精神科医山内の心の相談室

日常の臨床経験から得た心の悩みに役にたつことをわかりやすく説明します

偽情報を削除することに反対

2024-04-29 | 日記
 「全国有志医師の会」という治験段階のワクチン接種の中止を求める医師の会があり、
そのホームページで知りました。
「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」の改定案というのが報道され
その改定案によると、「偽情報」は平時から監視され、投稿された意見や記事は削除されるとのこと。
その意見公募が現在行われているのですが、期限は5月7日まで(ゴールデンウイークまで)とのこと。
 つまり「偽情報」かどうかは国は決める、自由な意見が言えなくなる、
その改正案への意見は5月7日までという、監視社会の流れがあるということです。

 言いたいことは何を言っても良いはずです。良いか悪いかと、言葉に困る患者さんに日々出会います。
何を言ってもいいものではない、暴言というのはあります、確かにそれはあります。
しかし殆どの場合は、暴言を恐れて、言葉にしない。
  「偽情報」かどうかは、まず言ってみて、話し合いで修正が必要なら修正するのです。
そういう意見があるということを知ることが大事です。

「偽情報」だと国に決められるのは絶対反対です。
大事な情報かもしれない「偽情報」を削除されるとしたら、これは監視社会です。
 まさか、そんなことはないだろう、と思いたい監視社会の流れを危惧して
ブログに投稿します。
コメント
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