ロシアの北都 サンクトペテルブルク紀行

2005年秋から留学する、ロシアのサンクトペテルブルク(旧レニングラード)での毎日を記します。

Asian Russiaのロシア人

2005-12-10 22:32:24 | Weblog
Вторник 6 Декабря, 2005
У моего компьютера, который я привёз из Японии, нет русского алфавита на клавиатуре. Поэтому было неудобно писать на русском языке.
Сегодня, я решил купить наклейки на клавиатуру. Но я не знаю где можно купить их. Когда я был в книжном магазине на Литейном проспекте и искал их, один мужчина сказал мне, что он знает где можно купить. Он повёл меня в компьютерный магазин и я смог купить наклейки.
Он говорил по-японски и по-русски. Сначала я думал он японец, потому что он был похож на японеца. Но он русский из Хабаровска. Я был доволен, что купил наклейки и подружился с новым другом.

2005年12月06日
ロシア滞在97日目
【今日の写真:グランドホテル「ヨーロッパ」の前にあった氷細工。】

今日の主な動き
05:55 起床
08:49 出かける
08:56 マヤコフスカヤ駅
09:09頃 バシレオストラフスカヤ駅
09:19 学校
12:24 大学近くの文房具屋
12:45 クリーニング屋
12:54 バシレオストラフスカヤ駅前のブリーニー屋「テレモーク」
13:04 バシレオストラフスカヤ駅
13:13 ガスティニードヴォル駅
13:23頃 日本センター
14:54頃 映画館”Дом кино”「桃源郷の人々」を鑑賞
17:05頃 リテイニー通りの電気製品とCD・DVDの店
17:30頃 リテイニー通りの本屋”Дом книги”
17:54頃 ウラジーミル通りのパソコンショップ
18:30前後頃 帰宅

 今日の授業はリーディング。出席した学生はわずか3人。前にも触れたが、最近は朝暗く、寒いためか欠席する人が多すぎる。

 授業後、バシレオストラフスカヤ駅前のクリーニング屋に白い上着を出し、ブリーニー屋「テレモーク」へ向かって歩いている途中、銃声のような音がした。何事かと思って驚いたが、テレモークでりんごブリーニーを待っている最中、その音の正体が分かった。小学生くらいのこどもらが数人、やたらうるさい音のする物体をその辺りにまき散らして遊んでいた。私の隣にいたおばちゃんに、「あいつらがやってるのか?」と聞いてみると、「そうだ。フーリガンだ。」とおばちゃんも不快なようであった。
 テレモークでブリーニーを食べるときには、最近はお茶もつけるようにしている。寒いときには熱いお茶がありがたい。素手でコップを持っていると、外気に接する手の甲や指先がものすごく冷たく感じられた。

 日本センターでインターネットを利用していると、アメリカのK太からヨーロッパ旅行の概要が届いているのを見つけた。今回の旅行は彼が4人分まとめて手配してくれており、旅程も彼にお任せ。
 旅程表によると、18日にパリでK太と会い、19日にパリ留学中のIと合流してパリ市内観光。20日にイタリアへ行き、28日までナポリ、サレルノ、ローマ、ポンペイ、ピサ、フィレンツェなどイタリア諸都市を観光する。途中、23日にはチェコのM田も合流する。私以外の3人は新年を一緒に迎えるらしいが、私は一足先にドイツ、フィンランド経由でロシアへ帰国する。まだイメージがわかないが、壮大な旅行になりそうである。

 日本センターを出て映画館へ向かう途中、グランドホテル「ヨーロッパ」(これも教科書に出て来るくらい有名)の前に氷細工があり、通行人が写真を撮っていたので、私も写真を撮る。これが【今日の写真】。気温が低いから溶ける心配はなさそうで、結構なことだと思った。

 映画館からの帰り道、パソコンのキーボードに貼るキリル文字のシールを買おうと思い、売っている店を探す。
 以前のように、日本語のブログ本文の中にロシア語の単語1語や2語程度を入力するのなら、記号モードにして1つ1つ文字を選択というのでも別に不便ではなかった。が、ロシア語の日記をパソコンに入力するようになって以来、キーボードにキリル文字がないのは甚だ不便であることに気づき、早急にシールを買う必要が生じたのである。

 リテイニー通りの、デジカメや携帯電話、DVDなどを売っている店に入ってみるがシールはないと言われ、次に通りの向かい側にある本屋に行く。が、ここにもシールはないそうで、今日は諦めて帰ろうとしていたところ、若い男の人に声をかけられた。
 彼はアジア系の顔立ちだったが、上手にロシア語を話す。はじめは彼もシールを探しているのかと思い、「ここには売ってない。」と私は彼に教えたが、どうやらそうではないらしい。そのうち日本語で、「日本人ですか?」というようなことを聞かれたので、私はびっくり。私も彼に同じ質問をしたところ、彼はロシア人だという。それもペテルブルクやモスクワの出身ではなく、ハバロフスクから来たそうである。何と彼が近くにシールを売っている店を知っていて、そこまで案内してくれるという。

 通りを歩きながら、彼と話す。彼の名は「サマル」といい、今はペテルブルクで絵の勉強をしている学生。日本センターで1年間日本語の勉強もしたそうで、時々日本語でも会話をした。北海道へも行ったことがあると言っていたが、彼が行ったという町は、私が知らない地名だった。
 彼のおかげでシールを手に入れることが出来た。1枚88ルーブルと、思っていたよりは高かったが、その辺に飾るような安っぽいシールではないから、適度な値段と言うべきだろう。
 帰り道、私がロシアの携帯電話を持っていないことを話すと、(私が日本から持ってきた携帯電話の)国際ローミングは高いから、ロシアの携帯電話を買った方が良いとすすめて、携帯電話が割引になるカードをくれた。そして、ジーメンスかソニーエリクソン、またはノキアの機種が良いということまで教えてくれた。

 彼の親切は大変ありがたかった。彼はラドガ駅近くに住んでいるというので、ネフスキー大通りとの交差点で別れる。サマルに会って知ったことは、同じロシアでも、極東には日本人に似た人種の人もいるということ。
 これまでペテルブルクや周辺の町で見かけるロシア人はほとんどがスラブ系だったため、「多民族国家」という言葉に共感できずにいたが、彼に会って初めてその言葉の意味を実感できたように思う。
 サマルによると、日本からハバロフスクまでは飛行機で2時間だが、ハバロフスクからペテルブルクまでは8時間。ウラル山脈以東のロシアをかりにAsian Russiaと呼ぶとすれば、Asian Russiaの人々、殊にハバロフスクのような極東地域に住む人々にとって、距離的にかなり遠く、住んでいる民族も異なるペテルブルクは外国のように思えるかもしれない。それでも同じロシア語が通じるわけで、何だか不思議な感じがする。ロシアはこれだから面白い。
 


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (komachi)
2005-12-12 19:31:43
>tama

久しぶり!ってかブログはよく見てるけどね。



「モンゴロイドの分布域」か。面白い表現だね。それがアジアなのかな?最近どこがアジアでどこがヨーロッパなのかごちゃごちゃになってきた感じです。いちいち「この人は何人」(「なんぴと」ではなくて「なにじん」と読んでください。)って記憶することの意味があまりないような気がしてきました。



ロシア語のキーボードラベル、とても便利です。韓国語のもきっとあるんだろうね。ただしアメリカじゃなくて韓国に(笑)

韓国に知り合いがいるなら、送ってもらってもいいかもよ。でももう覚えたなら必要ないね!



旅行先、とても素敵だと思います。やっぱ新年は自分の留学先がいいよね。お互い楽しい旅行になりますように!



返信する
Unknown (tama)
2005-12-11 01:44:52
追伸:

私も明日から旅に出ます。行き先は…私のblog見て^^お互い楽しい旅になるといいね!!

KとIとYによろしく。特に連絡先知らないIとYに。おみやげもね!!(←こっちは冗談)
返信する
Unknown (tama)
2005-12-11 01:42:33
お久しぶり。期末を何とか乗り越え、昨日から冬休みに突入したtamaです。



アジアって思ってた以上に広いんだよね。モンゴロイドの分布域、っていう意味で。私が大学に入って最初に知った留学生はカザフスタン人、今年に入ってキリギス人にも会ったけど、2人とも「今までどこか出会いましたよね?」って言いたくなるくらい、友達の誰かに似てました。出身聞いてびっくりしたもん。



ところで、ロシア語のキーボードに貼るシール買ったんだね。私も韓国語のが欲しい。もうキー覚えたけど、時々彷徨ってます。…って買うべき場所はここじゃなくて、韓国か(笑)。
返信する

コメントを投稿