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~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

9日目 フィデンツァ~メデザーノ(Fidenza~Medesano) 10/7

2018年12月06日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
お祭りのフィデンツァ。もうちょっと見たかったなぁと後ろ髪を引かれながら後にしました。


今日は日曜日。フィデンツァを出てほどなく小さな教会でのミサにあずかりました。


こまめに休憩を取って、その度にりんごを齧ったり、パンを食べたり。


起伏があり、歩くのきついし暑いけど景色は綺麗です。




途中でペットボトルの水がなくなりました。やっと出会った民家で「水をいただけませんか」とお願いしたのですが、2階から顔を出した女性にイタリア語で何か言われて「アリヴェデルチ(さようなら)」って窓を閉められました。
がっかりしてトボトボ歩きます。


やっと下の方に町が見えて来た所で、庭で農作業をしていた男性に水が欲しいとお願いすると彼は家に向かって大声で何か叫びました。すると窓から冷たい大きなペットボトルの水が飛んで来て、彼はそれをキャッチ!日常のことなのかなぁ。
彼はそれを持って行けとくれました。優しさがありがたい!けど重いよ(^^)

坂を下り、バルがないかと期待しながら町にさしかかりました。
公園で一休み。そこで公園で遊ぶファミリーに巡礼宿(教会に付属)の事を尋ねたら、私たちを2台の車でメデザーノの町まで連れて行ってくれました。
今日もまた人に助けられました。

宿の予約はいつも片言の英語で電話。あるいはメール。頼める人がいる時はイタリア語を話せる人に頼んで予約をとってもらっていました。
でも次の予定地メデザーノの巡礼宿は電話は出ないし、メールの返事もありません。予約なしのまま向かっていたので心配だったのです。
ドン・ボスコ教会の横に建つ巡礼宿はすぐにみつかりました。でも鍵がかかっています。呼び鈴を押しても応答なし。
かなりの時間、宿の前で待ちました。小学校高学年くらいの女の子に「ここに泊まりたいんだけど閉まっているの。ここの人知らない?」と声を掛けると、裏の広場で遊んでいた友達を巻き込んで、自分の家に電話をしたりして助けてくれようとしてくれましたが、いかんせん子どもです。次の大きな町に移動しようにも、日曜日でバスがないと言います。
日が暮れそうだし、困った~。。
男たちがお酒を飲んでたむろしていたバルに、他に泊まるところがないか聞きに行きました。と言ってもみんなイタリア語しか話せないんです。会話にならない。大変!
教えてくれたホテル、ひどかったけどそこしかないみたいだし仕方がありません。
最初15ユーロと言われたのに、いざ支払いの時に35ユーロ請求されて、「さっき15ユーロと言われた」と交渉するも「何か問題ある?」と押し切られて汚いホテルに泊まりました。

翌日は標識のない河川敷を歩くことを避けるためにフェルノボまでバスに乗る予定。バス停を探しがてら小さな町を散策。淋しい所にあるバルでカルボナーラをいただく。
イタリアで2度目のカルボナーラ。2度とも卵が固まっているの。カルボナーラってほんとはこういうのなの?

今日の歩き 約16km