ロシアの北都 サンクトペテルブルク紀行

2005年秋から留学する、ロシアのサンクトペテルブルク(旧レニングラード)での毎日を記します。

出前床屋

2005-10-12 20:02:28 | Weblog
2005年10月10日
ロシア滞在40日目
【今日の写真:床屋のレーナに髪を切ってもらう私】

今日の主な動き
06:50頃 起床
08:37 出かける
08:44 マヤコフスカヤ駅
08:56 バシレオストラフスカヤ駅
09:10 学校
12:25 中華料理レストラン「唐人」
14:52 バシレオストラフスカヤ駅
15:56頃 ガスティニードヴォル駅
15:10 本屋”Дом Книги”
15:53頃 ガスティニードヴォル駅
16:01 マヤコフスカヤ駅
16:10頃 インターネットカフェ
17:00 帰宅
19:19 出前床屋

 昼、先週からのH谷さんの提案で、H谷さんのクラスと私のクラス合同で昼食会を開いた。H谷さんのクラスにいる数少ない欧米人は、なぜか遠慮して参加しなかったため、結局日本、韓国、台湾の極東3カ国メンバーのみになった。彼らとの話は大変面白かったが、韓国、台湾人はたくさんいるため、それぞれの母国語で会話をされるとさっぱり分からない。
 昼食後、外で記念撮影をした。その写真を見ると、一見しただけでは日本人なのか台湾人なのか韓国人なのか区別がつかない。アジア人は皆似たような顔つきである。私達日本人もアジアの一員なのだということを感じる。

 今日は2日に一度のジョギングの日なのだが、昼食会が結構盛り上がったことに加え、H谷さんの誘いで本屋へ行ったこともあって時間がなくなってしまった。普通ならそれでも走る時間はあるが、今日は夕方床屋が来るのである。先週「そろそろ床屋へ行く」ということをホストファミリーに話すと、ナジェージュダが知り合いの床屋に電話して呼んでくれた。普通の床屋へ行くと高いのだそうだ。
 19時前頃に床屋のレーナがやって来た。髪型を説明するのは初めてなのでなかなか大変。とにかく短くしてもらえればそれでいい。ロシア風の髪型なんてあるのかなと思って聞いてみたが、そんなものは特にないとナジェージュダに笑われた。セルゲイの髪型がちょうど良い長さで、これから彼も散髪するらしいので、「セルゲイと同じくらいに」と言うと、「じゃあセルゲイの髪型を見て、気に入ったら同じようにしたらいい。」と言われ、セルゲイの散髪の様子を眺める。
 床屋が家にやってくるなんて前代未聞だから、どんな仕事をするのか興味深く観察した。すると床に何か敷くでもなく、ただ椅子を置いてそこにセルゲイを座らせ、首から下をシートで覆って髪を切り始めた。至って簡単な準備だ。切り終えると顔剃りやシャンプーはなく、本当に「カットだけ」の床屋だが、思えばそれで不十分なことはない。
 私の番になり、同じように椅子に座ってカットしてもらう。レーナは慣れた手つきでどんどん切っていき、かなり短くなっている感じがする。時々ナジェージュダが見ていろいろ話していたが、困ったことに何を言っているのかよく分からない。「この辺がいまいちだ」などと注文をつけていたようだ。本当は自分でいろいろ言えればいいが、まだそこまで説明できる力はない。
 40分ほどで一通りカットが終わり、鏡を見る。だいぶ短くなって大変結構なことだと思ったが、前髪だけ長いままだったので最後にそれを短くしてもらって終了。料金は200ルーブル。日本円で約800円。出前の方が高そうなものだが、ナジェージュダの知り合いということもあって安くしてくれたのだろう。ありがたいことである。

 ナジェージュダは、「とてもよい髪型になった」と言ってくれた。セルゲイ曰わく、「明日学校に行ったら、別のサーシャが来たと思われるんじゃないか。」だそうだ。それくらい短い髪になったわけである。これから寒い季節になるが、「すぐに長くなるから。」というナジェージュダのフォローがやけに面白く感じられた。

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2 コメント

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なんだか (goku)
2005-10-14 12:04:26
既に顔がロシア人化しとらんか???
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Unknown (komachi)
2005-10-14 19:43:43
>gokuさん

マジっすか!?

実は高校の友達にもロシア人っぽいと言われたことがあります。まあそれはそれで有難いんですけどね。それっぽい顔つきならネオナチにねらわれないですから(笑)

先日gokuさんのブログで「腹筋をせよ」との指令を頂戴して依頼、ちゃんと腹筋もやるようにしてます。とても大変ですが。今日もこれからジョギング行ってきます!
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