それ、問題です!

引退した大学教員(広島・森田信義)のつぶやきの記録

分かりにくい歌詞

2018-03-17 23:17:44 | 教育

 (近くの公園の梅)

1. よく取り上げられるロシア民謡の、下記の歌詞。
    ♪ 月曜日にお風呂を焚いて、火曜日にお風呂に入る。
 いろいろな解説(高説)を拝聴、拝読しても、やっぱりよく分からない。これほど難解な歌詞にする必要があったのかどうか。

2. 日に何度も流れたCMの歌詞
    ♪  飛行機雲の流れる青い空……
  飛行機雲は、流れるものなのか? 絶対に流れないということはない.例えば、飛行機雲に交差する形で強風が吹き荒れるような場合は、流れることもあろう(飛行機にとっては危険な状態であろう)が、一般的ではない。青空に、一直線に引かれる白い直線は、何と表現すればいいのだろうか。これは、私が悩むことではなく、印税をもらった人の考えるべきことである。

3. これまでNHKの朝ドラマはあまり見ていなかったが、今回の「わろてんか」は、芸達者な役者が多数出ていて楽しめる。毎回ドラマのテーマ・ソングの歌詞の一部に引っかかる。
    ♪ パレードは回り続ける
    パレードは回るものなのか?メリー・ゴーラウンドなら回るだろうが、パレードは、くるくる回るものではなかろう。

   「音楽は、歌詞を聴くものではない 」と言い切った歌手がいた。その心意気は頼もしいが、歌詞のある歌には、言葉はついて回る。歌に涙するのはメロディよりも歌詞によることが多いのが普通である。

 「♪ ウサギオイシ、カノヤマ…」 を聴いて、文語に慣れない者の中には、「ウサギっておいしいものなのか?」というような誤解する者もあることは聞き知っているが、これなどは致し方ない。しかし、多くの歌詞が、少なくとも同時代に生きる者(聴き手)にとっては理解しやすい、納得のいくものであって欲しい。


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