精神科医山内の心の相談室

日常の臨床経験から得た心の悩みに役にたつことをわかりやすく説明します

自由であること

2022-01-15 | 日記
自由でありたい、マスクは苦しい、
心の健康には、これが基本です。
精神科医として書きます。
感染防止ありきではないです。
感染防止ありきで、自由が抑制されたら、症状が出ます。

やはり動いたほうが良い。
家で考えてばかりは良くない、大事な人と話した方が良い。
大事な人をみつけるには考えてばかりではみつからない。
これは臨床で日々経験することから、やはり基本です。
当たり前のことと思いつつ コロナ禍では言葉を選びます。
選びますが、実際の臨床では、目の前の患者に、
やはり動いたほうが良いと話します。

新しい生活様式など定着させていけば、
心の健康はどうなるのかと大変危惧します。
規則正しい生活、昼間に張りのある活動、
昼間に自宅以外に自分の居場所があり、
好きこそ物の上手なれ、好きなことが先で、
効率が先でない、便利が先でない、
手間暇かけても良いものをつくるほうが視野は広がる、
遣り甲斐としての経験が増える。
この逆が新しい生活様式になると思うから大変危惧です。

自由でありたい。
精神分析の基本に自由連想があります。
言いたいことを言ってください、何を言ってもいいです、
そう患者さんに促しますが、
患者さんはよく、どう言えば良いか、何を言ったら良いか、と言います。
また 大事な人に、例えば夫に、どうせ言ってもと言います。
まずは気持ちを言葉にしてみましょうが、精神科医の説明です

沈黙は金 これは強迫のほうで、不健康の方向です。

コロナをそこまで恐れる必要があるのかとか、
ワクチンを若者や妊婦に打っても良いのかという意見は確実にあって
それを正しいと言える立場に私はないのですが、
精神科医としては、そういう意見も自由に言っていいではないか、を言いたい

またこれだけコロナが長引けば、
そこまで恐れるのかとみたほうが、良いことが増えるのではと思う。
外出制限、面会禁止、人と人との距離、リモート活用、デジタル化、
それが当たり前になって良いことないはずと思う。
精神科臨床では、まだ明らかな影響は出ていない。
マスクして表情がみえない、ただでさえ発音の悪い私の言葉が聞き取りにくいはあるが、
それが明らかに治療にマイナスかの証拠は難しい。
元々精神科はエビデンスをいうのが難しい科です。
私の師と仰ぐ先生に教育を受けたとき、よく当たり前だろう、と言われた。
シンプル、イズ、ベストだと。
今、その言葉を使おう、当たり前ではないですか。
マスクしないで(今はできないが、いつかはできる)対面で面接をする。
人と出会いを大事にする、当たり前です。
間違えているかもしれない、
でも、そう思っていることを自由に言いたい。

今年の正月、ある新聞の一面に、自由は2の次、という文章があり
ずっとひっかかっています。
コロナ禍では、強権が必要、自由は2の次というのでしょうか
精神科は政治に関わるものでないと、教わってきましたが、
治療で、自由であるように、と援助する立場から、
自由が基本で、一番大事と書きます。

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