暮らし研究家『暮らし家』の古民家・田舎生活

豊かな暮らしってなんだろう。モノではない「何か」。残し、守り、伝えたいモノや事柄を岡山県西粟倉村から発信します。

会陽。

2014年02月08日 | 2014年
昨日、岩倉寺の会陽に行ってきました。
厳寒の2月、ふんどし姿の男衆が「宝木(シンギ)」を取り合うお祭り。

ケータイのカメラでは暗がりを上手に撮れなくて写真はほかから拝借しました。

岡山県下で「会陽」が行われているのは4箇所で、岩倉寺会陽はその四つの中のひとつ。
一番有名なのは西大寺の会陽、別名裸祭り。日本三大奇祭のひとつですが、これは知っている人も多いかな。


宝木投げの前にふんどし姿の男たちは滝にうたれ、身を清めたのちに本殿へ。
ちらちらとみぞれまじりの雪が降る中、湯気をたてながら宝木を目指す群衆…。



…とはいっても西大寺のように人数がいるわけではなく、だいたい100人くらいかなー。
暗がりの中ごにょごにょ動いていて、2本ある宝木はいつの間にか持ち出されていていつの間にか終了…。
だいたいチームを組んで団体で参加するらしいのですが、チームワークがモノをいうらしいです。
もっと「取ったどー!」的なのを想像していただけに、ん?もう終わり?あれあれ??って感じでした(笑)。
「取ったどー!」なんてしていたら簡単に奪われるんですって。力技と言うより頭脳プレーなんですね。
こそこそ~っと抜け出ていた2人組、あれが宝木を取っていってたんだなぁ、と気がついたのはずいぶん後でした





でも、貴重なものを見ることができ、大満足。

福餅もこんなにゲトしたしね。
陽(春)に会う、陽春を迎えるという意味があるとされる『会陽』。
こいつぁ~春から縁起がいいねぇ








立春 第二候 黄鶯 うぐいすなく

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