱い涙だけが溢れ頬を伝っていく。
『〇〇。俺は・・・おまえを死なせたくない』
『以前の俺なら、おまえのことを利用こそすれ、守りたいとは思わなかった』
『本当に、皮肉なものだ』

私だって、あなたのことを死なせたくはない
そう声を上げて主張したくても――声も出ない。
そして、彼の両親が殺された話を聞いた時に私は『ひどい』と言ったことに対して
『悼んでくれて、ありがとう』
そう言って、彼は、動けない私を置き去りに部屋から出て行てしまった。
今まで隠していたことを明かしてくれたのに。
今のは、お別れのキス?
最後だから、伝えてくれたの?
そんなのは、絶対に嫌だった。
彼のくれた口付けは、私の想いを確かなものにしていた。
彼を、そして彼の心を守りたいという、私の願いを強くしていた。
絶対に諦めない!
ひとり残された私は、自分の内側に訴えた。
自分の力を信じて、大切な願いを心の中で叫ぶ。
私は・・・・
私は、真の玉依姫になる!
あの人を助けて、天宮さんだって救ってみせる。
悲しい結末にはさせない。
みんなの心も守ってみせる――!
私は、玉依姫なんだから
言霊なんかに封じられない
立ち止まる時間はないのだ・・・動いて私の身体!

そして
『あ・・・・』
身体が動いた。
『――行かなきゃ!』
しびれの残る身体を動かして、私は駆け出す。
『ど、どうしたんだ、〇〇。そんなにあわてて・・・』
ちょうど偵察から戻ってきていた彼らに出くわした。
『今、犬戒先輩がひとりで市役所に向ったの!』
それだけ言うと、私はみんなの反応を待たずに玄関を飛び出した。
マンションから駆け出す私に、彼らは大急ぎで追いかけてきてくれる。
怜君の宥めに、少し落ち着きを取り戻す。
そして、私の脳裏に閃くものがあった。
『あのね、みんなにひとつお願いがあるの――』

夜の路地をみんなが走り抜けていく――。
その足音が遠ざかってから、しばらく経ったとき
『やれやれ・・・・。相変わらず、考えることを知らない奴らだ』
『せいぜい天意の気を引いてくれ。俺はその隙を突かせてもらおう』

彼は他のみんなの陽動を使って忍ぶ込む気だった。
『そして最後、一番危険な戦いに挑むつもりなんですよね?』
『・・・犬戒先輩が、ひとりで』

『どうして、ここにいる?』
姿を見せた私に、犬戒先輩は珍しく動揺をあらわに訊ねてくる。
『予想外だ・・・・。俺の言霊を破ったのか』
『・・・もしかすると犬戒先輩は、忘れてるかもしれませんけど』
『私は未熟なりに一応、玉依姫なんです』

『・・・・そうだったな。それも覚醒を控えた玉依姫だ』
私の力が増しつつあることを、彼は皮肉な口調ながら認めてくれていた。
『では、〇〇。どうして俺がここにいると思った?』
『なんとなくわかたんです。犬戒先輩の考えてること』
そう、ずっと彼を見てきたから・・・・
そして、犬戒先輩はため息をつく。
『俺の手を焼かせる女になったか』
彼は複雑な表情をしていたが
『どうしても行くというなら、今更、止めはしないが・・・・』

彼は真剣な顔をして
『その命、俺に預けるか?』
その問いに、私はよく考えたうえで返答した。
『私の気持ちは変わりません』
『犬戒先輩がそう判断するなら、殺されてもいいと思っています』

その言葉に、彼は少しだけ眉を寄せる。
そんな彼の表情が、私には辛そうに見えた。
『私が足手まどいになったら、すぐに捨ててくれて構いません』
『でも・・・・他のものは絶対捨てないでほしいんです』
『私たちが背負っているのは、この国の未来なんです』
『絶対に負けられません。失えないものがあるから』

『おまえ以外のすべてを背負え、か・・・・』
その呟きに、私は大きく頷いた。
犬戒先輩や音端さんの事も含めて・・・守りきってほしかった。
『そんな大層なもを、俺にもたせるつもりか?』
『・・・おまえの命ひとつのほうが、どれだけ軽いかわからないな』

厳しく言い捨てる彼に、私は微笑んで答える。
『大丈夫です。重たい荷物なら、みんなで持ちましょう』
『未来を救いたいと思っているのは、みんな一緒なんですから』

『言うようななったな』
『おまえひとりの命なら、それこそ俺のすべてを懸けて守ってやるつもりだった』

そんな状況じゃないと、わかっていても・・・
ゆっくり近づいてく彼に、私の胸がドキリと跳ねた。
『だが、すべてを背負うとなれば、俺ひとりが死ぬ気になったところで守りきれないな・・・・』
そして、彼の手が私に向けて伸ばされる。
その指先が、前のようにやさしく頬を撫でる。
『・・・・〇〇』
『あ・・・・』
私は思わず身体を硬直させたが――その時
『あれ、自分が命を懸けて守るのは〇〇先輩だけだってことですよねー』
『うわあ、告白ってことか?響、やるなあ・・・・!』
『み、みんなどうして!?』
『す、すみません。そんなつもりはなかったんですが・・・』
『・・・さっき走っていったのは、孤邑が作った幻影だ』
つまり最初からみんなに見られていたとは・・・・
私は耳まで赤くすることになる。
『正直、犬戒先輩には失望しました。一体どうしてこんなことに・・・!』
他のみんなと対照的に凌さんだけが声を荒げていた。
あのまま、自分たちが黙っていたらキスシーンになりそうだった、と言う怜君のからかいが入るが
『・・・見物したいというなら、俺は別にに構わんが』
『い、犬戒先輩!』
『響でいい』
『!!?』
サラッと告げられた言葉に、私は更に顔を赤くする。
それって、もしかして・・・・
『どうした?呼んでみろ』
『俺の名前を知らないのか?響だ。おまえはそう呼べ』

至近距離でそんなことを囁かれ、頭が働かなくなってしまい、見つめられるだけで・・・どうにかなってしまいそうだった。
しかし、動揺する私の耳にぼそぼそと不満げな呟きが聞こえてきた。
『・・・おい。なんであいつら、2人の世界を作ってんだ?』
『さ、さあ・・・?僕にもよくわかりません』
ものすごく恥ずかしかったが、彼は、私がちゃんと名を呼ぶまで解放する気はないようだった。
私は勇気を振り絞って、彼の名を呼ぼうとするが
そこでまた、怜君と狗谷先輩のからかいが入る。
『狗谷、孤邑。おまえたち、そんなに死にたいか?』
『ダ、ダメです響さん!』
とっさに名を呼んでしまった私を、彼はじっと見つめ――。
そして、意地悪く笑って
『・・・・〇〇。おまえがそう言うなら、こいつらは見逃してやろう』
そんなことを言われ、恥ずかしくて死にそうな気分だった。

3―9はここまでかな?
終盤に近づけば近づくほど、抜かせない台詞が多くて(笑)
まあ私のブログなどゲームの実況中継に過ぎませんからね
どうも私は、まとめることが苦手なもので・・・
そのためにChaoter3がえらく長くなってしまっている
でもあと一息かな?
4・5でどんな展開になるのか・・・何よりも知りたいのは、あの謎の諏訪兄弟のことかな(笑)



『ヒイロノカケラ』Chapter3-8

2012-01-23 14:01:25 | ゲーム
ハムスターのクルルが亡くなってもうすぐ5ヶ月
『クルルの為に』と買ったものが多く残った状態になってしまっている
『荷物になるから』と母に言われても『使ってないものを捨てる』と言うのは・・・私は苦手なんですよね
でも新しく飼うと言ってもハムスターの寿命は3年・・・短すぎますね。

飼うなら長いもの・・・桜文鳥などは8年から10年とか・・・10年以上も多いと言われている。
ネコも犬も室内犬なら可能なマンションに住んでますけど、飼い出すと長くは家を空けられませんからね。(家の下の部屋の人はミニチュアダックスを飼っていますけど)
鳥なら多めに餌をあげておけば。
でも・・・雛から育てないと手乗りにはならないんですよね。
高校の時に雛から育てて、手乗りにした事はあったんですけど・・・7年ぐらい経ったころ病気で亡くなってしまいした
手乗りにするにはヤッパリ雛から飼わないとダメかな?
そうすると、最初は自分の手で餌を毎日やらないとダメなんですよね・・・どうしようかな?
それは思案中と言うことで、そろそろゲームの続き『ヒイロノカケラ』3-8


犬戒先輩は窓際に向って確認するように外を見る。
『・・・・封印が開き始めているな』
街は赤いモヤのようなものに包み込まれはじめていた。
そして黒い影が尽きず上空を飛び交っていた。
『封印が解かれた黄泉ノ門から、カミが溢れだしているいようだな』
『寒名という穢れた地上に投げ出されたカミたちは、妖に変貌していく』
『その妖が作り出す結界によって、この街は外界から隔離された』

まるで、地上が常世の世界に変わり果てているようだった。
『さて、そろそろ出るか』
出発しようとする彼を、私はあわてて押し留める。
『何のために行くんですか?・・・・教えてください』
『決まっているだろ。妹の音端を救い出すためだ』
私は彼の目をじっと見る。
暫く睨めっこが続いたが・・・やがて、根負けしたように犬戒先輩がため息をつく。
『俺は天意がどうなろうと知ったことじゃないが』
『無様な妹は見ていられない』

そして
『俺は常世ノ門が開ききる前に音端をこの手で殺すつもりだ』
『それが、今回の事件を解決する、最も効率のいい手段だからな』

それが犬戒先輩の下した決断だった。
私は内心で、犬戒先輩ならそう言うんじゃないかと思っていたからべつだん驚きはしなかった。
けれど、私はゆっくりと首を左右に振った。
『効率がいいのは、確かかもしれません』
『でも、それ以外の方法だってきっとあるはずです』
『私が真の玉依姫として覚醒すれば、いくらでも状況をひっくり返せるって犬戒先輩が言ってくれました』
『私が、きっと覚醒します。だから――』

『・・・・できるかわからない覚醒に期待する時間も残っていない』
『今のおまえは、危険分子だ』
『本当は、殺してしまったほうがいいのかもしれない・・・・』

そう、覚醒していない私が、正しく封印できるかなんてわからない。
鹿島さんたちに利用される可能性もゼロとは限らない。
そんな不安定な私を――。
『殺すつもりなんですか?』
『・・・そうだと言ったら?』
少しの感情も浮かべていない冷めた瞳が私を見ていた。
『犬戒先輩が・・・・』
『あなたが、それしかないと判断したなら、私はそれを信じます』

市役所へ向う時も同じようなことを私は言った。
犬戒先輩に向ける信頼は今でも変わっていない。
むしろ、かえって増していた。
『・・・・殺してください』
その言葉に先輩は苦笑した。
そして、とても優しい瞳で私のことを見つめていた。
『命を賭ける覚悟があるなら、おまえはいずれ覚醒する』
『え・・・・?』
犬戒先輩は、まるで安堵しているよな表情を浮かべていた。
『おまえが死ねば、黄泉ノ門を封印するものがいなくなる』
私がいなくても、音端さんでも封印はできるはずだ。
この人は、きっと状況次第では、私を殺すつもりだったのであろう。
けれど、今――。
『他の奴らが死ぬのは勝手だが。だが、おまえのことは必ず俺が生かしてやる・・・・』
まるで慈しむような眼差しを犬戒先輩は私に向けていた。
『私を犠牲にする』と言う選択肢を、彼は完全に捨て去っていたのだ。
『そして必ず封印してもらう。おまえに――』
『覚醒した、玉依姫に』

言葉・音声・仕草・表情
すべてが私に教えてくれる。
犬戒先輩が私に深い信頼を抱いてくれていることを・
『約束できるな?覚醒する、と』
『はい。・・・・必ず』
私が頷くと、先輩は小さく微笑んでくれた。
けれど、彼はすぐに真顔に戻る。
『〇〇』
『――は、はいっ』
まっすぐな視線に心臓が跳ね上がるのを感じていた。
彼には、あまり名前だけで呼ばれたことがなかった。
でも、あのとき・・・
鹿島さんに殺されそうになったとき、彼は私を名前で呼んでいた。
『・・・・俺の本音を教えてやる』
そして犬戒先輩は話し始める。
『今回の戦いは危険すぎる。勝率があまりにも低い』
『おまえを封印の地につれていけば、おまえも、他の奴らも死ぬだろう』

そんなことないと否定したかったが・・・彼の言うことは嘘ではない。
彼の判断した未来の可能性が、そう告げているのであろう。
『玉依姫を――いや、おまえを信じていないわけじゃない』
『だが・・・・』

彼はとても苦しげな顔で言葉を呑み込んだ。
『犬戒先輩・・・・』
まるで私の顔を見ていられないかのように、目をそらす。
私を信じてくれているなら、何が足りないのか?
もしかすると・・・彼は、自分自身を信じきれていないのかもしれない。
『・・・・大丈夫です、犬戒先輩。きっとなんとかなります』
『ううん・・・・。私たちが、なんとかしなきゃいけないんです』

怖くないと言えば嘘になるが、私はできるだけ明るい口調で言った。
少しでも犬戒先輩の不安をぬぐいたかったから。
『どんなに危険でも立ち向かいます。私は・・・・玉依姫だから』
背負わなければならないもの。
『それに何より、私はみんなを、この世界を守りたくて――』
そこまで言いかけた時
『・・・もう黙れ』
犬戒先輩が私の言葉を中断するように紡いだ言葉。
でも、彼の声は、とてもやさしいものだった。
今まで、誰からも向けられたことのない深い慈しみを感じた。
そう、彼はすべてを見透かしている。
あのときも、そうだった・・・
荷物を取りにい為に、彼が私の部屋へ初めて訪れたときのように・・・。
彼は部屋を見ただけで見抜いたのだ、私の孤独を空虚を・・・そして私の胸の中に、埋められることのない風穴が開いたままの心を。
どんな虚勢でも彼の前では通用しない。
『・・・でも、私は・・・』
いたたまれないような気持ちでも必死に否定しようとする私に、彼はゆっくりと首を振る。
『もう、いいんだ。だから・・・・』
彼の指先が、そっと私の頬に触れる。
気遣わしげに頬を撫でる手は、私を癒そうとするかのようだった。
彼は私の痛みをすべて理解してくるかのような。
『犬戒、先輩・・・・』
困ったように笑う彼の瞳に射抜かれてしまい・・・私は、ぎこちなく彼を呼ぶことしか出来なかった。
『目を閉じていろ、〇〇』
その囁きは、いつも隠されている彼の感情をハッキリと伝えてくれていた。
抗えないのは、そのせいだろう。
『――俺が嫌なら、振り払え』
振り払えるわけもなかった、少しも嫌じゃなかったから。
彼が自分の眼鏡に手をかけたとき、私は素直に目を閉じた――。
少し強引に抱き寄せられ、私は彼の腕の中に収まる。
触れた彼の唇は、とても熱かった。(ここのスチル・・・犬戒先輩も元が良いから、眼鏡を取ると超カッコイイ
私を扱う彼のすべてが、とても、とてもやさしかった。
この人は、私のことを――とても大切に想ってくれている。
心臓が壊れそうなくらい、鼓動が速くなる。
触れている、すべての場所から彼の想いが浸透してくる。
恋人に与えるような情熱を、彼の唇が教えてくれた。

3-8はここまでかな?
ようやくキスシーンに突入(笑)
でも、まだ真の覚醒にはいたっていない・・・玉依姫といい、守護者といい、真の覚醒に後何が必要なのか?
やはり『緋色』とは次元が違うのかな?
一体どうやったら真の覚醒にいたるのか・・・真相はまだ闇の中ですね(笑)










































積らなければ

2012-01-20 17:09:42 | 日記
ようやく念願の雪が降った
朝4時ごろから降り始め、強くなったり弱くなったりを繰り返して・・・2時過ぎごろにやんだかな?
でも雪を降る景色は充分見ることができたのですが・・・昼に降った雪は積ることもなく銀世界を見ることはできなかった
ヤッパリ白く染まった世界が見たいかな?
私の住んでいる所は2月を過ぎるとアウトな場所ですからね。
後1ヶ月半・・・もう一回ぐらい降らないかな?
私としては、積った雪を踏みしめる・・・あの『サクッ』とした感触を味わいたいのだが(笑)
旅行の計画を立てようと思っても・・・イロイロ壁がありまして、上手くまとまらないんですよね
候補としては新潟や北海道が上がっているのですが?
とにかく雪が降って寒いところ。
私は雪を、母は鳥の写真が取れればいいわけだから・・・。
友人に石川に誘われてもいたのだが・・・日程があわなかったので今回は断念
その内に行ってみたいが。
2月の終わりまでにもう一回雪が降って・・・銀世界の見れればいいな

『ヒイロノカケラ』Chapter3-7

2012-01-17 10:55:55 | ゲーム
今日だったかな、数年前『阪神淡路大震災』が起きたのは?
親戚が大阪だったので少し心配だったんですけど『なんとか無事』の報告が入りホッとしたものです。(被害が大きかったのは神戸の方だっけ?)
でも、津波は起きなくても・・・火災で亡くなった人も多かったみたいですね。
東北ほどではなくても・・・悲惨な状況には変わりなかったですね
多くの方が亡くなってしまった命日・・・ご冥福をお祈りしたいです。
私のブログも6年目になる
一身上都合から(笑)前ほどのスピードで書ける事ができなくなっているが・・・後1年もたてば、また暇ができるかな?
それでも、徐々に進めているゲームのブログ
スローペースにも関わらず読んでくださってる方には感謝したいです
それでは『ヒイロノカケラ』3-7へ

重傷者の犬戒先輩と北野さんを抱えての進攻は無理があった。
元々、典薬寮と戦うつもりが敵が急に変わり・・・・計画が大幅に狂ってしまった。
とにかく計画を立て直すため、頑なに拒否する犬戒先輩を無理やり引張るようにして、一旦マンションへ戻ることにした。

一方その頃
寒名市の公園に諏訪兄弟の姿があった。
2人とも妙に渋い面持ちで何かを相談していた。
『で、どーするよ?』
『・・・・』
『で、どーするよ?』

『同じこと言ってんじゃねェよ、バカ恭!聞いてンのはオレサマだろォーが!』
『・・・・〇〇、あいつ全然ダメじゃねェか。今までのはなんだったんだ?』

『俺的に同意。困った』
『今の状態なら、音端がいい』

『だよなァー。まさか音端がマジ玉依姫になっちまうなんてなァ』
『かなり意外。俺的に。真の玉依姫は、さらさらストレートだと思ってた』
『潜在的な能力なら音端より上。俺の勘的に』

『勘じゃねェよ、マジだっつーの!今までのデータがあるんだろうが!』
『・・・で、どうする?』
『おいバカ恭!オレサマが最初からそーやって聞くいてんだろォ!?』
『・・・・』
『・・・・』
『まァ、音端が封印してくンならベストだけどよォ・・・』

『まず無理。むしろ音端自身が封印を解こうとしてる』
『さらさらストレートは、封印したいっぽい』

『けど、今のままじゃ無理だろ』
『困った』
『・・・・』
『そりゃ俺も困ってるけどよォ~』
『一番いいのは、〇〇。あいつが玉依姫に覚醒することかァ?』

『俺的に、期待薄』
『さっきの戦闘でも無反応なら、他の方法を考えたほうがマシ』

『確かにアレで覚醒しねーなら、どうしようもねーなァ・・・・』
『じゃ、音端を説得してみっか?それともムリヤリ奪っちまうか』

『ああ。そのどっちかだな』
『まあ、どっちにしろ――』
『あんまり時間ねーよなァ』

そうして諏訪兄弟は公園から姿を消す。

マンションでは、手当てを終えた犬戒先輩は制服を羽織り直すと、すぐ立ち上がろうとする。
『これでいい。・・・・離せ』
『ダ、ダメですっ!』
やっと止血を終えたところなのに、こんな状態で出て行こうとする彼を、私は必死に押し留めた。
本来なら病院へ行かなければいけないほどなのだが、病院などに行ったら入院させられかねなかった。
私たちに残された時間は少ないとわかっていても、犬戒先輩は左腕をまともに動かすこともできない状況だった。
彼は私を守るために、左腕を犠牲にしていた。
他のみんなが偵察に行ってくれているので、戻ってくる間だけでも休むように説得する。
お父さんの方の傷は、幸い命に別状はないものだった。
傍についていたい思いもあったが、私はあえて理佳子さんに看病をお願いしたのだ。
『犬戒先輩。私に、少し時間をくれませんか?』
『・・・・何をする気だ』
理佳子さんから聞いていた、玉依姫は守護者の傷を癒す力があると。
私が傍にいれば守護者の傷の回復が早められると言う。
『だから、手当てさせてください』
これが、私が犬戒先輩についている理由だった。
そして私は犬戒先輩に手を当てて祈った。
玉依姫として未熟な私にできることは・・・これだけだった。
『馬鹿馬鹿しい。治る確証ないのに、無駄な時間を使えと言うのか?』
私をかばって犬戒先輩は傷ついたのだ。
私に力があると言うなら、こんなときこそ使わなければいけない。
だから、私は・・・・・
『私のことを、信じてください』
確かに保証などなかったが、私は大見得を切った。
『必ず結果を出してみせます。腕が動くように癒します』
そんな私に
『・・・〇〇〇〇。おまえは、いい顔をするようになったな』
犬戒先輩はそう言って、30分だけの約束で私に時間をくれた。
私は彼の腕に手を伸ばす。
どうしても、この人を癒したかった。
少しでも痛みをやわらげたいと願った。
今は心から祈ることだけだった。
自分の中にある、その力を信じて――。
そして、どれくらい時間がたったのか。
ふと私が顔を上げると、彼はいつの間にか目を閉じていた。
微かな寝息が聞こえてくる。
ヤッパリ無理をしていたことがわかる。
怪我もそうだが、アレだけの力を使ったのだから相当疲労してるはずだ。
つらくてもずっと平気なフリをしていたのだ。
無防備に眠る犬戒先輩の姿に、私は胸が痛むのを感じていた。
見せてくれない彼の本心を思いながらも、ひたすら祈り続けていた。
そして夕陽が室内に差し込んでくる。
時間はずいぶんたっていたが、私はまだ手当てを続けていた。
やがて
『・・・・30分の約束だろう』
犬戒先輩が目を覚まし恨めしそうに私を睨んだ。
『どうして起こさなかった。まさか、ずっとこうしていたのか・・・?』
『・・・・はい』
『手当てもういい。離せ』
『ダメです。まだ・・・終わっていませんから』
『ワガママを言うな。約束の時間は過ぎてるはずだ』
『・・・でも、最初よりずっと楽になってるはずです』
手のひらから伝わってくるぬくもりが、それを教えてくれていた。
そして傷の具合を尋ねると
『・・・・ずいぶん楽になった』
『よかった・・・・』
もう少し待ってくれるようにお願いする私に・・・
『・・・無事でよかった』
そんな言葉を呟いた。
それから先輩は、話してくれた。
先ほど知った天宮音端さんが妹であることをはじめ、今まで知りえなかった犬戒先輩のこと。
犬戒先輩の母親『犬戒美鈴』は――天意の教祖をしていた
けれど、教団を立ち上げたのは先輩の母親ではなく、彼女は持っていた霊力をかわれていたらしい。
つまり先輩の母親も天意に利用されたひとりなのだ。
だが先輩達が物心つくまえに両親は典薬寮に殺されたと
他に身寄りがなかった彼らは天意に保護されたが、次期教祖に決まっていた音端と犬戒先輩は引き離されて育った。
兄妹とはいえ、音端さんとまともに話したことは・・・数えるほどしかなかったと。
両親の無念を晴らすためにも天意の役に立てと・・・天意の人間にそう教え込まれて育てられきたのだ。
けれど・・・真実は違った。
美保先生との接触により典薬寮が両親を殺していない確証得た。
母は霊力を増す為に、無理な修行を強いられ精神を病み
狂った霊能者や口うるさい大人より、何も知らない子供の方が遙かに御しやすいと考えた天意は、二人を手にいれる為に、彼らの両親に手をかけたのだ。
音端が常世の門を開こうとしているのは天意の為ではなく・・・・ただ母に会う為。
そんなことの為に封印を解こうとしているなら、自分はなんとしても妹を止めると犬戒先輩は言う。
私は、何も言えなかった。
音端さんの気持ちがわからなくはなかったが・・・でも、見過ごすわけにはいかなかった。
犬戒先輩の決意が、今はとても悲しく見えるから。
『・・・おまえも未熟ながら、一応は玉依姫らしいな』
手当てが終わると、犬戒先輩はいつものように冷たく笑う。
完治とはいかなくても、戦えるほどに回復した先輩を見て、私は心底『ホッ』とする。
外は既に薄闇の夜になっていた。

3-7はここまでかな?
諏訪兄弟・・・何か物騒なこと考えてるみたいだけど
でも・・・音端さんが言うこと聞いてくれるとは思えない。

しかし、犬戒先輩の過去・・・ある意味悲惨ですよね。(だからかな?こういう性格になってしまったのは(笑)
それでも先輩との会話の中で・・・彼の心境の変化が見て取れる。
そして最後に彼はどんな決断を下すのか?
Chapterは5まであるから・・・先はまだ長いかな











































名前と言うのは

2012-01-08 12:59:04 | 日記
また1月7日、誕生日が来てしまった。
去年の誕生日のブログにも『あっ』と言う間・・・みたいなことを書いた気がするが、願っていた落ち着いた年にはならなかったようだ
バタバタと騒がしく、祖母亡くなったり、震災が起きたりで・・・とても、のんびりできる年ではなかったから
まあ、『公私混同することはなく、ケジメをシッカリつける』去年の抱負・・・表向きはマスターしたかな(笑)

しかし、誕生日と同時に・・・毎年不満に思うのは・・・私の名前かな。
大体最後に『子』と言う字がつくのは今の時代にはあわないと思う。
どうせなら候補にあがっていた『聡美』とか『明日香』のほいがよかった。
けれど「女子には『子』をつけるものだ」と頑固に思っていた祖父が『子』のついている今の名前に決定してしまったのだ

実は赤ちゃんの名前の人気ランキングを行っているの記事をたまたま見たのだが・・・今年は震災の影響か『結』や『愛』などの人気が高かったらしい。
他にも『希』や『陽』なども人気が高かったようだ。

男の子では『大翔』が相変わらず根強い人気を持っているようだ。
昨年1位だった『蓮』は2位に(この名前いいかも・・・コルダの影響の人もいたりして(笑)、3位には『悠真』など常連さんが並んだようだ。
女の子では『結衣』が栄冠に輝いたとか。
他にも『結愛』が3位に、『結菜』が5位、など『結』と言う字を使ったものが人気だった。
まあ、その年にあった事に影響されるのは仕方がないことかも知れないが・・・意味としては良いかもしれない。

私個人としては、女の子だったら『優美』とか『愛里』など。
男の子だったら『蓮』も良いけど『輝』とか『聖』とがいいな。
でも、子供名前に希望を言う前に、相手を決めた方がいいのかな(笑)
まあ、まだ早いと思うし・・・今の友人達の関係をもう少し続けたいからね